メルマガ:週刊フランスのWEB
タイトル:hebdofrance 17022003  2003/02/17


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                              Davide Yoshi TANABE
                                 vous presente

              ≪週刊フランスのWEB≫
                    第159号
                                          Tokio, le 17 fevrier 2003

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Index (目次)
        1.ABU 電子図書館
        2.スタニスラス エリートの学校
        3.サイバーカフェ (インターネットカフェ)
        4.シャンソン ピアフ 「明日、(急ぐことはない)」
        5.忘れられたフランス人 デュエム 「物理・化学から科学史へ」
        6.あとがき

フランス語のサイトの文字化けは
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1.ABU Association des Bibliophiles Universels
  http://abu.cnam.fr/index.html

 フランスの名著を得るに大変便利なサイトである。既に個別のテキストでは当サイ
トの一部を紹介した。電子図書館といってもいいだろう。貧乏な僕にはとてもありが
たいサイトだ。

 1993年から全くヴォランティアで運営されている。このアソシアシオンのメンバー
になった人達がテキストをインプットしているのである。著作権の問題があるからフ
リーになったものが対象に選ばれるが、作業に国からの援助ももらっていないと書い
てある。
電子ブックは国立工芸院Concervatoire National des Arts et Metiersのサーヴァー
(コンピュータ)に寄留させてもらっているのだそうだ。

 101の著者288タイトルが収録されている。聖書から始まって、古代、中世、ラシー
ヌ、モリエールは勿論、ユーゴ、ルソー、スタンダール等々主要な作家達の作品を読
むことが出きるばかりか、テキストをダウンロードtelechargerして自分のコン
ピュータに取りこみ、印刷するなり、あとでゆっくりと読むことが出来るのである。

 日本の青空文庫も悪くない。大変な努力だ。2200作品ほどを既に電子化した。膨大
な作業である。こうした作業にこそ、文化を伝えるものとして国の予算も出し、国家
機関の、たとえば文化庁とか国立大学とかのサーヴァーを利用できるように解放して
欲しいものである。
http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html
今月源氏物語を収録するプロジェクトが発足したとある。底本は与謝野晶子の源氏
で、これは次にある。
http://www.genji.co.jp/yosano/yosano.html

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2.College Stanislas
  http://www.stanislas.fr/

 1804年に二人の大学人と一人の宗教人が設立した私立学校である。スタニスラスと
はルイ18世の祖父の名前からきている。学校のモットーは「恐れなきフランス人、全
きクリスチャンFrancais sans peur, Chretien sans reproche」である。宗教教育は
行われているが、経営主体は非宗教。1933年にはカナダ校、ニース校を開設。男女共
学が一部で実施されたのは1992年になってから初めてである。基本的に男子校でグラ
ン・ゼコールを目指す受験教育学校といってよいだろう。1995年には自閉症の子供た
ちのための小学校も作られた。現在は幼稚園、小中高等学校、補習校がある。2004年
には開校200年祭が行われ、学校は既に準備を始めている。

 英才教育と言うのか、高等学校(リセ)卒業時にバカロレア(大学入学資格)通過
はほぼ100%に達し、補習校からはポリテクなど著名なフラン・ゼコールに多くの生
徒が合格している。理科系クラスが多い。

 授業料は小学校と補習校では違うが、1.125ユーロから1.685ユーロというから年間
で20万円前後は安いというべきだろう。日本では小学生の塾でもこれ以上かかるので
はないか。寮もある。丁度ただ今生徒募集中。今秋からスタニスラスに子供を入学さ
せるのも悪くないのではないか。

 ニースのスタニスラス校もいい。
http://www.stanislas-cannes.com/

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3.Cybercafe
  http://www.cafeorbital.com/index.html

 インターネットカフェのことをフランス語圏ではシベルカフェという。英語風に発
音するならサイバーカフェである。日本では殆ど普及していないシステムといえる。
たしかにインターネットカフェと銘打ったところはあるが、コンピュータ学校の一部
だったり、漫画喫茶や居酒屋などに付属している場合が多いようだ。

 サイトは1995年にパリで最初にオープンしたというCybercafeである。ここはカ
フェもあるしビールもあるが30台以上のPCを設置している。なかなか充実した施設で
ある。こんなCybercafeがパリだけでなくフランス中に見られるようになったよう
だ。中国、韓国などにも沢山できたときいている。アフリカはギニアでは本誌の読者
でもあるS氏よれば首都コナクリーのあちこちにできたそうである。ベニンという小
さなアフリカの国の特集を先週iTeleでしていたが、そこでもコトヌー辺りでは
Cybercafeが流行しているとレポートしていた。アジア各国でも同じような事情だろ
う。

