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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/18) 僕の生きる道(7)  2003/02/26


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/18 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 僕の生きる道
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 中村秀雄(草なぎ剛)
     秋本みどり(矢田亜希子 )
     久保勝(谷原章介 )
     古田進助(浅野和之)
     太田麗子(森下愛子)
 金田勉三(小日向文世)
     秋元隆行(大杉漣)
脚  本 橋部敦子

あらすじ  秋本みどり(矢田亜希子)は学校を休んだ。
 太田麗子(森下愛子)が中村秀雄(草なぎ剛)に「みどり先生、風
邪でもひいたのかな」と聞くと、秀雄は「病気のこと話しましたから」
と言った。

 みどりは秀雄の主治医である金田勉三(小日向文世)のもとを訪れ
ていた。金田はみどりに病気のことを話した。「彼は今どんな気持ち
でいるんでしょうか」と聞くみどりに、金田は「中村さんの苦しみは、
中村さんにしか解りません。彼の痛みをあなたが理解することは無理
なんです」と答えた。みどりは「私に出来ることって何ですか」と聞
くと金田は「彼の話し相手になってください。辛いときに辛いって言
える相手になってあげてください」と言った。

 夜、秀雄が帰宅するとドアの前でみどりが待っていた。秀雄はみど
りに「みどり先生にはもっと早く事実を話すべきでした。病気を初め
て知った時、信じられませんでした。やけになったりもしました。け
ど、今は自分の運命を受け入れています。みどり先生と過ごした時間
は大切なものになりました」と言った。
 みどりは、何か別れ話みたいに聞こえる。と言うと秀雄は、別れ話
ですと答える。みどりは「私のこと嫌いになったんですか?」と聞く
と秀雄は「僕は長くは生きられないんですよ」と答える。みどりは
「別れる理由になっていない。私は中村先生のそばにいたい」と言う。
秀雄は「これから、もっと体調が悪くなり自制もきかなくなる。そう
したら、みどり先生は大変なエネルギーを使う。それって自分を犠牲
にすることだと思う」と言う。みどりは「違います。私はそういう風
に思わない」というが、秀雄は「自分の為に言っている。僕が辛いん
です。みどり先生に無理をさせているんではないかと思うと、僕が辛
いんです。僕が苦しくなるんです」と言った。

 『僕は願う。みどり先生が幸せになってくれることを』

 次の日、模試の成績を配る。吉田は成績が悪く落ち込む。

 久保勝(谷原章介)は屋上にみどりを呼び出し、本当に自分にはチ
ャンスがないのか聞く。みどりは、「私には好きな人がいます」と答
える。久保が「中村先生?」と聞くと「ハイ」と答える。

 吉田との面談、模試の結果を気にすることないと言う。吉田は体調
が悪かっただけ、次回はトップを取るし志望校も変更しないと答える。

 職員室に戻ると久保が文部科学省の仕事をしていた。秀雄はそれを
みて「羨ましい」と言った。久保は「本当は優越感に浸ってるんじゃ
ないの」と言った。秀雄は驚いた様子。そこへ麗子が戻ってきた。秀
雄は先に帰り、麗子は久保に「あんたらしくない」と言った。久保は
「中村先生は内心、俺のこと笑ってる」と言った。麗子は「わらって
ない」と言い切った。

 病院で秀雄は金田に、みどりに病気のことを話したと言った。金田
は自分が辛い時に話が出来る相手ができたと喜んだが、秀雄は誰かに
自分の辛さを話すつもりは無いと言った。

 夜、バーで麗子は久保に秀雄の病気のことを話した。久保は最初信
じなかったが、最近の秀雄の態度から本当のことだと気づいた。麗子
は秀雄とみどりのことをそっとして欲しいとお願いした。

 みどりは自宅で母親の写真を見ていた。そこへ父親で理事長の秋元
隆行(大杉漣)が帰ってきた。みどりは「お母さんと結婚してよかっ
た?」と隆行に聞いた。どうしてそんなことを聞くのかと隆行が聞く
と、「お母さんこんなに早く死んじゃうとは思わなかったでしょ。」
とみどりはと言う。
 隆行は「死ぬと解っていたら、もっと色々なことしてあげたかった
んだけど」と言った。
 みどりは「なのをしてあげたかった?」と聞くと隆行は「特別なこ
とってより、当たり前のことかなぁ。例えば作ってくれた料理が美味
しかったら、笑顔で美味しいって言ってあげることかな。」と答えた。

 次の日、みどりは秀雄に食事に誘った。だが、秀雄は断った。

 隆行は、みどりの結婚相手が中村先生だと教頭に話をした。教頭は
驚いた。

 久保は秀雄に話があると言った。「俺に出来ることがあったら何で
も言ってくれ」と久保は言ったが秀雄は「今までと同じように接して
欲しい」と頼んだ。秀雄は久保に「久保先生だったら彼女のことどう
します?」と質問をした。久保は「俺なら彼女と別れる。それが彼女
の為だと思うから」と答えると、秀雄は「久保先生と同じです。現に
別れましたから」と言った。

