|
===================================================== 発行部数 12 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/01/17 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル いつもふたりで 局 名 フジ系 放映日時 月曜21時 キャスト 谷町瑞穂(松たか子) 森永健太(坂口憲二) 奥田直之(柏原崇) 藤原央子(長谷川京子) 入江知華(平山綾) 森永孝平(瑛太) 木下優子(佐藤仁美) 不和圭二朗(西村雅彦) 脚 本 相沢友子 あらすじ ハチのマンションの前に引越社のトラックが。 そこへ丁度帰って来たハチ(坂口憲二)は、受取の印鑑を求められる。 玄関の表札の下には、”谷町瑞穂”と書かれた紙がテープで止めてあ る。北海道の瑞穂の部屋にあった荷物が、そのままそっくり送られて 来たのだった。 ハチが瑞穂(松たか子)の部屋に行くと「お母さんに、環境が変わる と創作意欲わかなくて・・」と説明したらしい。呆然とするハチだっ た。 山のようなダンボールから瑞穂は1冊の”胸の音 山崎翔”の本を 取出し安堵する。 楓書房の社長(葛山信吾)に「はい給料半月分前払い」と封筒で受け 取る。”社長室”の札の下には新たに"文藝部”の札が。社長は、文 藝部を復活させたからには、と文藝部員の瑞穂と星野(塚地武雄)と 永井(秋山竜次)の前で演説をする。「社長なんだか人が変わったみ たいですね…」社長は瑞穂に、「今度、失敗したら社長首になっちゃ うんだよぉ」と泣きつく。しかし、小説家になることを夢見る瑞穂は、 他の部員に社長をサポートすることを頼む。 星野と永井は、小説家にこころ辺りがない。と言うのを瑞穂は聞き、 「心辺りならあります。」と自分の書き溜めた小説を皆に「どうぞど うぞ」と笑顔で配る。 瑞穂がお茶とケーキまで用意して、社長室兼文藝部へ戻る。 皆は机の上で寝ていた。 ワザとお盆を床に落とし大きな音を立て「どうでしょうか?気にい ったのなら、ぜひ」と売りこみをする。社長はすぐに「それは出来な い。察してくれるとありがたいけど…」と言葉を濁す。はっきり言っ てほしいという瑞穂に「面白くない。」皆口々に「ない」「ない」と。 そこへ、取次ぎの青木依子(木村多江)が入って来る。「こんにち は。文藝部が復活したって聞いて来たから、ご挨拶をしようと思って。 それとね、お願いしたいことがあるの。お世話になっている人からの 紹介なんだけど。結構面白いかもよ。磨けば光るかも?」と原稿を取 出す。その原稿を瑞穂の方へ社長は渡し、「瑞穂ちゃん読んであげて。 新人担当はまかせるつもりだから」依子も「申し訳ないけど、よろし くね」と瑞穂に挨拶する。 ハチのマンションに帰った瑞穂は、楓書房の人達が瑞穂の小説を読 んだ後の感想を愚痴っていた。 ハチが皆の話ているところへ休憩のためにやって来る。瑞穂は、 「丁度いいや、次に何もってっていいか皆で考えてくれない?」と箱 から山のような原稿を出し、1つづつ渡す。皆最初は黙って読み出す。 しばらくして、優子(佐藤仁美)が、孝平(瑛太)と知華(平山 綾)の 知り合ったきっかけを聞き出す。「バイト先です」と答える知華。話 が盛りあがりそうになったのを、瑞穂が止め。また皆は原稿に目を戻 す。 次に知華が口を開く。「孝平の方が好きだって言って来た。」と告 白話でまた盛りあがりそうになったのを、「はい、ちょっとちょっと お喋りしないで集中してよ。」と瑞穂が手をたたく。 しかし、しばらくしてまた孝平と知華の話に戻る。瑞穂は「あので すね。