 日本は携帯電話でインターネットができるからこうしたカフェはいらないと思うか
もしれない。しかし、ぼくはそうでもないと考える。携帯の画面は何しろ小さすぎる
し、メイルの返事を書くとなると面倒きわまりない。やはりキーボードclavierでイ
ンプットするのが断然速い。どんな携帯入力の達人、ま、中学生位の少年少女でも僕
がキーボードを使うよりはずっと入力が遅いのである。ネット情報も日本だけならい
ざ知らず、世界の情報をとるにはとても携帯は不便である。だから、インターネット
カフェが日本のどの町にいってもあるようになるといいなぁと思う。現在のような形
ではなく、本格的なCybercafeが。

 メイルはWEBメイル(マイクロソフトのhotmailやyahoo mail)だけでなく設定さえ
覚えてしまえば、家や会社で受けているメイルを何処からでもアクセスしてみること
ができる。上記のベニンのレポートでは、セネガル、ギネア、コート・ディヴォワー
ル等の人達とチャットをするのが楽しみだという女学生がいた。個人でコンピュータ
を買えない事情があるに違いないが、それでも出先でネットが出きるのは便利であ
る。
 

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4.Edith Piaf
  Demain (il fera jour)
  Paroles: Marcel Achard. Musique: Marguerite Monnot   1951

Demain il fera jour.
C'est quand tout est perdu
Que tout commence.
Demain il fera jour.
Apres l'amour,
Un autre amour commence.
Un petit gars viendra en sifflotant,
Demain...
Il aura les bras charges de printemps,
Demain...
Les cloches sonneront dans votre ciel,
Demain...
Tu verras la lune de miel briller,
Demain...
Car demain :
Tu vas sourire encore,
Aimer encore, souffrir encore,
Toujours...
Demain il fera jour.

明日があるさ 急ぐことはない 全てが失われた時 全てが始まる 急ぐことはない
 一つの恋のあとにまたもうひとつの恋が いい男が口笛を吹いてやってくるさ 明
日、、、腕いっぱいに春を抱いてくるだろう 明日、、、教会の鐘が空に木魂(こだ
ま)するだろう 明日、、、輝く蜜月をみるだろう 明日、、、何故って明日: 君
は微笑み 恋し 苦しむだろう いつもいつも 明日があるさ 急ぐことはない 

demain il fera jourは成句で「何も今日急ぐことはない」

Dans ton coeur brise pour toujours,
Il reste encore de l'amour.
Tu crois ta douleur si profonde
Que ta vie va s'arreter la...
La plus belle fille du monde
Peut toujours donner plus qu'elle a...

永久(とわ)に張り裂けた心のどこかに なお愛がひそむ 痛手があまりに深くて 
人生なんかそこでおしまいとおもう この世で一番美しい娘は いつでも持っている
もの以上を奉げることができる

Demain il fera jour.
C'est quand tout est perdu
Que tout commence.
Demain il fera jour.
Apres l'amour,
Un autre amour commence.
Un petit gars viendra en sifflotant,
Demain...
Il aura les bras charges de printemps,
Demain...
Les cloches sonneront dans votre ciel,
Demain...
Tu verras la lune de miel briller
Demain...
Car demain :
Tu vas sourire encore,
Aimer encore, souffrir encore,
Toujours...
Demain il fera jour.
Demain...

(一番の歌詞の繰り返し)



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5.忘れられたフランス人
  Pierre Duhem 1861 - 1916
  http://histoirechimie.free.fr/Lien/DUHEM.htm

 生まれはパリ。母親の影響で敬虔なカトリック教育を受けた。これが生涯デュエム
の精神的支柱であった。パリの有名なスタニスラスStanislas高校を出て、Ecole
Normale Superieureで科学を専攻。指導教授に反抗した論文を書き学位を数学論文で
取りなおす事件があったが、リール、レンヌ、ボルドーと大学教員となる。パリに戻
りたかったようだが、ついぞ果たせなかった。デュエムの性格は「気難しい、非社交
的、怒りっぽい」などとされていて余り人に好かれる性格ではなかった。

