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タイトル:【株式情報局ニュース】 2003/02/26大引け  2003/02/26


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株式情報局
2003/02/26大引け

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◆ホクト(1379)
2,030 -45 -2.17% 
手仕舞い売りに押される。好内容だが押し目買いのきっかけもつかみにくい銘柄。今
期は知名度上昇のために宣伝費増加、増益率は鈍るものの連続最高益更新予想。


◆三井松島(1518)
129 +12 +10.26% 
ネット系を中心とした短期資金の売り買いが主体だが依然として、取組みが拮抗して
いるために底固く、空売りの買戻しや、新規買いが入りやすい状況の。売りから入っ
た自己売買部門の買戻しの動きがあるようだとの声があった。


◆キーイング(1757)
50 +2 +4.17% 
寄付きは51円と寄り付いたが、ネット系目先筋の売物をこなし一時昨日の高値55円を
抜く。額面割れは流石に売られすぎ、時間はかかるが割安感は強いとの声。



平安レイサービス(2344)   810   +15 +1.89% 
スパークス・アセ(8739)1,030,000 +80,000 +8.42% 
両社は昨日25日に今2003年3月期末割り当てで1対2の株式分割を実施すると発表。株
式分割で株価水準が引き下がることにより、先行きの流動性が向上するとの観点から
買いが先行。



シーフォーテクノロジ(2355)180,000 --- 0.00% 
フォーカスシステムズ(4662)  985 -13 -1.30% 
東証マザーズに25日に上場し、買い気配のまま終了したシーフォーテクノロジーは、
上場2日目のこの日、15万円で売買が成立。公募価格5万5000円からの上昇率は2.7倍
。親会社のフォーカスシステムズもしっかり。


◆ITX(2725)
67,000 -8,000 -10.67% 
一時ストップ安。投資関連の収益が落ち込んだうえ、株式評価損を特別損失に計上し
た結果、今期の連結最終損益が269億円の赤字に転落する見通しを発表、収益悪化が
懸念された。同社はITとライフサイエンスの投資育成会社。


◆フジオフードシステム(2752)
176,000 -20,000 -10.20% 
今期の見通しに失望感が生じる。前日に決算を発表、02年12月期は大幅な増収増益と
なった。ただ、前期実績は会社側の予想通りでサプライズはないほか、今期の会社計
画は前期に比べて大幅に伸びが鈍化する見通し。ベンチャーリンクの出店見直し策に
よる影響とも。


◆BSL(3113)
48 +7 +17.07% 
バイオベンチャーの子会社の材料が依然、材料視されているようで、売り込まれると
買いが入りやすい。


◆CSI(4320)
153,000 +10,000 +6.99% 
昨日は安値14万3000円とチャート上で大底圏まで売り込まれ、さすがに本日は打診買
いが先行。2月初旬に今2003年第1四半期業績を発表。売上高は前年同期比約3倍と急
増したものの、経常損益は1億7000万円強の損失となった。赤字決算と見て売り急い
だ投資家がいたようで、その後の株価は下げ基調となっていた。もっとも、期末に売
上が集中する同社の場合、これまでも第1四半期は赤字。今回の数字も「売上、損益
ともに計画通り。電子カルテは順調に拡大中」。


◆ラック(4359)
186,000 +14,000 +8.14% 
サイバーテロやインターネット上の犯罪行為防止のためソフトバンクBBと業務提携
。株価は底這いが続いており、好材料に素直に反応。


◆花王(4452)
2,460 +20 +0.82% 
体に体脂肪が付きにくいとされる食用油「エコナ」の好調や海外事業の収益力向上で
今後も安定的に収益を拡大できるとの期待が広がった。今期の連結業績が会社側の予
想を上回るとの一部報道も株価を下支えした。


◆オリエンタルランド(4661)
6,120 -30 -0.49% 
5営業日続落。ドイツ証では、入園者数の不振を背景に投資判断を「Buy」から「Hol
d」に引き下げた。今期の想定以上の入園者数の落ち込みと、来期の伸び鈍化により
下落するリスクがあると判断し、目標株価も8700円から5500円に引き下げた。