 同じ頃、みどりと麗子は一緒に帰りながら話をしていた。みどりは
麗子に秀雄に振られたことを言った。そして、麗子ならどうするか?
と相談した。

 秀雄は週末、実家に帰ると母親に電話をした。

 実家に帰る途中、思い出の教会へ寄った。中に入ると、みどりが座
っていて、秀雄は戸惑った。みどりは「私、田舎って好きなんですよ
ね」と言い、秀雄と一緒に歩き始めた。色々な道を楽しみながら、み
どりは歩いた。時間が経ち、みどりは「じゃぁ。帰ります」と言った。
秀雄は「僕の気持ちを揺さぶるようなことはやめてください」と言っ
た。みどりは「今日は今日だけの為に過ごしたいんです。中村先生と
一緒に」と答えた。だが秀雄は「それは無理です」と答えた。
 そこへ秀雄の母親の中村佳代子(山本道子)が通りかかった。佳代
子は、みどりを婚約者だと勘違いしてしまった。そして、みどりは秀
雄の家に一緒に行くことになった。どうすれば良いか戸惑うみどりだ
が、秀雄はこのままで居てくださいと、みどりに言った。

 バーでは、久保が麗子を呼んで飲んでいた。久保は麗子に「俺って
人生投げてたんだよ」と話始めた。久保は「秀雄のこと聞いた時、み
どりが自分の物になるんじゃないかと思った。俺は最低だ」と言った。
麗子はそんな久保をみて「あんた、今まで一番かっこよくみえる」と
言った。

 秀雄の実家では、みどりと佳代子が布団の準備をしていた。そして
佳代子は大切な形見である真珠のネックレスをみどりに渡した。みど
りは「いただけません」と断った。佳代子は、いつか秀雄が大切な人
を連れてきた時に渡そうと思っていたと言った。

 夜中、秀雄は眠れずに布団から出た。佳代子は「どうしたの?」と
起きてきた。そして肩でも揉んで欲しいと秀雄に言った。佳代子は、
みどりのことを誉めた。秀雄は病気のことを言おうとしたが言えず
「父さんと結婚してよかったか」と聞いた。佳代子は「どうだったか
ねぇ。本当はとっても気が小さい人だったんだよ。いつだって自分の
ことしか考えてなかったから。」と言った。秀雄は「父さんは母さん
に甘えてたんだよ」と言うと「秀雄も父さんみたくなるのかな」と言
った。秀雄は「ならないよ。僕は迷惑なんかかけたりしない。甘えた
り我侭は言わない」と言った。

 翌日、佳代子は秀雄に電車代、みどりにお土産を渡した。秀雄とみ
どりが歩きだすと、佳代子はみどりを呼びとめ「秀雄のことを宜しく
お願いします」と頭を下げた。みどりは「はい」と答えた。帰り道、
みどりは秀雄の手を握った。「少しだけ、このままで居てください」
と言った。

 秀雄は直接病院へ行った。金田に実家での話をした。秀雄は「母親
が結婚すると思って喜んでいたことを参った」と言った。金田は「い
っそうのこと結婚しちゃえば」と言った。そしてある人が言っていた
言葉「たとえ明日。世界が滅亡しようとも。今日私はリンゴの木を植
える」を秀雄に教えた。

 自宅へ帰ると久保が待っていた。久保は「訂正したいことがある」
と言い、彼女の為を思って別れるって言ったけど、それは格好付けだ
と思う。やっぱり俺なら別れない。俺なら絶対に別れたくない」と言
った。

 その頃、みどりは佳代子からもらったお土産を開けていた。そのお
土産の中に、受け取れなかった真珠のネックレスが入っていた。隆行
がみどりに話しかけているが、みどりの耳には届いていない。みどり
は真珠のネックレスを見つめていた。

 秀雄は部屋で佳代子がくれた電車代の封筒を開けた。そこには手紙
が入っていた。「秀雄へ誰かに甘えられたり、頼られたりすることで
幸せになれることもあるんだからね」と書いてあった。

 翌日。秀雄は、みどりを呼び出した。
 秀雄は「母に会いに行った帰り道のこと覚えてますか?みどり先生
は僕のてを握ってくれました。正直言って心が安らぎました。僕は自
分の運命を受け入れたと言いましたけど、やっぱり怖いです。急にた
まらなく怖くなったりします。これから先、もっと辛くなったり、も
っと苦しくなったりするかもしれません。みどり先生、ずっと僕のそ
ばに居てくれませんか。僕と結婚してください」とプロポーズをした。
みどりはにっこり笑い「はい」と答えた。

 秀雄の部屋で、みどりは佳代子からもらった真珠のネックレスを着
けた。
 秀雄は、佳代子に電話をした。
 「母さん。僕、みどり先生と結婚するよ。プロポーズしてOKもらっ
たんだ」と報告をする。そして「母さん。ごめんね」と謝った。「ど
うして謝るの?」と佳代子が聞くと、秀雄は言葉を詰まらせた、みど
りはそっと秀雄の手を握った。そして「父さんに会ったら、伝えてお
くよ。父さんは母さんに甘えてばかりで我侭だったけど、母さんは幸
せだったって。。。。僕、母さんより先に父さんに会うことになりそ
うだから。母さん、実は僕・・・・・・」母は泣きながら秀雄の話を
聞き、みどりは秀雄の手を両手で握りしめた。

 『僕たちは誓った。二人で幸せになることを。たとえ明日、世界が
滅亡しようとも、今日、僕たちは幸せに生きることを』


寸  評  秀雄は何度も迷いながら自分の道を1歩1歩進んでいる様子がとて
も伝わってきます。ほんの少しの表情で、その人の気持ちを伝えるっ
てとても難しいことだと思いますが、このドラマをみて、本当にそれ
が伝わってきます。久しぶりに泣けました。

執 筆 者 西脇(chie_yaen@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 HPに草なぎ君のインタビュー記事が載っていました。秀雄を演じるために努
力したことや、印象に残ったセリフのことなど色々書いてあります。興味のあ
る方、是非見てみてはいかがですかぁ。(西脇)

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