小説を読んでいただけません?」と言う。しかし、もう孝平と 知華の話は止められそうにない。ハチの片思いの相手の馴初めも出て、 4人は小説を机の上に投げ出し、話に熱中する。 瑞穂は、ドアを思いっきり閉めて、部屋に篭ってしまう。 ハチは瑞穂の部屋の前まで来て溜息をつく。瑞穂の出した原稿の山 を眺める。 しばらくして、ハチは瑞穂の部屋のドアを叩き、一つの原稿を手に 「これムチャクチャ面白いよ」と。置きあがって瑞穂が原稿を覗きこ むと、それは昼間預かった”手塚幸子”という名の新人の原稿だった。 夜部屋で一人で、原稿を読む。 翌朝、楓書房で新人の原稿を社長に渡し、「読みました。面白かっ たです。」感想はそれだけ?という社長だったが、小説家になりたい だけで、編集者になりたいわけでない瑞穂はつっけんどんな物言いを する。 青木依子は、その小説家と約束を取りつけてあるから会ってほしい と、社長に言う。社長は、お願いばかりじゃなくて、こっちにも紹介 してくれないかな?「神の目」を。と依子に言う。”神の目”を知ら ない瑞穂に依子は「村越さんていう書店の店主なのよ。頑固な人でね、 あるとき無名の小説家の小説をその書店だけで800部も売ったの。 それが元で大ブレークをした小説があるの。優れた小説を見分ける能 力は業界中で評判なのよ。だけど、すごい売りこみ嫌いで、紹介なん てとても無理。」と。 「どこにあるんですか?村越さんのお店教えて下さい。そういう人 でしたら私の才能を評価してくれると思うんです。」と皆から不評な 瑞穂の小説を読んでもらおうという野望が産まれる。 依子に依頼され、待合せの喫茶店に瑞穂が行くと高校生が「楓書房 の方ですか?」と声をかけて来た。「あなたが?これを書いた人?」 と驚く瑞穂に「はい。青木さんの紹介で来ました。手塚幸子です。よ ろしくお願いします。」と自己紹介をする。 幸子の前に座った瑞穂は「高校生?おいくつですか?」17歳とい う年齢と、始めて書いた小説ということに驚く瑞穂は、「大人っぽい 小説だったからもっと大人の人かと思ったんです。」と幸子は「先生 も面白いって。」10人中7、8人くらい面白いと言ってもらえた。 という話を聞き、瑞穂は衝撃を受ける。 マンションに、落ち込んだ瑞穂が帰って来る。「私ってさぁ、才能 ないのかなぁ」とハチに言う。「まだそんなこと気にしてるのか? 10人中9人が面白いって言ってくれるより、1人が面白いって言っ てくれた方が可能性が大きいんじゃないのか?」とハチは励ます。 「私だっていろいろ考えてるのよ。馬鹿じゃないのに…」「瑞穂は 馬鹿だと思うよ。皆馬鹿になりたいと思うよ。そういうとこ昔っから 羨ましかった。元気だせ。瑞穂の良さをわかってくれる人がきっとい る。」「そうかな?」「どうかな?」2人で笑い合う。少し瑞穂は元 気が出たようだ。 翌日、村越書店に瑞穂はやって来る。ガラス扉を開け中に入ると雑 然とした書店内。建物も古いが中に置かれている本棚も、本の置き方 もとても書店とは思えない。いろいろ雑然としている書店内の本を瑞 穂は見て廻る。意を決して、「お願があるんですけど」と村越(黒沢 年雄)に声をかける。「帰れ」まだ瑞穂が何も言ってはいない。「こ れを読んでいただきたいんです。」「売りこみは一切お断りだ。」 「これを読んで、私に小説の才能があるかどうか判断していただき たいんです。」「ここは本屋だ。出版されたものしか読まない。」 「そんな固いこと言わないでお客さんもいないし。」「ここにおいて 置きます。お願します。明日また来ます。失礼します。」瑞穂は、村 越の目の前に原稿を置いて行く。 瑞穂の原稿は触られることなく、昨日置いたところにそのままあっ た。 