◆BML(4694)
1,561 -29 -1.82% 
上場来安値更新。足元の業績に対する警戒感から積極的な買いが手控えられる中で小
口の見切り売りが継続し、株価を少しずつ押し下げている格好。大塚製薬の臨床検査
事業を買収したことに伴うのれん代の償却費用などが響いて9月中間決算段階では3月
通期の業績予想を下方修正したが、市場の一部では最終的に連結純利益13億7000万円
(前期比21%減)という予想数値が未達に終わる可能性も指摘されており、買いを手控
えるムードが強まる。会社側では「現時点でとくに業績修正などの予定はない」。


◆サイバード(4823)
285,000 +7,000 +2.52% 
8日ぶりに反発、一時ストップ高。第3四半期決算の内容などが嫌気され、7日続落だ
ったが、本日は野村の「2」から「1」格上げなどをきっかけに反発る。野村では、業
績に不安はなく株価は過剰反応、バリュエーションによる株式価値は50万円程度とし
ている。


◆ブリヂストン(5108)
1,299 -32 -2.40% 
1月17日以来の安値更新。前期98%増益が今期は15%減益予想に。為替の影響が減益の
主要因だが、直近決算発表をした住友ゴム(5110)の業績続伸見通しに対して見劣りす
る内容。


◆石塚硝子(5204)
151 -17 -10.12% 
この日に発表した今3月期の決算予想で下方修正した事が要因。今3月期決算予想は売
上450億円(前予想453億円)、経常益1.5億円(前予想4億円)、利益0.5億円(前予想2.5
億円)、配当無配(前予想4円)。


◆三和シヤッター(5929)
400 +17 +4.44% 
7日に業績修正、米国子会社の営業権減損計上で最終損益を44億円→▼30億円とした
。ただし事前に下方修正観測はあり悪材料出尽くし感、むしろ本業で米国の建設需要
好調や首都圏再開発関連を受けた増収益に注目が集まっている。


◆日立建機(6305)
561 +11 +2.00% 
一時前日比16円高の566円まで上昇。同社は前日25日、2003年3月期の連結最終損益が
40億円の黒字(前期は176億円の赤字)になる見通しを発表。従来予想は30億円の黒字
だったため、業績予想の上方修正発表をうけて、見直し買いが先行。


◆高砂電器産業(6423)
787 +46 +6.21% 
前日に発表された前2002年12月期連結経常利益(6ヶ月の変則決算)は1億4400万円の低
水準となったものの、今2003年12月期経常利益の見通しとして46億円(2002年6月期1
4億円)、1株利益145円が示され、好感買いが入っている。今年1月に合併した子会社
クリエイションカードの営業網を活用してパチスロ機、パチンコ機の拡販を図る。


◆日本精工(6471)
336 -2 -0.59% 
NSSBでは投資評価「1H」継続、ターゲットプライスを405円から445円に引き上
げた。中期事業計画はやや楽観的に考えるものの、責任の所在を明らかにしたことは
高く評価できると判断。


◆NTN(6472)
477 --- 0.00% 
野村では25日付けレポートでレーティング「1」を継続しているようである。売上が
大きく伸びないという前提でも、コスト削減により、2004年3月期は大幅な増益とな
る見通しなどを要因としている。


◆神鋼電機(6507)
198 +5 +2.59% 
一時200円回復。シールプリント機大手6社から、「昇華型カラープリンター」を大量
受注したことを明らかにしている。6社への合計納入台数は5000台、総額10億円程度



◆シャープ(6753)
1,278 -1 -0.08% 
今秋をめどに携帯電話向けなどに需要が拡大するフラッシュメモリーと撮像素子のC
CD/CMOSイメージャーの生産能力を拡大すると発表。フラッシュの売上高は0
2年度見込みが840億円、03年度は1000億円以上を目指す。


◆クラリオン(6796)
185 +6 +3.35% 
昨日は193円と東証1部で唯一の高値更新。昨日発表の東証信用残は売り残1287.7万株
、買い残909.9万株と依然高水準。外資系の実弾買いに需給面で安心感が強い。


◆ティアック(6803)
122 -15 -10.95% 
昨日業績予想の下方修正を発表しており、嫌気材料。今期経常損益は従来予想の2億
円の赤字から30億円の赤字に転落。配当も無配に転落へ。業績回復の手掛かり見えず
、見切り売りに押される。


