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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/31) 高校教師(4)  2003/02/06


===================================================== 発行部数    9 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/31 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 高校教師
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 湖賀郁己(藤木直人)
     町田雛(上戸彩)
     工藤虹子(ソニン)
     上谷悠次(成宮寛貴)
     藤村知樹(京本政樹)
 橘百合子(眞野あずさ)
脚  本 野島伸司

あらすじ  雛(上戸彩)が自分を写す鏡だと気づいた郁巳(藤木直人)は、
少しずつだが、雛に優しくするようになる。
 そんな折、雛は週末に遊園地にデートに行きたいと言い出す。
 嘘をついていると後ろめたさもあってか、渋々OKする。
 「初デート。。。」と、雛は嬉しそうだ。

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 あの頃の僕はこの実験の罪悪感からか、彼女の望みをできる限り叶
えてあげる気になっていた。
 それが他愛もない願いであるうちは。。。。
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 悠次(成宮寛貴)は日向女子高校の校門にずっと立ちつづけていた。
 特段何も行動を起こすわけでもなく、校門の前で立ちつづけるだけ。
 流石に藤村(京本政樹)ら教師たちはその真意を測りかねるが、生
徒たちも落ち着かないことから遂に警察を呼び、排除してもらう。
 それを校内から不安そうな顔で見つめる紅子(ソニン)。。。

 雛は郁巳が顧問をしている水泳部に郁巳を探しに行くが、郁巳はい
ないばかりか、水泳部の部員に鬱陶しがられる始末。

 郁巳は病院で百合子(眞野あず さ)の診察を受けていた。
 雛にまだ真実を話していないことに驚く百合子。
 郁巳は百合子に「現在の雛はまさしく自分を映す鏡だ。雛を励ます
ことによって、自分も癒されている」と告白する。
 百合子はそんな郁巳を「エゴイスト」と断じ、「あなたは死ぬけれ
ども、彼女は決して死なない。」と、郁巳のためにも雛に早く真実を
話すように強く勧める。

 その日の深夜、眠れない雛から郁巳へ電話がかかってくる。
 「週末は雨が降りそうだから映画でもいい?」と尋ねる雛に、「雨
だったら中止にしよう。。。」と、冷たく告げる郁巳。

 金曜日、雨が降りしきるあいにくの天気。
 雛は休憩時間に雨が止むことを祈ってテルテル坊主を作りつづける。
 そこへ、水泳部の部員たちが入ってくる。
 雛を囲んで、もう二度とプールへは来るなと告げる。
 そればかりか、「郁巳先生はお前のことウザイって言ってた。」と
嘘をつく。
 逆上した雛は水泳部の部員たちと大立ち回りを繰り広げる。

 水泳部員との喧嘩で鼻血を出してしまった雛は保健室へ運び込まれ
る。
 起き上がり、自分の生気のない顔を鏡で見た雛は思わず、机の上の
カッターに手を伸ばそうとする。
 雛の心の中に焦りと葛藤と不安が交錯する。。。

 英語授業の為に教室移動する紅子は思いもかけぬ物を目撃する。
 降りしきる雨の中、傘も差さずに悠次が校門の前で立っていたのだ。
 震えながら、紅子を見る悠次の視線に、心が揺らぐ紅子。

 藤村は「彼の行動はパフォーマンスだ」と紅子を説得する。
 しかし紅子は自分の為にそこまでする悠次に再び引かれ始めていた
のだ。
 「君のそうゆう性格を見抜いて彼はそこまでやっているんだ」と藤
村は言葉を継ぐが、「本当の私を見抜いて欲しかったの!」と叫ぶ紅
子。
 「退学だよ。。。ろくな人生にならない」と藤村は脅しをかけるが、
「じゃあ、どういうのがいい人生なの?」と切り返す紅子。
 「彼にとっては全てがゲームなんだよ。心が全くこもっていない。」
「じゃぁ、私が変えてあげるわ。」と告げ、学園から飛び出してしま
う。
 悠次が待つ校門へと走り、悠次と共にバイクでどこかに行ってしま
う。
 その後姿を呆然とした顔で見送るしかない藤村と郁巳。。。

