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===================================================== 発行部数 ?? == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/01/15 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 熱烈的中華飯店 局 名 フジ系 放映日時 水曜21時 キャスト 橘詞央(鈴木京香) 名波健太(二宮和也 ) 迫田誠二(椎名桔平) 野口拓郎(勝村政信) 大山海次郎(東幹久) 小向五郎(高橋克実) 綾小路公彦(石黒賢) 三村奈々子(瀬戸朝香) 岩田厳五郎(伊東四朗) 脚 本 林宏司 あらすじ −−人生には、時として『奇蹟』が起こる。しかしその奇蹟の入 り口に気づくかは、人それぞれだ。そう、奇蹟の入り口は意外なとこ ろにあるものだから。 名波健太(二宮和也 )と小向五郎(高橋克実)から教えて欲しい と頼まれても迫田誠二(椎名桔平)は、「オレは弟子は取らないの」 と断る。 食材を盗み出した野口拓郎(勝村政信)は、三村奈々子(瀬戸朝香) の飲んでいる老酒を飲みたいと言い、奈々子は大山海次郎(東幹久) も誘って、飲み始める。 小向がつまみを作ると言いだし、名波が食料庫に蟹を取りに行く。 橘詞央(鈴木京香)は岩田厳五郎(伊東四朗)に、迫田が『黄金チ ャーハン』を作れると力説。 綾小路公彦(石黒賢)は迫田のチャーハンを、「タダの焦げたご飯 だ。食えない」と全部捨てる。 詞央は、料理人はベテラン揃い、力量も十分と胸を張る。岩田は今 日の予約のお客様は、船長自らもてなすのだから、と心配する。 厨房では、お酒が回り、王様ゲームまで。奈々子は料理を作ったこ とがないと言う。 詞央は蟹を食べてしまったのを怒る。「まだ、沢山ありました」と 奈々子。 いよいよお客様が入る。 奈々子はホステス、大山はケンカでは負けたことがない、という経 歴。 小向は岩田にお勧めは?と聞かれて、「蟹チャーハンなら、モンモ ンの定番メニューでした」と答える。「玉子はいかようにも形を変え る。平平楼は、高級中華。ツバメの巣、フカヒレ、熊の手という形を 変えられないものを使う。玉子は、付け合わせならいいが、メインに ならない。かに玉は、君の店だけにしてください」と岩田。「誰です か?」と小向。「平平楼に努めて30年。誰もその笑顔を見たことが ない、というサービス係だ」と迫田。 詞央は、「みんな着替えて!」と怒鳴り、「じゃあ、オーダーはそ ういうことで」と言って、出て行く。 野口はそっと食料庫に忍び込む。そこでは、大山が隠れて着替えて いて、野口にびっくりして、生きた蟹の入った箱を蹴飛ばしたまま、 飛び出していく。 「おすすめは?」と船長は岩田に聞く。「この、新鮮な蟹を使った 料理など」と岩田。そして、岩田は船長に別のページを開かせないよ うに、メニューをわからないように押さえている。根負けした船長は、 「じゃあ、それで」と注文する。「承りました」と岩田。 野口は、自分は食材係、食王の代わりはできないと言い、「かわっ たお嬢さん」と詞央を皮肉って出て行く。 大山も出て行こうとしたが、詞央にウィンクされて、思いとどまる。 名波は中華大全を取り出す。「蟹を蒸せばいい」と詞央。 野口はアワビを横流しし、ブローカーに蟹をおまけする。ブローカ ーは、今度は「ツバメの巣」と言い、大金を見せる。 奈々子は、酔って気持ち悪いと、コックの制服のまま甲板に出る。 「君、平平楼の人?あそこ、味、落ちたね」と綾小路が奈々子に声を かける。 迫田が、小向を助手に調理を始めるが、迫田はネギ一つまともに切 れない。 岩田が迫田の過去を話す。迫田は卓球のチャンピオンだった。「努 力家だが、頑張る方向が完全に違っている」と岩田。「じゃあ、あの タコは?」と詞央。「奴のスマッシュは強かった。今でも語りぐさに なっている。中華は炎の料理です。思い切りがないといけない」 迫田は料理ができないが、悟られまいと怒鳴りまくる。野口は、迫 田のタコは卓球じゃない?と冷やかす。迫田は名波に自室にマイ包丁 を取りに行かせる。名波は迫田の部屋で迫田の卓球のチャンピオンの 写真を見つける。 お客様は料理が出てこないので、イライラし始める。 名波が包丁と一緒に迫田の卓球の写真を厨房に持ってきて、迫田の タコの正体がばれる。 蟹は大山にひっくり返され、船を逃げていた。 綾小路は奈々子に世界の料理の話をしていて、今夜どう?と誘う。 でも、迫田の姿を見て、奈々子は料理しなくちゃと思い出す。 「迫田は味方にしたら一番恐ろしい奴です。一番先に逃げ出す」と 岩田。 詞央は、一匹でもいいから、蟹を見つけるよう指示。