◆レーザーテック(6920)
2,420 +120 +5.22% 
24日に中間決算を発表、通期予想を下方修正したことから、前日は急落していた。な
お、本日はドイツ証券による目標株価の引き上げが観測される。同社の技術的優位性
や市場の成長性についての見方に変更はないとして、投資判断「Buy」を継続、目標
株価については従来の4500円から5200円に引き上げた。


◆カシオ計算機(6952)
665 +8 +1.22% 
同社とアルプス(6770)は、指紋認証装置の開発・量産で提携したと報じられている。
携帯電話機など携帯情報端末に組み込め、鮮明な指紋が採取できる。


◆三菱重工業(7011)322 -1 -0.31% 
石川島播磨重工業(7013)120 -1 -0.83% 
この両銘柄は前日の全面安商状の中でも小幅上昇して取引を終えており、この日も続
伸となる。国連安保理などを舞台にしたイラク情勢の一段の緊迫化に加え、前日には
北朝鮮による地対艦ミサイル発射の事実が明らかになったことで国内外ともに軍事的
緊張感が高まっており、「株式市場でも軍需・防衛関連の銘柄を見直す動きが台頭し
ている」(国内証券)。全般相場の手詰まり感が強く、積極的な手掛かり材料が乏しい
こともこれらの銘柄への資金流入を促す要因になる。


◆ニッチツ(7021)
102 -36 -26.09% 
一時ストップ安。松井の売りが突出している。明日が信用の高値期日となっており、
信用で買っていた向きの見切り売りと観測される。同時期には特定筋の介入観測など
をはやして出来高も急増していた。


◆カッパ・クリエイト(7421)
5,710 -40 -0.70% 
家族亭(9931)の第三者割当増資を引き受け、家族亭の筆頭株主になると発表している
が、特に目立った反応は見られていない。なお、大和では、提携の評価は中立として
、投資判断「1」を継続する方針の。


◆共信テクノソニック(7574)
465 +15 +3.33% 
昨日は今3月期業績予想の下方修正を受け急落したが、同時に中期計画も発表してお
り、本日は来期の業績急回復予想を手掛かりに突っ込み買いが入り始めている。今期
の業績悪化は単価ダウンという外部環境の影響はあるものの、主因は営業力強化のた
めの先行負担の増加とみられる。来期の売上高は今期推定比15%増の1250億円、経常
利益は同4倍の12億円、1株利益は83円の予想。


◆クボテック(7709)
238,000 -40,000 -14.39% 
この日、東証マザーズから1部に市場変更し、25日終値27万8000円より4万円安い23万
8000円で売買が成立。東証一部上場が発表された今月3日以降、前日終値までですで
に4割近く上昇しており、短期筋の中には利益確定を急ぐ動きもある。


◆総合商研(7850)
350 -180 -33.96% 
業績予想の大幅な下方修正が嫌気される。商業印刷事業の計画未達や販管費負担増な
どが響き、1月中間期は赤字転落、7月通期に関しても大幅な減益となる見通し。なお
、当日の基準値から30%以上変動したことから、「ブレイクポイント」が発動される



◆セガ(7964)
675 +35 +5.47% 
朝方は620円あって最安値更新。外資の見切り売り圧力に晒されていたが、昨日UB
S(5108)とFボスの買い手口が見えたことから目先売り一巡感が出てきた。


◆すかいらーく(8180)
1,484 +52 +3.63% 
本日12月期決算を発表予定。すでに投資損失計上により前12月期は最終赤字決算に修
正している。同時に今後の経営資源集中と創業者一族の取締役辞任を発表。


◆丸井(8252)
969 -21 -2.12% 
小売りセクターでは勝ち組イメージ。逆に地合い悪により換金売りにじりじり押され
る。1月の商業販売統計速報では小売業販売額は前年同月比2.2%減、22カ月連続で減
少。


◆銀行株
みずほ (8305) 100,000 -7,000 -6.54% 
三菱東京(8306) 539,000 +5,000 +0.94% 
三井住友(8316) 287,000 -13,000 -4.33% 
HSBCが優先株を普通株に転換するまでの間のヘッジ売りが、ある一定以上の値よ
り下がると強まると書いたレポートが出回りいっそう売り圧力が強まる。転換価格の
上限と下限の丁度中間までがヘッジ売りの目安の価格になる。
三菱東京は、9日ぶり反発。25日移動平均線との急乖離で公的年金買い警戒も。28日
以降に増資条件決定見通しで先回り売り・増資株での返却戦略はそろそろ一巡へ。
みずほは、一時、9万98600円まで下落し、1月15日以来の10万円割れ。優先株発行や
グループ再編に伴って株価指数に関連した思惑などから売られ大幅に下落。ハウステ
ンボスが会社更生法の適用を申請したことに伴って、同社に対する債権1023億2700万
円について取立不能および取立遅延のおそれが生じたと発表。今期の業績予想に影響
はないとしている。買い手口はコメルツ、大和Sとショートカバーと年金系の手口。
昨日に引き続きGSの売りが続き、この日は2万7千株ほど売り、NSも3万株ウリを
叩きつけて来ている。


