メルマガ:岩切良信の「通じる英語」めだかの学校奮戦記
タイトル:岩切流暗記に頼らない英語習得物語「めだかの学校奮戦記」  2003/01/23


━ 町人先生・岩切良信の「めだかの学校奮戦記」━━━━━━━━━━━━
                                2003/1/20 第11号

      〜中学校で習う英語がすべて!〜
   浪速の町人学者”岩切良信”が「英語を一からはじめたい人に捧ぐ」
     「通じる英語」の極意!!(文法編)
                  http://www4.kcn.ne.jp/~caca-i/
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みなさん、こんにちは!岩切です。

「めだかの学校」通じる英語 実践塾の、新規塾生の募集がはじまります。
ビデオとテキストで、自宅で繰り返し学んでいただける内容となっています。
1月26日「Part−1」(文法の基礎編)をリリースいたします。
こう、ご期待ください!

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11 いよいよ「動詞」を使う


町人先生:A子さん、「私はテニスをします」は?

A子さん:は〜? I play tennis.

町人先生:ピンポンーでは「私ははコーヒーが好きです」は?

A子さん:I like coffee. でしょ?

町人先生:すごいじゃない!これが言えるなんて!

A子さん:先生、私を馬鹿にしてるでしょう!こんなの中学生でも知っていますわ!

町人先生:いいや、決して馬鹿になんかしていないよ!
それがいえるのに、なぜそれだけで終わらせているんだろう?
不思議で仕方ないんだ。

A子さん:どういうことですか?

町人先生:実は、あなたが今言った英語は、今まで勉強してきたことと決定的
な違いがある。そのことを文法的な裏づけをせずにただ暗記しているだけなんだ。

で、質問だけど、play や likeの「品詞」は何になるのかな?

A子さん:「プレイする」「好き(好む)」だから、[動詞]ですね。

町人先生:ようし! [動詞]だね。では、今まで習った文と比較してみよう。

I am a girl.「私は少女です」→girlは名詞
He is busy.「彼は忙しい」→busyは忙しい

I play tennis.「私はテニスをする」→playは「する」
I like coffee.「私はコーヒーが好きです」→likeは「好き」

この上二つとと下二つの文の、決定的な「違い」が分かるかな?

A子さん:[be動詞]と[動詞]の使い方ですか?

町人先生:そうだ!(大きな声で)

A子さん:びっくりするじゃないですか。大きな声を出して!

町人先生:ごめん。ここが英語を学ぶ上で最大の関門なんだよ。
つまり、「動詞」を使うときは、絶対に「be動詞」は使わない。
反対に、「be動詞」を使うときは、絶対に「動詞」を使わない。

A子さん:本当だ!なんで今まで気づかなかったんだろう?

町人先生:断わっておきたいんだけど、be動詞も動詞も[動詞]なんだけど、僕の
授業では、[be動詞1と、[動詞]を(一般動詞という)明確に分けておきたい。

A子さん:[be動詞と、[動詞]を(一般動詞という)分けて考えるんですね。

町人先生:うん。何故かと言うと、この使い分けが皆さん出来ないんだ。

A子さん:[動詞]を使う時は、[be動詞]を使わない。この使い分けのことですね?

町人先生:そう。このことから、新たに二つの原理が生まることになるね?
一つは、英文には[be動詞]か[動詞]かが、必ず入っている。
このことは死んでも忘れてはいけない。

A子さん:あ、そうか。そう言うことになりますね。だから、その使い分けが大
事になるんですね。

町人先生:二つ目は、[be動詞]の後ろには「名詞」か「形容詞」しか来ない。
(※筆者注反論のある人はこの本の最後までお読み下さい)

A子さん:これも納得出来ますわ。

町人先生:この二つのことを、英語を学ぶ人は片時も忘れないように!
では、「私は行きます」は?

A子さん:「行く」という動詞がありますから、be動詞を使わずに、I go.

町人先生:OK!これは絶対に I am go.ではないよね?
でも I am go.と言う人が本当に多いんだ。
「何故なんだろう?」と僕は、随分長い間悩んだんだ。

A子さん:何故だったんですか?

町人先生:二つ発見したんだ。一つは、[主語]の項で語したところ。
I を「私」と覚え、「私は」を I am と覚えているからなんだ。
もう一つは、I go. だけで、立派な文なのに I go だけだと、「何か寂しい」
んだって!だから、つい、am をつけて言うみたい!

A子さん:分かります。分かります!
だから、「品詞」の理解を一番最初に勉強したんですね。

町人先生:うん。大事なことは、 go は「動詞」であることを、しっかり認識
しておこと!
これから、どんな[動詞]が出てこようと、原理は全く同じなので、あとは、す
べて I go の応用に過ぎない。これが「文法」なんだ!

町人先生:今度は、[動詞]を持った文の「疑問文」やその「答え方」、あるいは
「否定文」などを作ってみよう。
先ず、[肯定文]から、「あなたは英語を話します」は?

A子さん:You speak English.

町人先生:うん。この文をよく見ると、[be動詞]がないね?

A子さん:当然ですわ![動詞]がありますからね。

町人先生:そう!では「疑問文」を作るためには、「be動詞」みたいに、文頭に
もってくるものがないね?

A子さん:ええ!ですから、do を文頭にもってきます。

町人先生:そう!それだけの語しなんだね。

Do you speak English.(語尾を上げる)「あなたは英語を語しますか」
(※疑問符(?)と語尾を上げることを忘れずに)

A子さん:で、「否定文」は、not ではなく don'tを使う。

町人先生:そう!だから、I don't speak English.「私は英語を話しません」

で、疑問文に対する「答え方」は?

A子さん:Yes,I do.「はい、話します」No,I don't「いいえ、話しません」

町人先生:そうだね。[be動詞]を使った文との、たった一つ違う点は、
「動詞」があれば do を絡ませるだけと言うことが分かるね?

A子さん:これが[文法]なんですね。

町人先生:これを、「ただ、機械的に作ればいい」のに、「あなたは〜ですか」
の疑問文を作る場合に、
Are you 〜?  Do you 〜?
この「どっちを使うのか」、さっぱりわからない人が多いんだ。
この「見分け方が出来る」ことが英語を学ぶ上で最大の問題なんだ。

A子さん:そんな、大層な!


第11号:終


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■発行元:トランスワールド企画 岩切良信 http://www4.kcn.ne.jp/~caca-i/
□発行責任者:光山俊久(ミツヤマ トシヒサ)
■ご意見ご感想:E-mail: caca-i@m4.kcn.ne.jp
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