野口以外、飛 び出していく。 でも、見つからない。 詞央が蟹を一匹見つけたが、大山が捕まえようと走ってきて、蹴飛 ばし、蟹は海中に舞っていく。 奈々子は、面白そうだったのに.....とがっかりする。 厨房に綾小路が入ってくる。「誰?」と奈々子。「通りすがりの者 です」と綾小路は答えて、お酒を物色する。 奈々子は代わりは効かないの?とホステスをやっていたときのヘル プに例えて聞く。「蟹の代わりにエビをヘルプに付けるとか」と奈々 子。詞央も同意する。 岩田が「これ以上、お客様をお待たせすることはできない。わたし が頭を下げてお引き取り頂く。高級食材は代わりはきかない。蟹は蟹、 エビはエビ。食王もだ。負け犬は負け犬らしく、迫田のようにしっぽ を巻いて、負け犬を認めろ。もう止めさせない」と言う。「そうかな ?」と野口は玉子を取りだし、蟹の代わりにするという。 大山が岩田を羽交い締めにし、「蟹は逃したが、あんたは逃さない」 と言う。 みんなで卵料理を開始。迫田が調理をするが、油の温度が低すぎて、 玉子が鍋底に沈んでしまう。 綾小路が迫田の失敗した玉子をつまみ、「できそこないだな。卵白 使って、蟹そっくりの味を出す。香港で食べたとき、おいしかったな .....」と言う。だが、綾小路は作り方は知らない。 「早くそれ言ってよ。みんなの話、聞いてたでしょ」と詞央。 みんな挑戦してみる。だがうまくいかない。迫田は、ぬるい油を使 っていた..... 小向が作り、詞央が味見。「油っぽいわ」 名波が湯を掛け、奈々子が味見。「味がないわ」 小向は塩を振って炒める。 できあがって、綾小路に試食を頼む。「これは.....『ソイポンハ イ』だ。蟹そっくりだが、しっとりして甘みがある」と綾小路。「こ れでいきましょ」と詞央。そこに迫田が戻ってくる。蟹を数匹持って。 「本物が来たんだから、早く蒸さなきゃ」と奈々子。だが、ソイポ ンハイを試食した迫田は、「これを出せよ」と言う。「蟹を蒸すなん て、誰にでもできる。でも、これはあんたたちだからできた。オレに はできないよ。蟹を蒸すより、ずっといい。ここでできる最高の料理 だ。ここに勤めて13年のオレが言うんだ。もっとも皿洗いだったけど」 と迫田。「それにしましょう」と詞央。 詞央は岩田にお客様にお出しするよう依頼。「喜ばれます」と詞央。 「喜ばれなければ?」と岩田。「土下座して、海に飛び込みます」 「いいですか?わしは正直に言います」 綾小路が、迫田と大山に、ソイポンハイの名前の意味を知っている か?と聞く。 お客さまはソイポンハイをしげしげと見る。 「ずいぶん、シンプルな料理ですね」と言って、船長から食べ始め る。「変わった味ですね」「なかなかいけますよ」「おいしい」とお 客さまは口々に言う。 何という蟹かと聞かれて岩田は、蟹の偽物と答える。「食王の得意 な蟹料理です。ソイポンハイ.....広東語で、『蟹よりうまい』とい う意味です」 みんな、ただの玉子が本物の蟹よりうまいと言うことに感心する。 皿は空になる。 お客さまの1人は、偽物の時計を見せて、娘が初めて出たボーナス で買ってくれた、本物より大切かもしれない時計だと言う。 迫田は出て行こうとした。「皿洗いは2人要らない」と言って。 「じゃあ、なぜ、蟹を捕ってきてくれたんですか?5匹も」と詞央。 「悔しいから、卓球に打ち込んだんでしょ。悔しいうちは、まだ戦え る」 「今回は、偶然が重なっただけ。次からは、断った方がいいですよ。 だんだん注文は難しくなる」と岩田。「負け犬って言う言葉、知って ますか?負けた犬ではなく、勝負する前に怖がって下りた犬です。わ たしたちは、勝負します」と詞央。 −−しつこいようだが、この物語は、たまたまある客船に集まった 人の、奇蹟のストーリーである。 寸 評 さて、偶然から素人に近い人たちがお客さまをうならせる一品を 作ることができました。 ところで、普通こういう高級中華料理店ならば、コースを食べるでしょうし、 コースなら、次々とお料理が出てくる必要があります。まさか、あのお客さま 達は、ソイポンハイ一皿でお帰りになるわけではないですよね。だとすると、 次のお料理はどうするの?また、このドラマは、一回の食事だけの奮闘を描い ている!? 不思議が一杯です。 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 19日日曜日で、今回の冬ドラマが全部スタートしました。先陣を切った月九 とは、ほぼ二週間の開きがありました。 もう、みなさんがご覧になるドラマは決まりましたでしょうか? 編集子は、ビデオに録画して、ほぼ、すべてのドラマを見ています。どれが 一番ですか?と聞かれるとなかなか難しいのですが、「高校教師」と答えてい ます。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |