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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/06) 年下の男(5)  2003/02/13


===================================================== 発行部数    9 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/06 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 年下の男
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 山口千華子(稲森いずみ)
     伊崎駿(高橋克典)
     北村亜沙美(星野真里)
     辻謙吾(賀集利樹)
     山口卓(山崎裕太)
 玉井梓(麻生祐未)
     山口花枝(風吹ジュン)
脚  本 内舘牧子

あらすじ  山口千華子(稲森いずみ)と母・花枝(風吹ジュン)は、海辺で
ランチを食べる。はしゃぐ花枝に、「男から見たら、お母さんみたい
な女、かわいいかも」と千華子は言う。

 花枝の携帯が鳴る。花枝は「お店からだ」と言うが、実は伊崎駿
(高橋克典)からで、会いたいという電話だった。

 −−店からの電話だったら、わたしの前で出られるはずだ。
 と千華子は思う。

 玉井梓(麻生祐未)は千華子に千華子のお母さんに会いたかった、
と声を掛け、花枝がパートをしていること、その店の名前を聞きだす。

 梓がギンザ弁当に弁当を買いに現れる。花枝が対応する。梓は花枝
に、『岡崎次郎広告社』の場所を聞く。花枝のパート仲間は、「兄ち
ゃんの会社だ」と言って、伊崎がしょっちゅう買いに来ることを言う。

 梓は近くで会議があったから、と言って沢山の弁当を持って、伊崎
を会社に訪ねる。女子社員達は社長のお気に入りの弁当だと言う。梓
はどこが気に入ってるの?がさつな女ばかりで。1人、磨けば光りそ
うなおばさんもいたけど、光りそうなのに磨かないのは、気持ちがが
さつだから、と言いたい放題。伊崎は梓の耳元で、「女が女の悪口言
うのは、女の価値が下がりますよ」とささやく。

 帰社した梓は千華子に、伊崎のことを諦めたのか確かめると、自分
は伊崎の会社に寄り、伊崎から耳元でささやくように窘められた、と
いう話をする。

 −−所詮、わたしは梓にも年上の女にも勝てないのだ。
 と千華子は思う。

 伊崎が病院を訪ねると、岡崎はすでに退院の準備を終えていた。主
治医は伊崎に、岡崎はもってもあと2年だから、好きなことをさせる
ように言う。

 岡崎は会社へ行きたいと言う。主治医はデスクワークなら大丈夫、
と言い、岡崎はこれから伊崎と一緒にいられると喜ぶ。

 岡崎は今晩、自分の退院祝いをする店を予約しておいた、と言う。
伊崎は花枝に今晩行けそうになくなったと断りの電話をするが、花枝
はもう、伊崎に会わない、電話にも出ない、店にも来ないで、と言う。
「そんな話、電話でするなよ」と伊崎。「会ったら言えなくなる」と
花枝。

 −−自分に力をつけようと思った。資格を取るのは寂しい女だ。

 千華子の弟・卓(山崎裕太)が、北村亜沙美(星野真里)を訪ねる。
そして当然のように部屋に上がり、植木の仕事は疲れる、と座りこむ。

 「卓、わたしたち別れよう。わたし、19歳の今を目一杯楽しみたい
から。謙吾のことが好きになった。最初、軽くていやだったけど、わ
たしが卓に放っておかれた時、力づけてくれた」と亜沙美。「わかっ
たよ。今まで放っておいて悪かったよ」と卓。「かっこ、つけないで
よ。それでいいの?」「仕方ないじゃないか。謙吾とは一生付き合っ
ていくんだ。オレ達がドロドロしているわけにはいかないじゃないか。
亜沙美は謙吾の彼女になるんだから。そうしなけりゃ、謙吾と会えな
いじゃないか。謙吾のことで困ったらいつでもオレのところに来い。
謙吾とのつき合い長いから。今までありがと」と卓は出て行く。

 千華子は両親に、会社帰りに学校に通って、資格を取ると宣言。男
と別れたから、と。花枝は男と別れたら、人生、やり直すチャンスだ、
と同意する。その時、花枝の携帯が着信する。花枝は物陰で伊崎から
だと確かめると、何も言わずに切る。

 −−わたしは自分のことで一杯で、何も気づかなかったが、父はは
っきりと母に不信感を持っていた。

 亜沙美は辻謙吾(賀集利樹)に卓と別れた。謙吾がいいって言って。
でも、実際には別れてすぐ謙吾に走ることはないよ、と言う。

 謙吾は好きな女がいるから、と断る。「千華姉ちゃん?」と亜沙美。
「違うよ」と謙吾。謙吾は亜沙美に、卓と別れた直後は悲しそうな顔
しろよ、と言うが、亜沙美は今までも放っておかれたから、別れたと
いう実感のない恋はつらい。千華子のように、手を繋いだこともない
相手に振られてズタボロになる方がマシという。そして、ラーメン食
べに行こう、とにっこりして誘うが、謙吾はその顔に弱い。ラーメン
よりホテルになりそうだから、と断る。

