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---| 非公式情報 |------------------------------------------------- <http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3D384F43742FA> 「民主化」の意味 By STRANGELOVE アメリカ政府はイラクを「民主化する」と言っているようだ。アメリカ人は「自由と民主主義」という看板を掲げたがるが、民主化とは具体的に何を意味しているのだろうか? 1983年5月17日付の「ウォール・ストリート・ジャーナル」に『思想戦』というタイトルがついたジェラルド・セルブ記者のレポートが掲載された。そこに「プロジェクト・デモクラシー」という用語が出てくる。アメリカ風の政府を国外に樹立するための計画だと説明されている。つまり、ブッシュ政権が言うところの民主化とは「アメリカ化」を意味しているわけだ。 第2次世界大戦の前から現在に至るまでアメリカはラテン・アメリカに大きな影響力を及ぼしてきた。有り体に言うならば、支配してきたのだ。その過程で軍事政権を支え、「死の部隊」を育成して住民虐殺を手助けしてきたことを否定できない。 その一方、選挙を経て誕生した政権をクーデターで潰してきた事実もある。イランの石油利権を守るため、ウォール街の石油資本は1953年、同国の民族主義政権をクーデターで葬り去ったが、その翌年には刃をグアテマラに向けている。 1950年11月13日の総選挙でヤコボ・アルベンス・グスマン政権がグアテマラに誕生するが、この政権はアメリカの多国籍企業と対立、イランのクーデターを成功させたチームがグスマン政権打倒を目的とした秘密作戦をスタートさせた。黒幕はイランの時と同じように、ジョン・フォスター・ダレスとアレン・ダレスの兄弟だ。 1953年にアメリカの大統領がハリー・トルーマンからドワイト・アイゼンハワーに交代すると秘密作戦が本格的に動き出し、民主的に選ばれたアルベンス政権は倒され、アメリカ的な政権が登場することになった。 もうひとつの「9/11」も似たようなシナリオだ。1970年9月4日、チリで総選挙が行われてサルバドール・アジェンデの政権が誕生した。この新政権が気に入らなかったウォール街は護憲派の参謀総長を暗殺、1973年9月11日のクーデターでアジェンデ政権は倒されたのだ。反アジェンデ秘密作戦を指揮していたのがヘンリー・キッシンジャーである。 1980年代には東ヨーロッパでも「民主化運動」が展開されていた。その象徴がポーランドの「連帯」だろうが、この組織がアメリカの情報機関と協力関係にあったことは余りにも有名だ。左翼系のメディアだけでなく、アメリカの週刊誌『タイム』などでも大きく取り上げられたことがある。 ヘッジ・ファンドを使ってアジア経済を混乱させたジョージ・ソロスも旧ソ連圏で「民主化」を支援している。その人脈をたどると、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官やジョージ・W・ブッシュ米大統領が出てくる。 ブッシュも経営に参加していた「スペクトラム7」の経営状態が悪化したときに救世主として「ハーケン・エネルギー」が登場するが、この会社も後に経営悪化が表面化して株価が暴落する。その直前にブッシュが大量の株式を売却していたことは有名な話。暴落直前、同社の株式を大量に購入してオーナーとなったのがソロスだ。結果として、ソロスからブッシュへ約100万ドルが流れたことになる。 旧ソ連圏での活動も、ターゲット地域の不安定化がソロスの目的ではないかと見られている。彼の資金が流れ込んでいる人権擁護団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」がイスラエル軍の虐殺行為に寛容な理由もこの辺にあるのかもしれない。 ---| OPC:米国の極秘テロ組織 |------------------------------- <http://great.mailux.com/mm_search.php?sh_mm_id=MM3D8ADF9051062> 特別レポート「OPC:米国の極秘テロ組織」(600円)の販売が開始されました。 【内容】 第2次世界大戦後、アメリカには要人暗殺やクーデターを一手に引き受ける極秘チームが存在した。OPCである。1950年10月にCIAの中に潜り込むが、その後も破壊活動、秘密工作をOPC人脈は続けた。英国のある学者に言わせると、CIAはこうした人脈が隠れ蓑に使ってきたにすぎない。この特別レポートを読まずにアメリカの戦後史を語ることはできない。 |