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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/08) 熱烈的中華飯店(1)  2003/01/13


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/08 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 熱烈的中華飯店
局  名 フジ系
放映日時 水曜21時
キャスト 橘詞央(鈴木京香)
     名波健太(二宮和也 )
     迫田誠二(椎名桔平)
     野口拓郎(勝村政信)
     大山海次郎(東幹久)
 小向五郎(高橋克実)
     綾小路公彦(石黒賢)
 三村奈々子(瀬戸朝香)
 岩田厳五郎(伊東四朗)
脚  本 林宏司

あらすじ  −− 人生には、時として『奇蹟』が起こる。
 −− 例えば.....落ちてきた隕石が頭を直撃.....しなかった奇蹟。
 −− 身近では、コンビニで479円と言われ、持っていた小銭がピ
ッタリだった奇蹟。
 −− ロマンチックなところでは、生涯でピッタリの恋人と出会う
奇蹟。

 −− ともかく.....これから始まる物語は、一つの客船に集まっ
た人の小さいけれど、一つの奇蹟の物語である。

 橘詞央(鈴木京香)は、部下から、食王7人を迎えに行ったが、い
なかったとの連絡を受け、「何やってるのよ!!」と叫ぶ。

 食王と呼ばれる7人の物語.....のはず。

 詞央の企画は、『スターレオ』号に香港の食王と呼ばれる最高の料
理人を乗せ、最高のディナーを饗応する、というものだった。詞央は
部下に何としても食王を船に乗せるようはっぱをかける。

 だが、食王の企画のためにないがしろにされた平々楼の料理人達は
怒っている、とマネージャーの岩田厳五郎(伊東四朗)。

 食王7人が市場に着く。

 食材係の野口拓郎(勝村政信)は、食材調達の仕事しかしないと、
断る。

 野口が持っている食材を売って欲しいという男が現れ、最初、野口
は断るが、男が大金を払うというので、売ってしまう。

 二等航海士・大山海次郎(東幹久)は、麻雀で勝ったが、いかさま
がばれて、殴られそうに.....だが、逆にその男を片手で投げ飛ばし
てしまう。

 元北千住で中華料理屋を営んでいた小向五郎(高橋克実)は、本場
のチャーハンを食べるが、「何が本場のチャーハンだよ」と小声で文
句を言い、それでも店の人には、「おいしかった」と言って店を出て、
「最後は平々楼のチャーハンか」とつぶやく。

 三村奈々子(瀬戸朝香)は、中華料理の2人前のフルコースを平ら
げ、「あんまり食べられなくてごめんなさい。でも、チャーハンは平
々楼のチャーハンと決めているから」 と運転手に言う。

 詞央のいる港に奈々子がやってくる。そして、運転手と話をするが、
運転手の広東語がわからず、2人の会話はトンチンカン。奈々子はお
金持ちの夫と離婚したのだった。最後に運転手に「さよなら」と広東
語で言う。

 外資系銀行ディーラーの綾小路公彦(石黒賢)は港でケンカを見て、
「こわーい!」と言う女の子2人に、「あれは密航者とそれを追いか
ける蛇頭。何かあったら言って。ボク、スイートだから」と言う。

 スターレオ号の売りは、平々楼の黄金チャーハン。

 平々楼の見習い志望の名波健太(二宮和也 )が、平々楼で働きた
いと紹介状を持って来る。

 綾小路は大きなズタ袋に入ると、荷物に紛れる。

 食王は食材を見に行ったという連絡が詞央に入る。

 平々楼料理人・迫田誠二(椎名桔平)は、眠そうに甲板に降りてく
る。

 大山は甲板でワインを飲み、後輩は慌てる。

 奈々子は指輪を返し忘れたことに気づく。

 岩田は詞央に、平々楼の料理人が船を降りると言っていると伝える。

 名波が平々楼に近づくと、怒鳴り声が聞こえる。平々楼の料理長が、
食王のアシストをしろと言われたことに文句を言っている。そして、
作り上げた黄金チャーハンに塩を手に一杯入れてしまう。そして、
「チャーハンは元々、余り物で作ったんだ。あまりものでも、手を掛
ければおいしくなる。フカヒレを出すことだけがもてなしと思ってい
るあなたには、わからないでしょう」と言う。

