メルマガ:いいオトコ研究会
タイトル:<いいオトコ研究会> 強い優しさ  2003/01/15


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    ☆ いいオトコ研究会 (いい男とブス男の違いは)
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いいオトコ研究会のメルマガ vol.43 
 今回は、読者の“自由☆”さんによる「強い優しさの法則」です。



/////////////////// 今週のオススメめるまが //////////////////

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1、今週のメルマガ  “強い優しさの法則”

2、今週のチェックポイント
   How-toいいオトコ  ”強い優しさを持とう”
   ブスおとこの撤去 “リスクを回避ばっかしちゃダメだよ!”
   いいオトコ度チェック “自分の責任範囲を果たしている?”

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■読者”自由☆”さんによる「強い優しさの法則」

掲示板をご覧になっている方にはお馴染みの”自由☆”さんに、今回は登場して
もらいました。


■自由☆さんによる発信

初めまして。
いつもは『恋愛マニアの極意』というメルマガで恋愛講座書いています。
今回、いいオトコ研究会のメルマガに特別出演させてもらいました。
題して「強い優しさの法則」です。

ーーーーーーー

優しさには二種類あるってこと、知ってるかな。
どうも優しさっていうのをごっちゃにしている人が多いみたい。
二種類というのは、普通の優しさと、強い優しさ。

優しい=弱い人と感じてしまうのは、強い優しさを知らない人。
強い優しさは、リスクがあっても実行する優しさのことを指す。
では、僕が強い優しさだなぁと感じたお話をしてみようかな。

それは、僕の20代の女性友達が、web制作会社のアルバイトになり、その早々に
起こしてしまった、次のようなトラブルのお話。

彼女は、とある会社サイトの更新作業、と言っても、まぁワープロ入力みたいな
ことが担当。
月曜から金曜、午後3時の定時までという契約で、リーダーにあたるwebデザイナ
ーの男性の指示で仕事をする。
そして、実際の作業は、サイトの更新内容を、依頼主であるお客さんから原稿で
もらい、週末の金曜日中に更新させること、と指示されている。

トラブルが発生したのは、とある金曜日。
彼女の手元に原稿が着くのがいつもより遅く、更新作業が時間内で終わらない。
しかたないので、月曜日に残りやろうと帰った。

次の月曜日、彼女は会社に着くと社長からいきなり怒鳴られた。
「何故、金曜までに更新終わらせないんだ」
「だって時間内に終わらないので」
「じゃあ、なんでその事を誰かに連絡しないかったんだ」
「そんな指示受けていないので」
「ふざけるな、お前なんかクビだ」

そこへリーダーの男が出社してきた。
トラブルの内容を聞くと、彼は社長に言った。
「彼女は僕が担当しているプロジャクトの一員。
勝手にクビにしてもらっては困る」
社長は切れて、彼に言った。
「ああ、わかった。今回のクレームは部下管理ができていないお前の責任だ。
ちゃんとクレーム対応して問題を解消しろ。できないならおまえもクビだ」

お客さんに謝りに行く途中で、彼は彼女にこんな事を言った。
「社長は俺にこの件をうまく納めろと指示をした、それは知ってるな」
「はい」
「俺はその指示を受けた。それが俺の責任になった。一番うまく行くと思う方法
を今度はあなたに指示する。いいか」
「はい」
「では、まずあなたがお客さんに謝る事。一切の嘘を言わず本当の事だけで誠意
を持って謝るのがあなたの責任だ」
「ええっ」
「うまくいくかどうかは俺の責任。うまく行くようにあなたは俺に協力する責任
がある、それは認めるね」
「はい」

青い顔をして謝る彼女に、お客さんは怒りを引っ込めてくれたらしい。
もちろん、彼も一緒に謝ってくれたのが効果あったのかもしれないが。

「いいか、責任とは、ババ抜きと一緒だ。最後まで持っていた奴が負け」
「はい」
「あなたは先週責任を持ったまま帰ってしまった」
「はい」
「だから責任はあなたにあると社長は考えた」
「でも私はどうしたら良かったのですか?」
「誰かに責任を押し付ければいい。俺に一本電話あれば、責任は俺に移った。
このプロジェクト責任者である以上押し付けられたのを拒否できない」

ま、こんなお話を彼女からとくとくと聞かされてしまった。

僕はそのリーダーが強い優しさを持った男だと彼女に言った。
クビになるリスクがあるのを承知で優しさを示している。
あまり起きない事だから、こんな優しさがある事知らない人も多いんだ。

その女友達、今では本気でwebデザイナーになろうとして、給料以上の仕事をし
ているみたい。
そして、彼女の口から、よくリーダーの話が出てくるんだけど、どうもその口調
には恋する女の気持ちがありありと出てる。

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みなさんの知ってる強い優しさのお話を聞かせてくださいませんか?
僕も出入りしているイイ男研究会の掲示板で待ってます。
Click⇒ http://8302.teacup.com/tkawashi/bbs

僕のお話に興味持ってくれたなら、『恋愛マニアの極意』で展開しているお話
も読んでくださいね。『恋愛特区の法則』って名前。
Click⇒ http://interweb.ciao.jp/yudo/mini3.html


■いいオトコ研究会からのコメント

自由☆さん、ありがとうございました。
「強い優しさ」、なるほどって感じですね。


■強い男

以前、強い男と題してメルマガを発信しました。
http://members.tripod.co.jp/fineguy/article0806.html#vol.21

ここでは、“強い男”の定義を「弱いものへの優しさを持っていること」としま
した。
但し勘違いしてほしくないのは、優しさってこと。
優しさとは、女性にこびへつらい、子供のいいなりになることではありません。
威厳と信念を持って、いいものはいい、悪いものは悪いと伝え、優しさを施す相
手に生きる力を与えることとでも言いましょうか。

