|
---| 非公式情報 |------------------------------------------------- <http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3D384F43742FA> イラク攻撃とキリスト教右派 By STRANGELOVE 米英軍によるイラク攻撃は決定事項であるかのように、日本のマスメディアは報道している。確かに、今月27日以降の早い時期に攻撃が行われる可能性は高いが、決定されているわけではない。にもかかわらず、攻撃を前提とした話を平然と行えるのは、圧倒的軍事力と経済力を持つアメリカに誰も逆らえないと彼らが感じているからにほかならない。 アメリカ(ウォール街)がイラク攻撃を望むのは石油利権の確保、あるいは拡大にあると日本のマスメディアも信じているようだ。ヨーロッパなどでは、そうしたアメリカの姿勢を批判する声が広がっているのだが、日本のマスメディアはそうでもない。利権のおこぼれを頂戴しようという雰囲気まで感じさせる。 もっとも、サダム・フセイン体制を崩壊させても問題の解決になるとは限らない。1990年代半ばからアフガニスタンではタリバンが勢力を伸ばしていくが、この新興勢力をパキスタンやサウジアラビアとともに支援していたのがアメリカのエスタブリッシュメント。タリバンが親米政権として21世紀のアフガニスタンを統治するようになると、CIAや石油企業は考えていたらしいのだ。イラクでも同じような展開になる可能性はある。 アメリカ政府はフセイン体制崩壊で満足することはないかもしれない。昨年12月2日、エリオット・エイブラムズという人物がパレスチナ問題のキーマンとして動き始めたが、この人物はイラン・コントラ事件の中心人物のひとりで、親イスラエル派として有名。パレスチナ問題の平和的解決をジョージ・ブッシュ大統領が放棄しようとしているのではないかと、欧米ではこの人事が解釈されている。 パレスチナ問題を軍事的に解決しようと試みてきたのはイスラエルのリクード。この政党を支持しているのがアメリカのキリスト教原理主義者、あるいは聖書根本主義派と呼ばれている人々。キリストに従う「善の軍隊」と反キリストである「悪の軍隊」が最終戦争(核戦争)を行って人類は死滅、その後に再臨するキリストによって自分たちは救われるというシナリオを信じているのが彼らだ。 1980年代に大統領を務めたロナルド・レーガンがこの教えを信じていたことは有名な話だが、どうやら現ブッシュ大統領も同類らしい。つまり、悪の帝国、悪の枢軸という名称が両大統領の口から出てきたのは偶然ではないのだ。 アメリカ軍の幹部が恐れているように、フセイン体制を軍事的に崩壊させた後、イラクがチェチェン化する可能性は小さくない。イラクがカオス状態になれば、親米のサウジアラビア王室も安閑としてはいられなくなる。 アメリカ政府の中には、イラクやサウジアラビアなどはイスラエルに支配させるべきだと考えている人もいるが、そのようなことをすれば、混乱は全世界に広がってしまう。それこそが、聖書根本主義派の願いなのかもしれないが。 ---| OPC:米国の極秘テロ組織 |------------------------------- <http://great.mailux.com/mm_search.php?sh_mm_id=MM3D8ADF9051062> 特別レポート「OPC:米国の極秘テロ組織」(600円)の販売が開始されました。 【内容】 第2次世界大戦後、アメリカには要人暗殺やクーデターを一手に引き受ける極秘チームが存在した。OPCである。1950年10月にCIAの中に潜り込むが、その後も破壊活動、秘密工作をOPC人脈は続けた。英国のある学者に言わせると、CIAはこうした人脈が隠れ蓑に使ってきたにすぎない。この特別レポートを読まずにアメリカの戦後史を語ることはできない。 |