 そして、平々楼の料理人全員が去っていく。「料理はチームワーク
だ。1人欠けても、できない。みんなから鉄の女だって、言われてい
るんだって。友達いないだろ」と言って。

 迫田は寝坊したのに気付き、慌てる。

 野口は食王と気づかずに食王7人を港に連れてきて、船に乗せろと
言っていると、詞央に電話する。でも、詞央には広東語ができない。
通りかかった奈々子が、「わたし、香港に住んでますので」と言って
野口からの電話に出て、「運転手いない」という電話を、「チャーシ
ューないって」と詞央に伝える。

 野口は食王7人を小型船に乗せる。

 迫田は詞央に文句を言うが、「あんたね、置き忘れられた万年皿洗
い係ね」と詞央。切れた迫田は、「食事会を邪魔してやる」と言う。
「余計なことはしないで。わたし、それに命かけているの。邪魔した
ら、泣かすわよ」と詞央。それに怯えた迫田の手に詞央は包丁だこを
見て、「まさか」と首をひねる。

 野口が詞央に、食王達が腹減ったと言っていると電話するが、詞央
は、「キャベツの芯でも食べさせておいて」と言う。だが、キャベツ
の芯を出された食王達は怒って、それを野口に投げつける。

 迫田は名波に平々楼の歌をひたすら歌わせる。

 ぶたはすでに手配済みなのに、まだ持ってくると野口は言う。岩田
が野口はたちの悪い奴だと、詞央に教える。

 「何かブーブー言ってるぞ」という野口に、「何も言わずに、下ろ
してください」と詞央。

 部下から詞央に電話が入り、料理人の7人はすでに乗っているとい
う。

 野口は小型船から食王7人を下ろすと、「帰れよ!」と言って、小
型船を出す。

 名波は、平々楼の料理長だけが作れるという究極の黄金チャーハン
を作りたかったという。だが迫田は、「やめとけ。結局、料理は才能
だ。同じ材料を使っても、才能のある奴はうまい。無い奴のはまずい。
努力がゴミのように捨てられる世界だ」と言って、船を下りようとす
る。

 部下から詞央に電話が入り、食王を確認するから、出航を待って欲
しいと言う。さっきの電話は、『料理人の名波が着いている』と言っ
ただけ。「7人」と「名波」を詞央が聞き違えたのだ。食王は野口が
乗せていたらしいとの情報が入り、詞央は慌てる。そして、甲板で野
口とぶつかり、食王を下ろしてしまったことに気づく。船は出てしま
った。

 詞央はなんとか食王7人を乗せようと怒鳴りまくるがかなわず、誰
もいない通路で頭を抱える。

 「何をそこでやってるんです?聞きましたよ。やり手すぎて、上司
から疎まれ、この船に左遷された。ここで一発当てて、本社に戻ろう
とした。7人を呼ぶまでは、見事だった。でも、呼んだら乗せなくち
ゃ。あんたが辞めようと勝手だが、辞める前にお客さんどうにかして
くれよ。あんたは平々楼に対するお客様の信頼を裏切った。わたしに
は、お客様をおもてなしする責任がある」と岩田は詞央に言う。