 その日の夜、郁巳は心の隙間を埋めるかのように百合子と体を重ね
る。
 同時刻に雛がテルテル坊主を必死で作っているとも知らずに。。。

 翌日、雛の願いが通じたのが、快晴。
 もちろん雛は大喜びで郁巳の家に迎えに行く。
 結局、郁巳は雛と共に遊園地に行くことになる。
 その場で真実を語るという大きなイベントを心に秘めながら。。。

 郁巳との初デートにはしゃぎまくる雛。
 郁巳は言い出すきっかけを見つけることができない。
 そんなこんなで座って休憩している郁巳の目の前に真美(蒼井優)
が現れる。
 郁巳を狙っている真美は露骨な作戦で雛と郁巳の仲を裂こうとする。
 真美の口車に乗せられ、「恋愛感情はない」と雛の前で言ってしま
う郁巳。
 その言葉を聞いた雛は「私だって先生のこと全然好きじゃない!」
とその場から逃げ出してしまう。

 郁巳は怒り気味に真美に真意を問い詰める。
 「恋愛にはアクシデントがあった方が盛り上がる。ゲームみたいな
ものですよ。」
 どこかで聞いた台詞に少しのデジャブを感じる郁巳。
 その後、郁巳は真美の前で発作を起こし、慌ててトイレに駆け込む。

 薬を飲み、落ち着きを取り戻した郁巳は真美と別れて、雛に電話を
かける。
 しかし、電話に出ない雛。
 郁巳の頭に最悪の事態がよぎる。
 生きる望みを無くし、生きる意味すらも無くしてしまった雛が命を
絶ってしまったら。。。
 いや、自分の愚かな実験の為に、死ぬ必要のない雛を殺してしまっ
たら。。。
 慌てて、雛を探す郁巳。
 そして、ジェットコースターの非常用の階段を使って高いところに
上ろうとしていた雛を見つける。
 慌てて説得を開始する郁巳。
 「やめろー。そんなことをしてはいけない!」
 「人間は生まれてくる時は自分の意志ではない。だから死ぬときも
自分の意志ではいけない。」
 「ずっと僕がそばにいるから。。。二十四時間、一時も眼を離さず
に一番に君の事を考える。」
 一息にまくし立てる郁巳とは対照的に「本当?」と落ち着いて聞く
雛。
 雛はジェットコースターの線路に引っかかった風船を取ろうとして
いただけだったのだ。

 一方、藤村は悠次に会っていた。
 紅子を物にした悠次は、過度に介入してくる藤村がウザくなり、殴
る蹴るの暴行を加える。
 紅子の涙、そして「先生はいい人生?」と聞かれたことが、藤村の
心に引っかかっていたのだ。
 藤村はその答えを探すために。。。
 「コンテニューする。。。まだゲームは終わらないんだ。。。」と
悠次に告げる。
 悠次は半笑いで「殺すよ。。。」と一言。

 遊園地から帰ってきた雛は郁巳の家で安らかな寝息を立てていた。
 郁巳はそんな雛の就寝を見届け、洗面所で手を洗う。
 その左手にはリストカットの跡が。。。

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 結局、僕は彼女に事実を話す事はできなかった。
 彼女に依存される事で、人間としてのバランスを取り戻しえたのだ
から。
 あの頃の僕は一方で自分自身に誓わなければならなかった。
 二十四時間、彼女を守らなければならない。
 決してそこに、迷いこまないように
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寸  評 郁巳は僕の目から見るとかなり最低な部類の人間に入ると思います。
自分のエゴの為に雛の人生を操り、事の重大さに気づいていなかった
り。。。
それよりももっと最低なのはリストカットの跡があること。
やっぱ、自分で命を絶つような人は、どんな事由であれ尊敬できない
気がします。
(某超有名小説家さんとか某超有名ミュージシャンとかね。)
次回予告はちょっと郁巳がいいところを見せそうな感じなので楽しみ
です。
あと、悠次の「ゲーム」に徐々に嵌ってゆく紅子と藤村、彼らも要注
目です。

執 筆 者 清水(reaty@smile.ocn.ne.jp)

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2. 編集後記
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上戸彩ちゃん、髪の毛切らない方が可愛かったような気が(^^;)(清水)

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