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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/29) 熱烈的中華飯店(4)  2003/02/05


===================================================== 発行部数    9 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/29 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 熱烈的中華飯店
局  名 フジ系
放映日時 水曜21時
キャスト 橘詞央(鈴木京香)
     名波健太(二宮和也 )
     迫田誠二(椎名桔平)
     野口拓郎(勝村政信)
     大山海次郎(東幹久)
 小向五郎(高橋克実)
     綾小路公彦(石黒賢)
 三村奈々子(瀬戸朝香)
 岩田厳五郎(伊東四朗)
脚  本 林宏司

あらすじ  −−奇蹟は神のみがおこすものではない。人類の月への第一歩。
赤ん坊の初めての一歩。最初の一歩はそれを見たまわりの人の心にも
小さな奇蹟を引き起こす。

 平平楼は休憩中。名波は皿の片付け、ゴミ出しと大忙し。橘詞央
(鈴木京香)は「サイオウが馬、ね」と例え、この素人集団も、育て
れば最高の料理集団になる、と喜ぶ。みんなは、こんなの続くわけ無
い、と白けるが、詞央は、みんな原石なのかもしれない、と言う。偉
大な料理人も最初はただの素人。明日に向かって、最初の一歩を踏み
出そう、と詞央。

 厨房から出ると詞央は、これで明日も頑張ってくれるはず、と自画
自賛。だが、みんなはあのせりふ、パクリじゃん、と白ける。名波健
太(二宮和也 )だけ、感動する。

 明日のお客さまは食通。『最高のスープ』をオーダーする。その様
子を陰から見ていたみんなは、お客さまの風貌から、マフィアかも、
と怖がる。

 岩田厳五郎(伊東四朗)は、注文がスープで良かった、と言う。平
平楼には、スープのストックがあるから、と。

 スープの研究をしようとする名波に、迫田誠二(椎名桔平)は見習
いはまず、店の掃除、と命じる。

 迫田が平平楼のスープを見せる。みんな味と透明度に感動するが、
何をどうすれば、『最高』になるのか、悩む。

 掃除を終えた名波が楽しみに飛んで来ると、厨房には誰もいない。
みんな食料庫で食材を探している。

 名波はスープを一口飲むと、温めたらもっとおいしくなるだろう、
とスープ鍋をコンロに向かって運び始める。それを見た詞央の声でみ
んな駆けつけたところで、名波がコンロの上に置いたスープ鍋の中に
上から落ちてきた唐辛子が入ってしまい、スープが台無しに。

 岩田は予約はキャンセルして貰うしかない、と言う。

 迫田、野口拓郎(勝村政信)、大山海次郎(東幹久)、小向五郎
(高橋克実)は、麻雀。綾小路公彦(石黒賢)は三村奈々子(瀬戸朝
香)を連れて、バーに飲みに行く。

 詞央が、「料理長が料理投げ出してどうするの、平平楼の看板が泣
くわよ」と言うと、「まずいスープを出す方が、看板が泣く」と迫田
は反論。

 名波は、自分が作ってみるという。

 詞央は迫田を料理長にしたのが失敗だったという。

 岩田は、奴らは麻雀で言えば、真っ先に捨てられる不要牌。スープ
は幸運や偶然ではできない、と言って、キャンセルして貰うという。
「キャンセルはできません!」と詞央。そして落ち込む名波には、こ
れは名波の責任ではない、自分の責任だと言う。

 名波は1人でスープを作り始める。だが、スープが段々濁っていく。

 ビールを取りに来た迫田は、沸騰させず、とろ火で時間をかけて作
る、と言う。「なら、あんたが作れば?」と詞央。「オレは無駄なこ
とはしない主義なの」と迫田。名波は作りかけのスープを捨てる。

 料理本にもスープはトロ火でと書いてある。箸を取りに来た小向は、
「そうだったのか」と驚く。「興味あればやれば?」と詞央。「いえ、
13年やった迫田さんが無理って言うんですから」と小向。「最初は素
人だったって」と名波。「わたし、これでも30年やってたんです」と
言って小向は麻雀に戻る。でも、どこか上の空。

 大山がトイレに立ち、迫田がついでに灰皿取り替えて、と言う。

 ガスの火が弱くならず、スープが煮立ち始め、名波は鍋を火から下
ろそうとして足元がふらつく。それを後ろから受け止める。大山だっ
た。

 コンロの火は消えたが、今度は火がつかない。大山がコンロを直す。
大山は詞央に礼を言われて、赤くなる。

 バーから戻った綾小路と奈々子が雀卓のそばを通り、奈々子が大山
の代わりに灰皿を取りに厨房へ行き、綾小路が大山の代わりに麻雀を
打つ。

 奈々子が料理本に小さく、澄んだスープのこつは挽肉を入れること、
と書いてあるのを見つけ、詞央が挽肉を取りに行こうとすると、大山
がちょうどあったから、と豚の挽肉を渡す。そして、麻雀より、こっ
ちを手伝おうかな、と言う。

 麻雀は綾小路の連勝。みんな、大山の方がよかった、と言う。

 スープがいい感じになる。

 迫田が来て、挽肉はスープが冷めてから、もっと細かくして入れる。
しかも、豚ではなく、鳥だ、と言う。そして、「お前は素人以下だ!」
と迫田は名波に言う。「何も努力しない人に言われたくない」と詞央。
「才能のない奴はダメだ。一流になりたいって奴が、オレみたいに万
年皿洗いでいいっていうのか?」と迫田。「三流だと開き直って何の
努力もしない人には言われたくない」と詞央。