◆福岡銀行(8326)
479 +21 +4.59% 
4日ぶりに反発。メリルの手口が目立っている。ほか、横浜銀などもメリルの買いで
上昇、静岡銀行などもしっかりで、有力地銀の堅調な動きが目立っている。大手都銀
の株価が神経質な動きを続けており、地銀株にシフトの動きとも観測される。


◆洸陽フューチャーズ(8737)
343 --- 0.00% 
大証2部に新規上場。初値は350円と、公募価格320円を9.4%上回った。主幹事は大和
証券エスエムビーシー。


◆スパークス・アセット・マネジメント投信(8739)
1,030,000 +80,000 +8.42% 
1:2の株式分割が買い材料視される。01年12月の上場初日に付けた分割修正後の上場
来安値84万円に接近しつつあることから、リバウンドムードが一気に高まっている。


◆サンシティ(8910)
290,000 +65,000 +28.89% 
後場に入り急騰。決算発表と配当予想が材料視される。後場に入り決算を発表、02年
12月期は設立以来11期連続の増収増益を達成、03年12月期については大幅な増収増益
を計画している。また、02年12月期末の配当予想を年5000円から1万円に上方修正、
03年12月期末は年15000円を予想。前日の終値ベースで算出すると、今期の配当利回
りは6.67%に達する。


◆川崎汽船(9107)
251 +2 +0.80% 
UFJつばさではレーティング「A」として新規カバレッジを開始した。コンテナ部
門の比率が海運3社の中で最も高く、20フィートコンテナ当り250ドルの値上げで130
億円の収益押し上げ効果があるとみている。


◆日本テレビ(9404)
13,960 -910 -6.12% 
野村や大和SMなどの売り手口が上位。野村では昨日レポートを発表、最終損益の下
方修正を行っている。新社屋関連費用や株式評価損の発生見込みなどで今期の純利益
を230億円から195億円に減額している。


◆東京電力(9501)
2,310 +35 +1.54% 
同社がこの日に原子炉2基の補修が終わり稼動できる状態になると報道された事が好
感される。従来は全部稼動不能と言う状況だった。


◆東京ガス(9531)
357 -2 -0.56% 
大和総研では、レーティング「1」を継続。今期の会社側の業績予想は上ぶれの可能
性が高く、会社側より強めのDIR予想の達成も十分に可能と判断。


◆松竹(9601)
613 +6 +0.99% 
5営業日ぶり反発。UFJつばさではレーティング「A」を継続。今回の業績修正は
ネガティブに捉える必要はなく、リストラ合理化の最終局面を意味する内容と判断し
ている。


◆東宝(9602)
1,101 +1 +0.09% 
ヴァージン・シネマ・ジャパンを100億円で買収すると発表。三菱証では、かつてな
い積極投資とし、経営の変化に注目。株価は割安圏にあると判断している。尚レーテ
ィングは付与していない。


◆修学社(9634)
300 -60 -16.67% 
キーイングの暴落で名前が出た投資グループが同社株も大量に保有している事から、
連想で売られている。一時期は、ウィンの傘下入りと騒がれたが、現在は特に目立っ
た動きは無く、大口株主の売りの需給悪化により売られているとの話が有った。


◆住商情報システム(9719)
2,815 -35 -1.23% 
もみ合い。コメルツでは、投資判断を「BUY」から「HOLD」に変更し、目標株
価を5500円から2900円に引下げた。中長期的に投資妙味のある会社との見方は変えて
いない。



コナミ    (9766) 2,435 +65 +2.74% 
コナミ東京  (4780) 1,540 +200 +14.93% 
コナミ大阪  (4729) 1,080 +107 +11.00% 
コナミJPN (4338) 1,550 +130 +9.15% 
コナミスポーツ(4643) 1,363 +46 +3.49% 
コナミ東京はストップ高。昨日、コナミ東京が上方修正と増配を発表。2003年3月期
の経常利益、前回予想を12億5000万円上回り、前期比2.3倍の43億円になる見通し。
期末配当金を前回予想の49円から36円50銭増配し、85円50銭(前期は32円50銭)とする
。前日終値で配当利回りは6%台になる。





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◆指標
日経平均株価 8,357 -43 
大証225先物 8,380 +30 
TOPIX 818 -1 
日経JASDAQ平均 992 -3 


外国証券、売り2550万株、買い1570万株、差引き980万株の売越し。
売越しは3日連続。
前場成行き注文、売り1780万株、買い1680万株、差引き100万株の売越し。
昼休みバスケット取引、約419億円が成立。
後場成行き注文、買い720万株、売り950万株、差引き230万株の売越し。




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●溝口財務官は、「最近の為替の動きは急激で適切でない。市場の行き過ぎをよく注
視している」と述べた。
きのうの為替市場で介入したかどうかについてはノーコメントとした。
為替について、「最近の動きは急だと思っている。ドル円でみると、先週月曜日には
1ドル=121円程度であったものが、前日には117円と4円近い円高になる。やや急なの
で、こうした動きは適切ではない。市場の行き過ぎをチェックしていく方針で、よく
市場をみている」と述べた。
前日の海外市場で為替介入を行ったか、との質問に対しては、ノーコメントとした。



●日米両政府は、ワシントンで日米規制改革協議の電気通信分野会合を開いた。総務
省がNTT東西地域会社が通信回線を他社に貸し出す際の回線接続料の値上げを認め
る方針を示していることについて、米国側が反発、再考するように求めた。NTTの
回線接続料をめぐっては、米国が再三にわたり引き下げを要求してきた。




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■竹中平蔵経済財政・金融担当相
次期日銀総裁に内定している前副総裁の福井俊彦氏がインタビューなどで、量的緩和
により新たな世界が手品のように開けるというのは幻想だと述べていることについて
、「それはまあその通りだと思う。マネーサプライを増やすことは必要だが、それが
マジックのように今の困難な問題を解決するものでは決してない」と述べた。自由党
の中塚一宏氏への答弁。
そのうえで同相は、「だからこそ政府は政府として4本柱の構造改革を進める。しか
しやはりマネーサプライが増えるという状況を作るということは一方で貨幣面で必要
なので、そういった形での政策が取られるということを、われわれとしては期待する
」と語り、構造改革と金融緩和の一体的な対応が必要との見解を示した。



■伊藤達也・金融担当副大臣
株式市場が不安定になっていることについて「今は国際情勢が極めて不透明になって
おり、特別なコメントはできないが、市場の動向には十分注視している」と述べた。
特に、銀行株の動向に関しては「それぞれの銀行は前向きな努力をしているところな
ので、それが今後、市場で評価してもらえるよう期待している」と語った。
一方、公認会計士協会が、銀行の自己資本の繰延税金資産に対する監査を今3月期決
算から厳格化する方針を決めたことについては「会計基準の実務指針にのっとって、
規定どおり厳格に運用し、決算における繰延税金資産の監査をしっかりしてほしい」
との見解を示した。
監査の厳格化にあたっては資産査定へのDCF導入や金融庁の特別検査が、監査での
「非経常的要因」と認められるかどうかが大きな焦点。それによって、繰延税金資産
への課税所得見込み額の繰入期間が決まってくるためだ。
ただ、伊藤副大臣は「個々の銀行によって事情が違うので、それを踏まえて監査法人
が適切に判断する」としており、繰延税金資産の計上期間はあくまで個別判断が基本
、との見解を示した。
また、税効果会計の見直しにあたっては税制の見直しも課題。
金融庁は
1)貸倒引当金に対する無税償却制度の導入、
2)欠損金の繰越控除期間延長、
3)繰戻還付金の凍結解除--の優遇措置を要望しているが、実質的な検討は進んでいな
い。
副大臣は「国会でもさまざまな議論があることを踏まえ、問題意識を持っている。金
融庁は税務当局に要望を出しているし、今後、与党での議論も深まっていくだろう」
と述べ、引き続き議論していく姿勢を示した。



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