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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/28) 僕の生きる道(4)  2003/02/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/28 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 僕の生きる道
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 中村秀雄(草なぎ剛)
     秋本みどり(矢田亜希子 )
     久保勝(谷原章介 )
     古田進助(浅野和之)
     太田麗子(森下愛子)
 金田勉三(小日向文世)
     秋元隆行(大杉漣)
脚  本 橋部敦子

あらすじ   中村秀雄(草なぎ剛)は、1度断られたが、再度、秋本みどり
(矢田亜希子)に告白をした。しかし、みどりは気持ちに応えること
は出来ないと返事をした。秀雄は気持ちが伝えられて良かったと言う
と、みどりは「中村先生、変わりましたね」と言う。

 ビデオ日記
 「僕は恋を始めることが出来た。一瞬にして終わってしまったけど。
これが最後の恋になると思うけど、自分の気持ちを伝えることが出来
て良かったと思う。」

 学校でいつものように生物の授業を始める。が、生徒は他の教科の
勉強を始める。聞いているのは杉田めぐみ(綾瀬はるか)だけ。秀雄
は授業を進める。

 久保勝(谷原章介)のところに秀雄のクラスの生徒である田岡雅人
(市原章人)が相談にきた。田岡の彼女の近藤萌(鈴木葉月)が妊娠
したと言う。田岡は久保に子供を産まないように近藤を説得して欲し
いと言ってきたのだ。困った教師たちは話合い、みどりが近藤と話を
することになった。

 秀雄は病院診察を受けている。
 主治医の金田勉三(小日向文世)に秀雄は「昔は、今日やらなくて
も明日やれば良いと思っていたけど、今はそう思っていない。体がき
くうちに色々やっておかないと。」と話をする。「職場で病気を理解
してくれるヒトはいるの?」と金田は聞くが、秀雄は「話せば気を使
わせるので、黙っていようと思っている。」と答える。そして、秀雄
は「母さんにも、まだ言っていない。生命保険を母親に受け取っても
らうなんて最大の親不孝者ですね。」と言う。金田は「誰か病気を理
解してくれる人がそばに居てくれると良いんだけど。」と言う。

 『僕は、誰かに寄りかかることなく、残りの人生を1人で歩んでい
くことになる。それが僕の運命だから。』

 翌日、みどりは近藤と話をする。近藤は、田岡が久保に相談したと
聞き「最低」思う。親に話をしようと、みどりは言うが、近藤はそれ
を断る。近藤の妊娠はウソだった。

 田岡は久保に「どうして産むなと彼女に説得してくれないのか」と
言うが、久保は「俺が言うことじゃない」と答える。「じゃぁ、先生
は俺の人生が台無しになっても良いんですか」と田岡が言うと、久保
は「自分でまいた種だろう。大体、解かってたはずだろう。」と言う。
田岡は「おきてしまったことは仕方ない。僕の将来のことを考えて欲
しい。親には言いたくない。お金ならだす。15万くらいでいいんです
よね」とあっさり言う。秀雄は「人の命をなんだと思ってるですか」
と田岡を掴む。そこへみどりと近藤が帰ってきて、妊娠がウソだと言
う。近藤は田岡の気持ちを試すためにウソをついたのだ。

 同僚達が飲みに行っている間、秀雄は「現代の性教育」として、妊
娠と性感性症についての資料を作成していた。翌日、職員に配ると教
頭に却下された。父兄達は、自分の子供には関係ない。性教育などす
ると悪影響を及ぼすと思っているからだ。秀雄はやり切れない思いで
いっぱいになる。

 みどりは久保と食事に出かける。会話の中で久保は「俺たちって、
このまま久保先生、みどり先生って呼び合うのかな」と言う。そして
「結婚して子供が出来たらパパ、ママって呼び合うからいいか」と言
う。

 ビデオ日記。
 母さんに言わなきゃいけないことは、なかなか言えない。生徒に言
いたいことは言わせてもらえない。時間だけがどんどん過ぎていく・
・・

 田岡との進路指導。
 秀雄は、まず最初に、これからは妊娠するようなことをしないかと
確認をする。田岡は「もうしません。彼女とは別れましたから」と答
える。秀雄は、そういう意味ではないと言うが、田岡は面倒がって聞
かない。そして、田岡は「やっぱり医学部に行こうかな」と言う。秀
雄は「医者は命を扱う仕事です。医学部は進めない。僕が患者だった
ら君みたいな医者に診てもらいたくない。君に医者になる資格はない。
」と言う。田岡は怒って帰ってしまう。秀雄は、最後まで話を聞いて
欲しいと田岡を追いかける。階段まで来たところで、田岡は階段から
落ちてしまい、大怪我をしてしまう。

