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---| 非公式情報 |------------------------------------------------- <http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3D384F43742FA> ブッシュ政権がイラク攻撃に執着する理由 By STRANGELOVE アメリカとイギリスはイラク空爆をすでに開始、アメリカの特殊部隊やCIAのイラクでの活動も本格化しているものの、ヨーロッパを中心とする攻撃反対の声は日増しに強まっている。そうした中、イギリス政府は公然と、日本政府は行動でブッシュ政権のイラク攻撃を支持してきたが、ブッシュ政権の立場が微妙になってきたことも確かだ。 イギリスは、スペイン、イタリア、ポルトガル、ハンガリー、チェコ、ポーランド、デンマークを仲間に引き入れたようだが、情勢に大きな変化はない。8カ国の内情を見ると、イギリスは石油人脈のトニー・ブレア首相が孤軍奮闘しているだけであり、歴史的にCIA/ウォール街の強い影響を受けているイタリアには反米感情も強い。 戦後、1970年代までイタリアではクーデター計画、テロ、暗殺が続いたが、その背後にはイタリア情報機関が存在していた。その黒幕はアメリカの情報機関だとも言われている。つまり、アメリカこそがテロ支援国だと考えているイタリア人は少なくないのだ。 スペインやポルトガルにも親米派と同じ程度、反米派が存在している。1973年9月11日(最初の9/11)にチリでは合法政権を倒す軍事クーデターがあり、オーグスト・ピノチェトを中心とする独裁政権が誕生した。クーデターの黒幕がヘンリー・キッシンジャーだったことは有名だ。 このピノチェトを逮捕しようと試みたのがスペインの判事。1998年10月16日にピノチェトは実際、逮捕されている。この逮捕を非難したのがイギリスやアメリカの一部権力者だ。イラク問題とは逆の構図だった。 現在のハンガリー、チェコ、ポーランドはCIAの「プロジェクト・デモクラシー」で誕生した国であり、これらの国がアメリカの政策を支持するのは当然のことだろう。ちなみに、ソ連時代、東欧の反体制派(少なくともリーダーの一部)はチリのクーデターも「民主化」だと主張していた。 ブッシュ政権がイラク攻撃に執着する大きな理由は少なくとも3つある。第1は、広く指摘されているように石油利権。第2は、イスラエル(リクード)の要望。リクードはイラクを中東における最大の敵だと考えているのだ。イラク攻撃を利用してパレスチナ問題を軍事的に解決しようとしているとも指摘されている。3番目の理由はアメリカ国内の治安、監視システムの強化、つまりファシズム化の推進である。 アメリカ経済は危機的状況にある。1980年代から1990年代にかけてはカジノ経済で誤魔化したが、ブッシュ政権が誕生した一昨年春には限界が来ていることは明白になっていた。 似たような状況下にあった1930年代、ウォール街の大物たちはファシズム体制の樹立を目指すクーデターを計画していた。国民の不満を力で抑えようとしたのだ。このことから類推すると、クーデターに近いことをウォール街周辺が計画しても不思議ではない状況になっていたことになる。 そこで、ブッシュ政権がクーデターを起こす可能性を示唆する原稿を筆者は2001年初夏に書き、これは月刊「軍事研究」の2001年10月号(同年9月上旬発売)に「石油産業と情報機関/ビルダーバーグ・グループの影」というタイトルで掲載された。なお、「世界」の今年2月号には、ブッシュ政権の実態に関する筆者のレポートが「ブッシュ政権の内幕」というタイトルで載っている。参考まで。 ---| OPC:米国の極秘テロ組織 |------------------------------- <http://great.mailux.com/mm_search.php?sh_mm_id=MM3D8ADF9051062> 特別レポート「OPC:米国の極秘テロ組織」(600円)の販売が開始されました。 【内容】 第2次世界大戦後、アメリカには要人暗殺やクーデターを一手に引き受ける極秘チームが存在した。OPCである。1950年10月にCIAの中に潜り込むが、その後も破壊活動、秘密工作をOPC人脈は続けた。英国のある学者に言わせると、CIAはこうした人脈が隠れ蓑に使ってきたにすぎない。この特別レポートを読まずにアメリカの戦後史を語ることはできない。 |