 父・勇一郎(平田満)は柱の陰から、花枝が弁当屋を出る隙を待っ
ていた。花枝が銀行へ向かう。その時勇一郎は弁当屋へ入り、お客さ
んから貰ったと言って高級アイスを差し入れする。いつも花枝の食べ
歩きに付き合って貰ってありがとう、と。でも、パート仲間は、近頃
一緒に行ってなくて今晩、久しぶりに行くのだと言う。

 −−あんこう食べ放題も、その他の食べ放題もパート仲間と行った
と言っていた.....

 勇一郎は店を出ると、鞄をギュッと握りしめる。

 後輩は千華子に、女って男に振られると何か夢中になれるもの欲し
がるのよね。でも資格より結婚相談所の方がいいんじゃないの、と言
う。資格取っても不況で仕事ないから、知らない男と結婚してゼロか
ら始めた方が面白い、と。

 伊崎が弁当を買いに行くと、花枝は奥に引っ込んでしまう。

 千華子は会社帰りに豆まきセットを買う。自分の行くべきところは
結婚相談所なのだ.....と思いながら。

 −−住宅街を歩くと、寂しさが募る。わたしは何のために、誰のた
めに生きているんだろ。

 千華子が帰宅した時、勇一郎は1人飲んでいた。「お母さんは?」
と千華子。「カニシャブ。今度は本当らしい」と勇一郎。勇一郎は、
千華子が豆まきをしようと誘っても、「風呂でも入るか」と行ってし
まう。

 千華子は1人で豆をまく。家の前の廊下にもまき、玄関に戻り、豆
を食べているうち、涙がこぼれてくる。そこに謙吾が来て、「亜沙美
のことで卓に話がある」と言う。「まだ帰ってない」と千華子。謙吾
は千華子に何をしているか聞く。「お豆、年の数だけ食べてるの。風
邪引かないっていうから」と千華子。謙吾は千華子の体を起こすとギ
ュッと抱きしめ、そのまま千華子の部屋に入り、千華子をベッドに押
し倒す。そのまま2人は関係を持った。

 勇一郎は千華子に酒を買ってくると声を掛ける。千華子は焦って返
事する。

 勇一郎は外に出ようとして、謙吾が脱ぎ散らかした靴を卓のだと思
って揃える。

 「無理して伊崎のこと、忘れなくてもいいよ。それでもオレの方が
いいって言ってくれないと、オレ、伊崎に勝ったことにならないから」
と謙吾。千華子は体を起こして、謙吾にキスをする。

 −−このときわたしは、ほとんど謙吾を愛していた。

 門前仲町駅前。

 帰宅途中の花枝を伊崎は無理矢理路地に引っ張っていく。酒を買っ
た勇一郎は気づかず通り過ぎる。

 伊崎は会おうとしないし、電話にも出ない花枝をなじる。「あたし、
家族のところへ戻ろうと思うの。あなたと会っていた時、いつも罪悪
感があった」と花枝。「なら、何で会った」と伊崎。「会いたかった
から」「別れて生きていけるのかよ」「駿ほどの男に愛されたと思え
ば、残りの人生、きっと楽しく生きていける」「残りの人生より、今
だろ」「やっぱり若いね。50過ぎると残りの人生、考えるの。死ぬ瞬
間に愛されたって思い出すわ」「オレと会うより家庭に戻る方が幸せ
か?」「幸せ」「本当か?」「本当よ」伊崎は花枝をギュッと抱きし
めると、「あなたと会えて、オレも幸せだ」と言って去っていく。

 千華子は謙吾を送り出す。「また会える?」と謙吾。「会える」と
千華子。そして、千華子は明るい顔で豆を食べる。

 −−さっきとはもう豆の味が違った気がした。

 今に千華子が戻ると、勇一郎が1人で酒を飲んでいた。「豆まいた
のか?」と勇一郎。「そう。1人で惨めったらしく」と千華子。

 そこに卓と花枝が一緒に戻ってくる。勇一郎は千華子が1人で惨め
に豆まいたんじゃかわいそうだと、一緒に豆をまく。卓と花枝も加わ
って家族四人全員で豆まき。

 −−全員が秘密を持ちながら家族とはそういうことができるのだ。

 翌日、花枝は今日は仕事を休んで家事をするといい、勇一郎は風邪
気味だから会社を休むという。

 会社で千華子は後輩に、新しい恋を始めた、でも結婚はしない。8
歳年下だから。でも、まだ手も握ったことのない男のこと引きずって
いる、と打ち明ける。後輩は結婚しなくたって、年下の男とそうなっ
たのはイケている証拠。手も握ったことのない男なんて、梓に任せて。
梓と伊崎と2人でお茶でも飲んで人生語っていればいいんだから、と
言う。

