メルマガ:近現代史を考える
タイトル:近現代史を考える(27)  2003/02/16


27.「マルコポーロ」廃刊事件
   (その7)





それから、以下の様な事実を皆さ
んは、御存知でしょうか?






1.連合軍は、戦後の戦犯裁判の
  陰で、しばしば、ドイツ人被
  疑者に拷問を加えて「自白」
  を得て居た。(この事は、ア
  メリカ議会の記録に明記され
  て居る。)当然、この様な戦
  後の「戦犯裁判」におけるド
  イツ人の「自白」をそのまま
  信用する事は出来無い。



2.アウシュヴィッツ収容所の司
  令官だったルドルフ・ヘス
 (Rudolf Hoess)
  は、アウシュヴィッツ収容所
  におけて、チクロンBを用い
  た「ガス室処刑」を開始した
  人物とされて居る。しかし、
  そのヘスの「自白調書」が作
  成される際、尋問を担当した
  イギリス軍人バーナード・ク
  ラークが、尋問直前に、ヘス
  に激しい暴力を加えた事を、
  1983年、自ら述べている。
  つまり、ヘスがアウシュヴィ
  ッツで「ガス室処刑」を始め
  た証拠とされるこの「調書」
  は、拷問の産物であったと考
  える他は無い。



3.ソ連軍がアウシュヴィッツで
  押収した膨大なドイツ側文書
  の中に、処刑用ガス室の設計
  図は、結局、1枚も無い。こ
  の事は、「ガス室」が在った
  と主張する研究者である、フ
  ランスのクロード・プレサッ
  クが、自ら認めた事実である。




4.今日、アウシュヴィッツ(ビ
  ルケナウを含む)で、「ガス
  室」として公開されて居る複
  数の部屋は、設計図を見ると、
  死体安置室(Leiche−
  nkeller)として設計
  されて居た事が、明瞭に読み
  取れる。つまり、病死者など
  を安置して居た部屋を、ポー
  ランドの共産主義政権は、
  「ガス室」として展示して居
  た事が、これらの設計図から
  判明する。






「ホロコースト」と呼ばれる「歴
史」に疑問を投げ掛ける事実は、
まだまだ沢山有ります。ですが、
ここで一旦、話を「マルコポーロ」
廃刊事件に話を戻したいと思いま
す。


           (続く)








2003年2月16日(日)















        西岡昌紀

(内科医・元厚生省医務官)







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