 岩田は詞央のプライドのために平平楼の評判を落としたくない、と
言い、船長にコンロの故障でスープが作れなくなったから、明朝一緒
にあのお客さまにお詫びを、と言う。

 汚い手を、と抗議する詞央に、店の看板を守ることも接客係の大切
な役目だという。

 名波がスープの作り直しを始めるが、野口が食材庫に鍵を掛けてい
て、大山の力でもあかない。

 詞央が野口に食材庫を開けてくれるように頼んでも、迫田料理長が
スープ作りは中止と言ったんだから開けない、と詞央の依頼を拒否。
綾小路は奈々子が手伝っているなら、自分も厨房に行こう、と言い、
小向、迫田もトイレに立つ。

 野口はいい手なのに、と1人残るが、詞央が見ると、野口の牌はク
ズばかりに見える。野口はそれが『国士無双』だと教える。

 詞央は急に、冷蔵庫の残り物を調理台の上に並べる。

 迫田と一緒に厨房を覗いている小向は、「自分も昔はバカな見習い
でしたから」と言う。

 「いい匂いだな」と言う綾小路に、名波は自分は迫田に教えられた
ことしかできない、と答える。

 綾小路は白菜の芯を手に取り、「これ、美味いんだ」と言う。詞央
は「それでいきましょ」と決める。

 小向は自分の部屋で平平楼の制服を手に取る。迫田は、『明日のた
めに』のノートを読み返す。『スープ仕上げの極意』

 大山のミンチが出来上がり、名波が丁寧に灰汁を取ったスープも出
来上がる。奈々子が氷を入れた器に大山がスープ鍋を入れる。

 制服に着替えた小向が、昔、中華街の仲間から聞いたヒントを教え
る。使う鶏肉は、ささみだけ、と。でも、もうささみが残っていない。

 詞央が重ねて野口に頼むと、「料理長がスープは中止と言ったから」
と出さない。

 だがそこに制服に着替えた迫田が来て、「名波1人で作ってるんじ
ゃない。チームで作ったんだ」と言い、野口は食料庫の鍵を開ける。

 顔を出した名波に迫田は、「スープを命がけで見張れ!また唐辛子
でも入ったらどうするんだ!!」と怒鳴る。感謝する詞央に迫田はこの
ままでは負けを精算させられるから、と言う。

 平平楼の前を通りかかった船長は岩田に、お客さまをバーで見かけ
たので、明日のキャンセルをお伝えしておこうかと思う、と声を掛け
るが、岩田は、「故障していた調理器具が直りました。明日は予定通
りお出しできるとお伝えください」と言う。

 鳥のささみのミンチを入れたスープは、奇蹟のように輝き出す。

 岩田は詞央に、「料理人が心を込めて作った料理をお出しする。そ
れも接客係の大切な仕事です」と言う。

 お客さまと船長が席に着き、詞央が「オーダー頂きました、最高の
スープです」と出す。

 スープ椀の中央に固めた白菜。そこに岩田がスープを注ぐと白菜が
花開き、椎茸、ピーマン等が次々と花開く。

 クズ食材を出して、と怒るお客さまに、詞央は国士無双同様、クズ
食材でも丁寧に煮込んでいけば花開く。一口飲んでみてください、と
胸を張る。

 一口飲んだお客さまは、「実に丁寧なスープだ。料理人の姿勢が現
れている」と感激。「『国士無双スープ』です」と詞央は胸を張る。

 名波は自分1人では、鳥を煮立てて終わっていたと、みんなに感謝
する。

 大山達は、麻雀、と誘い合うが、迫田は眠いからと断る。野口は迫
田がいなければ自分がかもになる、とがっくりする。

 1人厨房に残った名波は、詞央に、自分は一歩を踏み出せたかと聞
き、詞央は踏み出した、と答える。

 実は迫田は自室で、『料理大全』を読んでいたのだ。だが、そこに
ノックと共に名波が入ってくると、料理大全を隠して、エロ本を読ん
でいたふりをする。名波は、「一人前の料理人になる前に、一人前の
見習いにならなければならないことがわかりました」と言う。「そん
なこと言って、オレから習おうったって無駄だぞ。フロアの掃除、し
たのか?」と迫田は名波を追い出し、部屋に鍵を掛けると、また、料
理大全を読み始める。

 −−どんなに小さくても、最初の一歩は偉大な一歩である。その先
には、壮大な奇蹟への道が広がっているかもしれないのだから。


寸  評  今回は趣向を変えて、「楽勝」のはずが、一転、とんでもない茨
の道に.....ということなのですね。

 でも、平平楼のお客さまって、本当に一日一組、しかも食べるお料
理は一品か二品なのですね。

 それを船のお客さんもスタッフも不思議に思わないのでしょうか?

 それと、奇蹟のスープが一晩と立たずに出来上がるというのも.....
安易すぎますよね。もうちょっと、工夫が欲しいです。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 メルマガでも配信させて頂いています、ドラマ「GOOD LUCK」。担当の井村
さんが書いている新海の言葉遣いもそうですが、態度もちょっとやりすぎ、と
いう気がします。
 上司に逆らえばかっこいい、と勘違いしていないでしょうか?パイロットと
いえ、会社組織に所属しているのなら、やはり最低限のマナーがあるのでは、
と思います。
 新海ほどではないにしても、歩実も、つっかかりすぎます。
 いくらドラマとはいえ、最低限のマナーは守って欲しい、と願います。スト
ーリーが現実を離れてもそれはいいでしょう。でも、SFではないのですから、
登場人物の言動は、もっと現実的にして欲しいと願います。(鈴木)

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