 −−わたしは今日も謙吾に会いたがっていた。

 仕事中の卓を謙吾が訪ねる。そして、亜沙美が寂しがっていたと言
う。「オレ、ショックだったよ」と卓。「だから、やり直せる」と謙
吾。「いや、今まで亜沙美に使っていた時間や気持ちが全部仕事につ
ぎ込めると思う自分に。この仕事、親方に認められたら半纏貰えるん
だ。そうしたらオレ、家族にばらそうとおもう」「そんな言い方、亜
沙美がかわいそうだ」「亜沙美はお前と付き合うって」

 亜沙美は謙吾に映画を見に行こうと誘うが、謙吾はレポートを書か
ないと四年にあがれないから、と断る。亜沙美は哀れな顔をする。謙
吾がその顔に弱いのを知っているから、と。謙吾は映画付き合うから、
レポート手伝ってくれ、と言う。

 勇一郎は起きあがるとそっとふすまを細く開けて、居間でアイロン
をかける花枝の様子をうかがう。花枝は途中で突っ伏す。

 岡崎は生き生きと働いている。今までは伊崎の帰りを待っているだ
けだったが、こうして仕事ができるようになると、10歳の伊崎が家に
着たばかりの頃と同じくらいはりがあると言う。

 そこにギンザ弁当のパートのおばさんが弁当を届けに来る。花枝が
旦那の看病で休みだから、と。みんな熱々なんだろう、と笑う。

 謙吾から仕事中の千華子に電話がかかってくる。今夜、亜沙美に映
画を付き合うから会えない、と。でも、手は出さないよ、と。千華子
は、亜沙美を慰めてあげて、と言う。

 −−19歳の亜沙美より、わたしを選んだことに満足していた。

 千華子は謙吾が留守と知っていても謙吾の部屋に寄ってみる。

 会社で千華子は梓に横浜に書類を届けたら直帰していいか聞く。梓
は千華子を見送りながら、「お母さん、元気?」と聞く。怪訝な顔の
千華子に、伊崎のこと、ふっきれたんだ、と言う。千華子は付き合っ
ている人がいて、結婚するかもしれない、と言う。

 −−梓は、1人会社に残されるのが怖いんだ。22歳と付き合ってる
なんて、口が裂けても言えない。

 千華子はジムに行き、伊崎にあっても大丈夫、と自分に言い聞かせ
る。しかし、伊崎がインストラクターと、「もう、ぶっ壊れてますよ」
と言いながら歩いてくる声を聞くと、平気ではいられなかった。

 千華子は謙吾を訪ね、出てきた謙吾に抱きつく。

 亜沙美は謙吾の部屋に向かっていた。

 千華子は謙吾とベッドで抱き合っていた。

 亜沙美は謙吾の部屋のチャイムを鳴らし、応答がないのにドアに手
を掛け、鍵がかかっていないのを知ると、ちょっと開けて顔をつっこ
み、「亜沙美だけど、入っていい?」と声を掛ける。

 謙吾と千華子はびっくりする。


寸  評  花枝は、本当に伊崎と別れることができるのでしょうか?
 また、伊崎のことを忘れようとして忘れきれない千華子はどうなる
のでしょうか?

 伊崎を母親と知らないうちに取り合っていた千華子は、今度は謙吾
の愛に応えることによって、弟・卓を振った亜沙美と謙吾を取り合う
ことになる.....亜沙美は、あのまま、千華子と謙吾の関係を知って
しまうのでしょうか?それとも、伊崎と花枝の時のように、直前で気
づかずに進んでいく?

 内輪でのドロドロはまだまだ続きそうですね。

 そして、梓は無理矢理、伊崎の恋人のふりをしようとする。そうこ
うしているうちに、梓と伊崎が間違いを犯してしまうことはないので
しょうか?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 山口家の最寄り駅は、門前仲町らしいですね。編集子の勤めている会社から
隅田川を渡ると、門前仲町です。また、「僕の生きる道」の中村先生は、横浜
市戸塚区に住んでいるようです。戸塚は編集子の最寄り駅から東海道線で20分
程度のところにあります。ドラマの舞台が設定だけにしろ、近くだったり、知
っている場所だったりすると、嬉しく感じてしまいます。(鈴木)

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