メルマガ:岩切良信の「通じる英語」めだかの学校奮戦記
タイトル:岩切流暗記に頼らない英語習得物語「めだかの学校奮戦記」  2003/02/10


━ 町人先生・岩切良信の「めだかの学校奮戦記」━━━━━━━━━━━━
                                2003/2/10 第13号

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13 誰のもの?(所有を表す)


町人先生:今度は[誰々の〜]を勉強しよう。いわゆる[所有の表現]だね。
この表現方法には二っあるね。

A子さん:二つもありますか?

町人先生:うん。先ずは直接[名詞]を使って表現するもの。

A子さん:ああ、「太郎さんの][ヘレン血]などですね。
これは知っています。これ'を使いますね。

町人先生:うん。「'」のことを、別に覚えなくてもいいけど、「アポストロワ
フィ」と言うんだよ。これを使う方法だ。

A子さん:「誰々の本」で言ってみますね。
Taro's book「太郎の本」
Kate's book「ケイトの本」
Mike's book「マイクの本」

町人先生:うん。その時の発音だが、さっき勉強したことを活かすんだよ。
決していい加減な覚え方をしないように。一旦間違って覚えると、後からでは、
なかなか修正できないからね。

Taro's book  [タローズ]→[ズ]が基本
Kate's book  [ケイツ]
Mike's book  [マイクス]

A子さん:なるほど。
先生、アメリカの街並みなどテレビでよく見ますが、商店とか会社などの名前
によく出てきますね?

町人先生:よく気がついたね。たぶんMike's company(会社)を略して[Mike's]な
どと会社名を付けたんだろうね。
そう、そう!よく聞かれるのでついでに言っておくと、
「株式会社」は Company limited.Incorporated company.と言う。
それを略して(社名の後につけて)表示する。
Co.,Ltd. or Inc., もちろん、読むときは[カンパニーリミッテイド][インコー
ポレイテイド]だよ。
さて、所有を表わす最後は、[代名詞]だ。

A子さん:myとかyourなどですね。

町人先生:そう。一覧表にしておこう。これはどうしても覚えなくてはならない。
前にも言ったけれど、英語には「私」「あなた」というのはないよ。
「私は」 I で、「私の」は my だよ。

A子さん:先生もしつこいですね〜。

町人先生:いくら言っても、いい加減に覚える人が多いからなんだ。

例えば、次の二つの文を比べてみよう。

「私は大きなバッグを持っている」
「私の持っているバッグは大きい」

言っていることは、ほぼ同じなんだけど、よく見たら主語が違うのが分かる筈
だけど、「私は」も「私の」もみんな「私」としか理解しないんだね。

[代名詞の所有格]
私の      my〜    私たちの    our〜
あなたの  your〜  あなた達の  your〜
彼の      his〜   彼らの      their〜
彼女の    her〜   彼女達の    their〜
その      its〜   それらの    their〜

A子さん:すると、Yourは「あなたの」「あなた達の」と同じ形で、[三人称複
数」はすべて「their」になるんですね。

町人先生:うん。それと、よく間違うのが a の処理だね。

This is a pen. This is my pen.

このように「誰々の」を使う場合、a は要らない。このことは後で説明するの
で、このままリズムで覚えて下さい。

次によく間違うのが、She is our friends.(複数形)

A子さん:どこが違っているんですか?
our は「私たちの」だから、複数形がくるんじゃないんですか?

町人先生:惜しいな〜。文字ではなく場面を想定してごらん。例えば向こうに
いる「花子さん」を指さして、「彼女は僕たちの友達だ」と言っているんだろ
う? 彼女は「一人」だから friend だろう?


第13号:終


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□発行責任者:光山俊久(ミツヤマ トシヒサ)
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