 船に入り込むことに成功した綾小路は、平々楼の厨房に忍び込み、
鍋に入ったままの黄金チャーハンを見て、皿に盛り、食べようとする
が、足音が聞こえ、慌てて隠れる。

 やってきたのは迫田で、「黄金チャーハン作れるのが、そんなに偉
いかよ」と言って、チャーハンを作り始める。

 小向は平々楼に来て、予約のみと書かれた張り紙を見て、「食べら
れないのかよ」と言って、そっと厨房に入ってみる。

 奈々子がやってきて、同じく、「食べられないの」と言うが、指輪
を落としてしまい、転がった指輪は厨房へ。奈々子は指輪を追う。

 詞央はディナーの前に船長が食王に挨拶をと、こちらに向かってい
ると連絡を受ける。

 小向は迫田に、30年中華料理店をやってきたが、店を畳む前に、
黄金チャーハンを食べたくて、と言う。そして、迫田の後ろの黄金チ
ャーハンに気づく。

 奈々子も指輪を取りに来て、野口も黄金チャーハンを食べに来る。
大山と名波も迫田の後ろの黄金チャーハンを見る。隠れている綾小路
は「腹減ったな」とそっと言う。

 船長が厨房に入ってくる。そこには、迫田、名波、小向、野口、大
山、奈々子の6人がいる。「この人達が食王?そうは見えないけど」
と船長。「普通とは違いますから」と詞央。「もう1人は?」と船長。
「わたしです」と詞央。

 船長が出て行くと詞央は、「こうなったからには、やってもらいま
す」と言う。「そう言われても」と言うと、「お願いします」と詞央。
「お願いされたって、できないよ」と言われても詞央は迫田の包丁だ
こを見て、「料理長より、はるかに大きい。だから作れる。努力は報
われるのよ。わたしには、才能を見抜く力があるのよ。1人でできな
くても、みんなで力を合わせれば奇蹟は起こせる」と大演説をする。

 だが、気が付くと、誰もいない。

 詞央も厨房から出て行き、綾小路は黄金チャーハンを食べようとし
て、黄金チャーハンの隣の鍋の茶色いチャーハンを見つけて、「あれ
は黄金チャーハンよりずかしいと言われる、黒チャーハンだ」と感動
する。

 大山を追って、やばい連中が、船をうろうろしている。

 野口は食材を高値で横流ししようとしている。

 奈々子は厨房にあった珍しいお酒を思い出す。

 小向は客室で鞄から中華鍋を取り出す。

 綾小路は黒チャーハンを皿に盛って食べようとして、足音に慌てて、
皿を持って隠れるが、その時、れんげを落としてしまう。入ってきた
のは詞央。

 詞央は厨房で紹興酒を飲んでいて、そこに名波が、「何やってるん
ですか?」と言って入ってくる。詞央は「飲み代」と、辞表を見せる。
「1人でバカみたいと思ってるでしょ」と詞央。「いえ」と名波。
「別に1人が好きってわけじゃないんだけど、気が付くといつでも一
人きり。やっぱり何もできないわね、1人じゃ」

 綾小路は、必死でれんげを拾う。

 「あなたはいい仲間を持ちなさい。迫田さんは努力家よ」と詞央。
「違うんだよ」と迫田。そして、「これは.....」と言おうとするが、
そこに、野口、小向、大山、奈々子の4人が来ていることに気づく。
彼らは、ここにいてもいいという。

 綾小路は拾ったレンゲをナプキンで拭く。

 「このクルーズ、絶対乗り切ってやる」と詞央。「これは暇だった
から」と迫田。「だから練習したんでしょ」と名波。

 綾小路は「黒チャーハン」を一口食べ、「まずい」と言う。

 迫田のたこは、卓球でできたもの。

 −− 人々には時として『奇蹟』が怒る。この物語は、ある船に集
まった人の、奇蹟の物語である。


寸  評  冬ドラマが始まりました。見応えのあるドラマが多いと嬉しいの
ですが。
 詞央と「美女か野獣」の真とが、ちょっとタブって見えます。
 このドラマは、「いい男」を集めたドラマ、ということですが、ス
トーリーがどこまで充実できるか、楽しみにしています。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 昨夏、「ランチの女王」を見ていたときはオムライスが無性に食べたくなり
ました。
 このドラマを見ていると、多分、チャーハンをはじめとした中華料理を食べ
たくなるのではないかと思っています。
 みなさまは、いかがですか?(鈴木)

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