 秀雄と教頭は、田岡が運ばれた病院で、田岡の足にひびが入ったと
聞かされる。PTA会長である田岡の母親は、秀雄が息子を階段から突
き落としたと言う。

 その夜、秀雄は職員室で田岡に伝えたいことを手紙にしようと書い
ていた。そこへみどりが戻ってきた。帰り道、みどりは、秀雄が自分
に対する気持ちは十分伝わっていると言った。そして、みどりが秀雄
に質問をした。「先生は何をそんなに焦っていいるんですか?時間に
追われているみたい」。秀雄は「僕は明日があると思って生きるのを
やめた。自分にはやりたいと思ったことを先延ばしにするのは辞めよ
うとおもった」と言った。

 病院で診察を受けている。金田は「なるほどねぇ〜。組織にいると
色々とあるよねぇ。」と秀雄の話を聞いている。「先生もですか?」
と秀雄が聞くと、「それは僕だって・・」と金田は微笑む。秀雄は
「僕は無力ですよ。」と言うが、先生は「君が信念を貫いていれば、
君に見方してくれる人が現れる。その人は、いつか突然やってくる。」
と言う。

 自宅で、歯を磨き、洗濯をし、母に電話をする。が、実家は話し中。
そこへ教頭から電話がかかってくる。明日の放課後、田岡の母親が学
校に来るので謝罪をすることになった。

 翌日、田岡の母親が学校に抗議にきた。秀雄は謝罪することを教頭
に指示をされる。謝罪は、教頭、久保、みどり、秀雄で行った。秀雄
は約束どおり、田岡を階段から落ち、大怪我を負わせてしまったこと
を謝罪する。そして、「医者失格」と言ったことも謝罪しようとした
が、謝罪出来なかった。そして、田岡の母親に田岡の妊娠騒動の話を
してしまった。しかし、田岡の母親は「うちの息子がそんな事をする
わけない」と言い、侮辱されたと怒りだす。秀雄は田岡に渡すように
手紙を母親に渡すが、母親は手紙を突き捨ててしまった。秀雄は手紙
を拾い、その場を去った。田岡の母親は、「中村先生の方こそ、教師
失格じゃ、ありません」と言ったが、みどりは、田岡の母親に「田岡
くんの妊娠騒動は事実ですから」と言った。それを聞いた久保は「彼
をかばったの?」とみどりに聞くが、「事実を言っただけです」とみ
どりは答えた。

 職員室に戻り、教頭は秀雄にさっきのはどういうことかと聞いた。
秀雄は「僕は、田岡君に間違いに気づいて欲しかった」と答えた。
 秀雄は教頭に、先ほどの態度について色々言われるが、秀雄は「僕
は間違っていません。僕は間違ってません。あの妊娠騒動が残した問
題は何も解決していない。何のケアもせずに性交渉をし、妊娠したら
中絶すれば良いと考えている生徒に『間違っている』と指導したら何
がいけないんですか。HIV感染を他人事だと思っている生徒に『間違
っている』と指導して何がいけいないんですか。間違ってるって指導
してやるのが、僕達、教師の、大人の役目じゃないんですか。命にか
かわる大切なことを教えるより、進学率を上げる教師の方が正しいと
したら、僕は教師を続ける気はありません。」と言い、職員室を出て
いった。
 みどりは、秀雄が捨てた田岡への手紙を見つけた。

 秀雄はヤキトリ屋で独りお酒を飲んでいた。みどりは久保と食事の
約束をしていたが、秀雄のいるヤキトリ屋へきた。秀雄の隣に座り、
秀雄の残した焼き鳥を美味しそうに食べる。そして「中村先生の思い
は間違っていないと思います」と言った。

 『みどり先生は僕に味方してくれる一番最初の人なんだろうか』


寸  評  このドラマは、とても繊細に造られていると思います。秀雄のチ
ョットした仕草が、秀雄の性格を現している。今回の中でのイチオシ
は洗濯をするシーン。何でもないシーンなんだけど、洗濯機の音が寂
しく聞こえ、秀雄の気持ちを察しているかのように思いました。あと、
ほぼ毎回あるのが時計の音。この音だけで、恐怖を感じさせたり、時
間だけが過ぎていくことだけを感じさせたり。他のドラマには無い素
晴らしさがあるように思えました。

執 筆 者 西脇(chie_yaen@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 とうとうドラマの主題歌『世界に一つだけの花』がシングルCDとして発売さ
れますね。ふと、アルバムからシングルになった場合の売上って落ちないのか
な?と思ったりします。私はアルバム『Drink! Smap!』を持っているのでシン
グルCDは買わない。私のように考えてる人っているんじゃないかなぁ・・・。
(西脇)

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