翌日瑞穂が村越書店に来る「読んでくれてはいませんよね?ここし かないって感じなんです。」「それは才能がないってことだろ。」 「だけど、あきらめたくないんです。神の目に判断してもらいたいん です。」「くだらないことだ。」「ここに来て、やっぱり村越さんに 読んでもらいたいと思ってるんです。だって、ここには私のベスト 10が全てそろってるんです。」瑞穂は村越に自分のベスト10を言 う。村越は瑞穂のベスト10を聞いても「今日は閉店だ。」と冷たく 言う。 瑞穂は5時になるとすぐに立ち上がる。社長に食事でも?と声をか けられるが、「食事より、も〜と楽しいことしてるんですよ。」と先 に帰って行く。 そして、瑞穂がまたも、村越書店へやって来る。「こんばんは。」 瑞穂が落ちた本をひろいながら、「前々から言おうと思ってたんです けど、お店の中をもっと整理した方がよろしいんじゃないですか?お 客さんも見にくいでしょうし、本もかわいそうです。」そのとき棚か ら大量の本が落ちてくる。瑞穂は不適な笑みを浮かべ「いいですね。 やっちゃいますよ?」 瑞穂は、書店の本の整理を始める。瑞穂の行動に不信を持った社長 は、瑞穂がうれしそうに整理している姿を見て「本気だったんだ…」 と書店の中を覗いてつぶやく。 また次の日、瑞穂が村越書店へ行こうとすると後ろから石焼きいも の声が…「熱いうちに食べて下さいね」と村越に焼きいもを渡し、瑞 穂は本の整理を始める…・ しかめっ面の村越を尻目に本を読みながら書店の整理にせいを出す。 本の整理をしながら瑞穂は、「本当は、ここには私の一番好きな本 がないんです。”山崎翔さんが書いた胸の音”という小説が。知らな いと言う村越に「じゃあ、今度持って来ます。私の原稿を読んだ後に でも読んで下さい」と瑞穂の原稿を読まないと言っている村越に言う。 ハチが不破事務所へ入って行こうとすると、歯医者の央子(長谷川 京子)に会う。央子は「こんにちは。この間は本当にすいませんでし た」と言った表紙に手にしていた書類を落してしまう。「気にしない で下さい。」とハチは言いながら、あまり言葉を交わさずに、別れる。 会議では、溝口(深水三章)が他のスタッフに「すでに、噂は耳に 入ってるかもしれないが、2月でチーフを降りるから。」とハチの前 に資料の束を積み上げる。「過去10年分のグットニュースの資料だ。 これが全部頭に叩き込まないチーフは務まらんぞ。人に媚びるだけで、 ここまで来たんじゃないということを、ぜひとも証明してほしいな。」 ハチは、スタッフ会議で一人の意見に否と答える。そのスタッフは 溝口のいうことは素直に聞くが、ハチが同じことを言っても素直に返 事をしない。 また違う日、ハチは構成作家に会議で書きなおしを依頼すると、 「具体的にいってくれませんか?」と構成作家は原稿を破ってキレる。 ハチは原稿を考えて来て、スタッフの皆に配る。 「森永(=ハチ)最近若い連中にいじめられてるんだって?」不破( 西村雅彦)の控え室で打合せをしているハチに不破は言う。「えっ、 そんな」と否定しようとするハチだが、「皆、嫉妬してるだけだから 気にするな」と不破は言う。 マネージャーが控え室に入って来て「不破さん今日ダメですね。2 時間ほど押してます。」「そうか、弱ったな…」ハチは、「誰かと約 束なんですか?」不破はハチの顔を見て肯定をする。 ハチはレストランへやって来る。「こんばんは。不破さん、まだ来 られそうにないんですよ。仕事がトラブルで伸びてしまって。あと1 時間くらいで来ると思うんですが、それまで俺がお相手をするように って。ご迷惑でしたら帰りますけど…」 不破と待合せの相手は愛人の央子だった。