 デュエムは昨今の新科学哲学とりわけ全体論holisme(語源はギリシャ語horos。人
は不可分な全体entierであるとし、異なった構成要素によって説明できなとする理
論。デュエム自身はholismeという言葉は用いていない)の提唱で見直されてきてい
るらしいが、業績としては次の三分野がある。物理学・化学、哲学そして科学史であ
る。しかし、哲学、科学史の著作を著わしだすのは1900年代に入ってからである。そ
れまでは専ら熱力学、電気、化学など専門の科学方面に限られていた。

 デュエムはラテン語やギリシャ語に秀でていて、それが中世の科学史研究に多いに
役だった。ルネッサンスのコペルニクスCopernicやガリレオGalileeは突如現れた訳
ではなく、むしろ12世紀の科学者たちに大いに依存しているとした。ガリレオを批判
したベルラルミーノBellarmino枢機卿が正しいとまでいっているようだ。

 ガリレオについては「ガリレオの娘」(Dava Sobel著、田中勝彦翻訳)及びブレヒ
トの戯曲「ガリレオ・ガリレイの生涯」(翻訳は千田是也)を最近読んだ。それぞれ
の視点が違っていて面白かったが、特にブレヒトはこの戯曲をナチから追われて亡命
先のデンマークで書いており、背景に反ナチの色が濃く漂っていて興味を引かれた。

 それはそれとして、デュエムの思想で忘れてはならないのは、彼の超保守主義、反
ユダヤ主義、王党派擁護ではなかろうか。デュエムがドレフス事件に対してとった反
セミティスムとしての役割はかなり知れ渡っている(Laurent Rollet)。かたくななカ
トリシスムから生まれた思想なのか、受け入れられない社会に対する反発なのか、い
ずれにせよ、科学者として疑問がある態度と云わざるを得ない。これを知らずして、
デュエムの著作の一部を引用し、もって新たなるオリスムholismeの教祖とするのは
危険な試みであるとは僕の直感である。

 
「物理学理論、その対象と構造 La theorie phisique , son objet et sa
structure」をABU(Association des Bibliophiles Universels)のサイトでみること
ができる。
http://abu.cnam.fr/BIB/auteurs/duhemp.html

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6.あとがき

 読者のFMさん、カンパありがとうございました。感謝いたします。本誌は有料では
ありません。カンパはあくまでヴォランティアVolonte'ですが、励みになります。今
後とも宜しくお願い申し上げます。

 先週StreamBoxなるもはや正式には頒布されていないストリーム画像録画ソフトを
なんとか動かしてみた。上手くいかない。そこで録音の方のTotalrecorderをUSAから
download(有料)して使ってみた。素晴らしい音質で、送られてくる音と寸分違わな
いコピーができてしまった。
 この作業をしながら、音声録音・圧縮方法には様々な形式があることを知った。そ
のうちNapstar訴訟事件などのトラブルがあって、BtoB(ビジネス間)では有料に
なったMP3に代わってOgg Vorbis方式と言うのがGPL(General Public License 一般
公衆利用許諾契約)に守られたフリーソフトだということも解った。
 このGPLというのが面白い。「copyleft」の考え方である。このPCを動かしている
オペレーション・システムはマイクロソフトのwindowsであるが、Linaxなる開放され
たOSがあることは知っていよう。アプリケイション・ソフトでもGPL、自由な使用を
前提とする流通が普及することを切に望む。
 StreamBoxが上手く動かないのは、画像・音声を流しているURL(アドレス)が必要
だからで、多くのインターネットTVは現在Javascriptなどを介して直接URLが我々
ユーザーに知られないようにしてしまっている。狭隘というか姑息な保護主義であ
る。しかし、何れネットからの録画ももっと自由にできるようになるだろう。

 その後のテストで、このStreamBoxでも、ロシア製らしいR7Cなるソフトでも(両方
とも無料のソフトで、Google検索などを使ってダウンロード先を探せる)、フランス
国営TV FR2の画像・音声をレコードすることに成功した。
http://www.france2.fr/semiStatic/61-481-NIL-NIL.html
FR2のサイトで、朝昼晩のニュース・キャスターの写真をクリックすると別windowが
開く。その窓のニュースの日付の横に小さなヴィデオとフロッピーのアイコン(マー
ク)がある。このフロッピー・アイコンの方に.rmファイルのアドレスが入っていた
のである。このアドレスさえあれば、問題なくStreamBoxもR7Cも動いた。
 ぼくがかなりつめて録画をとることにこだわったのは、ニュースなどを録画してそ
れをフランス語教授の資料として使いたかったからである。録画・録音が必要な方に
はもっと詳しくご教示します。

 この週末世界各地でイラク戦争阻止のためのデモがあった。アメリカに同調してい
るベルルスコーニ政権下のイタリアでは300万人、同じくアスナールのスペインで空
前の400万人、ブレアのロンドンでは戦後最大と云われる100万規模のデモであった。
パリは24万程度。
 さて日本では?それでも25.000規模と近年では大きなデモであったようだ(TF1によ
る)。東京でデモを組織した側は、日本のメディアが無視したとして不満である。し
かし、それは当然だ。数ではないとはいえない。どの政党も、労働組合も、NPOも大
量のデモ参加者を動員できない。平和ボケ? とは思えない。どの世論調査でも2/3
の回答者が戦争反対しているのである。では何故人々は町に出て、意思を表明しよう
としないのか。

 フランスの民放であるTF1は土曜日20時のニュースで15分をさいて世界の反ブッ
シュデモを報道した。デモには本誌で登場した農民の運動のボヴェさんもでていた。
多くの大学人、政治家、組合幹部も出てきていた。フランスは丁度スキー休みの週間
に入ったところで高速道路は大変な混雑を極めていた。その時期にパリで24万は悪く
ない。それにあれだけアメリカにテロ事件では同情を見せ、すかさずワシントンに
すっ飛んでいったシラクが、ブッシュにもの申しているのである。シラクは保守、革
新を問わず外交で、いささか信じられないことだが、平和の旗手としてヨーロッパ中
の「人気」を勝取りはじめた。

 ブレアはこのデモに面して「50万人が街頭に出たかもしれぬが、サダム・フセイン
はそれ以上の人々を殺戮してきた」と宣(のたま)わったが、従来の好戦的トーンを
下げざるをえなかった。下手をすれば次の選挙で労働党が負ける要因を作りかねない
からだ。イタリアのベルルスコーニも、サダム・フセインの所に特使を派遣した法王
からの介入まであって、やはり次の選挙を心配し始めたようだ。スペインのアスナー
ルもうかうかしていられない。ヨーロッパ人にしてみれば、明日戦争になれば戦場に
男女を問わず行かなければならないという切実さがある。しかし、いずれの国も既に
政権交代を民主主義的に実現してきた。フランコの為に遅れたスペインですら。だか
ら、市民を無視できないのだ。

 日本は自衛隊が「後方支援」に出れば良いじゃないかということか。既に何回も書
いているように、日本は先のアフガニスタンで「参戦」したのである。対イラク戦に
も「参戦しつつある」のだ。この認識が誰にもない。

 僕は土曜日に本誌準備を80%ほど終えて午後のデモに参加した。冷たい雨がしとし
と降り出していた。参加者は凡そ100名位であった。警官隊の方が多い印象を受け
た。デモの趣旨は開催中の「非公式WTO東京会議反対」。非公式とはいうものの日本
の外務省が組織した会議である。イラク戦争反対のシュプレヒコールもあったが、主
として帝国ホテルで行われた一部のWTOメンバーの会議に異議申立てをしたのであ
る。それはいい。理由のあることだ。しかし、事態は遥かに進んでいるのではない
か。WTOでは解りにくい。

 日本に充満しているのは「不信」である。政治家・官僚の犯罪はききあきた。大企
業の組合幹部になることは経営者になる登竜門だ。政治闘争といえば、左右に関係な
く派閥争いに終始。平和団体というものもプロ化している。「デモに出て、勉強会に
出てメシが食えればいいわな」ということだ。諦観もあるだろう。過去に曖昧な細川
政権や羽田政権そして日和見社会党の村山政権等を経験し「嫌になっちゃった」とい
うのもわかる。しかし、自民党を解党できない小泉なんかに頼っている愚かしさを認
識しなければいけない。石原慎太郎なんかに期待する危険な選択をしないためにも、
主権者が誰であるかを知らしめて欲しい。

 ぼくは活動家militantであったことが一度もない。しかし、今傍観者でもありたく
ない。お金はない。デモにいくにしても交通費もでない。大企業の組合員はメーデー
に出ると日当がでた(過去の話で現在でもそうであるかは問わない)。それでも下手
なシュプレヒコールをあげにいこうというのである。僕はミリタンではないが、地球
市民citoyen du mondeである。大学人でもないが市民としての自負と責任があると
思っている。

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発行者:田邊 好美(ヨシハル)
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