だからこそ、本来の優しい男とは、叱る時は叱るし、殴るときには殴ります。
でも、相手が弱いからってイジメたりは絶対にしません。
それが、強い男でもあり、魅力のある男でもあるわけです。


■今回の事例

今回の自由☆さん投稿は、この「強い」ということを違い視点で述べています。
「リスクがあってもそれを実行することが出来る男性は、強い優しさを持ち合わ
せている」というように。

では、これを解説する前に、最悪のブス男性だったらどうしたと思いますか?
多分、「お前は何をやってんだ、責任を持て! 反省しろ!」って具合に、アル
バイトの女性を責め立てたでしょう。
これってサイテーで論外だから、解説するまでもありませんね。

一方、優しさを勘違いし、アルバイト女性に対し、「いいよいいよ、気にしなく
て」って言ってしまう男性も多いのではないでしょうか。
これって、単に軟弱な優しさであり、ドラ息子が転んだ際「大丈夫、僕ちゃん」
って抱き起こす“過保護ママ”と同じです。

また、強さを勘違いし、単に上司に噛み付いてしまう男性もいます。
「仕方が無いだろ、遅れたのは!」って具体に。
これもダメですね。単なるケンカ奴郎じゃないのですから。


■強い優しさ

強い優しさとは、「真の意味で相手のためには何が必要か」を考えて行動を起こ
すことです。
転んだ息子に対し、手を差しのべずに自力で立ち上がらせるように仕向けるよう
に。
これは、「大丈夫、僕ちゃん」行動よりも、とっても難しく、時間や労力がかか
ることですが。

この「とっても難しく、労力がかかること」をあえて行うこと、これが「強さ」
の秘訣ですね。
そして、これを回避するのが「弱い優しさ」となります。


■リスク

そしてもう1つ、強い優しさの秘訣が、「リスクがあってもそれを実行する」っ
てことでしょう。
今回の事例では、クビになるかもしれないというリスクです。

リスクに関しても、以前メルマガで次のようなことを発信しました。

(冒険心のあるオトコから抜粋)

信念を持って、ゴルフでシングルを目指したり、会社で新しいプロジェクトを企
てる人、これって冒険心があるから出来ることです。
目的もなく、ダラダラとゴルフをしたり、上司にこびへつらうことだけしている
人、これらって、冒険心を玄関に忘れてきたオトコです。
冒険心とは、危険をあえて冒すことを言うのではありません。危険が先で、その
後に結果があるのではありません。
求めたい事、やってみたい事が先にあり、それを目指すためには、ある危険を超
えなくてはいけないという順番です。
そう、求めるべき事が先で、危険がそれに伴うってこと。
そして、伴う危険を、どうやって回避していくのか、それに一生懸命である必要
があります。

で、冒険心の無いオトコってどうだろうか?
なんか、一緒にいて面白くないですよね。
炭酸の抜けたペリエを飲んでいるみたいで。
もちろん、パートナーたる男には、身の危険を避け、体に気をつけてもらうこと
にこしたことはありません。
でも、それと冒険心が無いのとは全く別の意味です。
冒険心の無いオトコってのは、現状にすぐ満足してしまうとか、負けることを何
とも思わないとか、いずれもが向上心が無いことに尽きるのではないでしょうか。
別に、社長になってもらわなくてもいいし、ゴルフがシングルじゃなくても構い
ませんが。


おわかりになりましたか? 冒険心のある男とは何かって。
で、ここで記載した冒険のことをリスクと言います。

今回のweb責任者は、強い優しさを出すためと、自分の仕事の責任を果たすために、
あえて「クビになるかもしれない」という冒険(リスク)に挑戦したのです。
リスクを回避したいのであればいくらでも可能であったはずなのに。


■最後に

女性は、強い男を待ち望んでいます。
女性は、優しい男が好きです。
でも、強さも優しさも勘違いしないで下さいね。
「大丈夫、僕ちゃん」ママは、そのうちドラ息子から逃げられてしまいます。
「仕方ねーだろ!」的な反発しか出来ない部下は、間違いなく上司から切られて
しまいます。
「リスクを冒せない」スポーツマンは、一生ベンチ裏を暖めるしかないでしょう。

女性から見ても、おーんなじってことですね。
では、また次回。


/////////////////// 今週のチェックポイント //////////////////

彼氏(候補)、夫(候補)を、「いいオトコ」化したい貴女へ。
もっともっと、“いいオトコ”になりたいと望んでいる貴男へ送る。
今週の、「How-to“いいオトコ”」

■強い優しさを持とう
強さと優しさ、それぞれの意味を理解した上で、強い優しさを持とう。
それが“いいオトコ”になる条件の一つです。
    

―――――――――――――――――――――――――

“ブス”な一面を取り除くこと、それが“いいオトコ”になるための近道。
今週の、「どこを除けば“いいオトコ”化するのか」

■リスクを回避ばっかしちゃダメだよ!

回避ばっかしないで、必要に応じリスクに挑戦しよう。
そうすれば、ブス病が一つ減りますよ。

―――――――――――――――――――――――――

あの男を彼氏にしようか、結婚しようか迷っている貴女。
自分が“いいオトコ”かどうか、わからないでいる貴男。
今週の、「カンタン”いいオトコ“度チェック」

■自分の責任範囲を果たしている?

あの男性は、自分の責任範囲がわかっていて、それを果たそうとしているか?
それ次第で、“いいオトコ”度は、カンタンにチェック出来ますよ。


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