央子はハチに席を薦め、 二人でレストランで食事をする。 「央子さんは、バラエティなんか見ないと思ったんですけど」と話 を始め、央子は「そんなことないですよ。笑うと良く眠れるんです。 テレビのお仕事って大変そうですね。人を笑わせてばかりで自分が笑 うのを忘れてしまっては、ダメですよ。」 央子との会話は弾むが、不破はやって来ない。電話をして来る。と 席を外したハチに、店員が「バースディケーキどうしますか?」と。 今日は央子の誕生日だったのだった。一度は出すようにお願いするが、 ハチは「彼女がお祝いしてほしい相手は僕じゃないから…」と断る。 レストランから、出て来て、央子とハチが別れようとすると、央子 のバックにハチのマフラーが絡まってしまっていた。解こうと悪戦苦 闘していると、そこへ瑞穂が現れる。「ハチ!」と瑞穂は声をかける。 央子は瑞穂に、「始めまして藤原央子です。彼にすっぽかされて・ ・」と瑞穂に経過を説明する。ハチも「家が近いから3人で飲みまし ょう。なぁ瑞穂?」と瑞穂に言う。 マンションで、ハチと瑞穂の関係を央子は聞き、女子校だったから 男友達がいないので羨ましいと言う。瑞穂の央子の仕事を聞き「歯科 女史?歯医者さん?」瑞穂はちょっと驚く。 部屋が空いている訳を言おうとする瑞穂をハチが止め、ハチは急に 立ち上がり、思いついたように家から出て行く。 ハチは駆けて行き、レストランに行く「すいません。さっきのバー スディケーキは」しかし、店では処分した後だった。街を駆けて、ハ チはケーキを探す。 瑞穂は、ハチがいない間に、ハチの片思いの相手が、この央子だと 言うことをエピソードを聞いて知ることが出来た。 2人で話をしているとチャイムが鳴り、瑞穂が「どこ行ってたの?」 と出ると「不破圭二朗です。央子誕生日おめでとう。」瑞穂の後から 出て来た央子に薔薇の花束を渡す。 ハチが帰って来る。央子はいない。瑞穂は「今日彼女の誕生日だっ たんだ。さっき、不破圭二朗が迎えに来て、ハチによろしくって」 瑞穂は、「開けても良い?」とハチの買って来たケーキを開ける。 ネームプレートには「「Happy BirtyDay HIROKO」の文字が。瑞穂は 食べようよ。とハチに言い、「本当馬鹿になれるって素晴らしいよ。」 と食べ出す。「かかわらないって決めてたんだけどなぁ。ヤバイなぁ … なぁ もっとわかりやすく励ましてくれない?」 瑞穂はハチの肩を叩き、「元気出せ。ハチの良さをわかってくれる 人がきっといる。そうなかなぁ」「どうかなぁ〜」二人で笑い合う。 そのころ、整理整頓された村越商店で、村越が瑞穂の原稿を読んで いた。 寸 評 最初どうなるか?と思った、葛山信吾さん、「おっ、なかなかじ ゃん」柏原くんが築こうと思ってたイメージをなんとなく継承してい るような。 次回瑞穂は小説家をあきらめてしまうんでしょうか?そうなると ”夢はいつか叶う”っていう言葉はどうなるんでしょうか? 執 筆 者 田村(tamura_d@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- あまりドラマを見ない私は、今「美女か野獣」にはまってます。おじさん方 に人気の”松嶋菜々子”さんですが、女の私から見ても、とても綺麗に上品に 映ります。勿論福山くんもかっこいいですけど。福山くんは本当に軟派の役が 良く似合う。天性じゃないか?とも思いますけどね。(田村) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv/ url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |