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タイトル:非公式情報40号  2002/12/28


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ファシズム化への反発
By STRANGELOVE

 トレント・ロット上院議員の人種差別発言はアメリカのファシズム化を象徴するような出来事だった。1960年代の公民権運動を快く思わない人々が1980年代から反撃を開始、最近では「反テロ」を名目として国民監視システムを起動させて平和運動、環境保護運動、人権活動、労働運動、言論などに対する締め付けを強化している。そうした環境の中でロット議員の口も軽くなったのだろう。
 1993年、大統領選挙にビル・クリントンが出馬するとウォール街や情報機関の一部はクリントン攻撃を目的としたアーカンソー・プロジェクトを起動させた。このプロジェクトを支えた草の根の人々の多くがクロントンを嫌った理由は、彼が黒人と親しくしていることにあったと言われている。
 2000年の大統領選挙で自分たちが支持するジョージ・ブッシュを当選させ、翌年にs新政権が誕生すると世界的な反発を無視して環境、軍縮問題を後退させることに成功し、その年の9月11日の「同時多発テロ」後には国民の権利を大幅に制限、コンピュータなど最先端技術を駆使した監視システムを張り巡らせてきた。(国民の全生活情報を収集するシステムを開発中)ブッシュの支持母体は勝利に酔いしれている。
 そうした「勝利感」がロットの発言を生み、「9/11」に関する調査を目的とする独立委員会の委員長にヘンリー・キッシンジャー元国務長官を指名するという決定に結びついたのだろう。
 しかし、ブッシュ派の言動に危機感を持つ人々はまだ存在していた。それがロット批判やキッシンジャーの委員長就任辞退に結びついたわけである。アメリカ国内でも「9/11熱」が冷めつつあるのかもしれない。
 アメリカ国民が冷静になれば、エンロンやワールドコムに象徴されるような経済の腐敗が再び注目され、軍事予算の拡大にもブレーキがかかる可能性が強まる。彼らの支配システムが揺らぐということだ。
 アメリカ人の戦争熱を高めると同時に中東の石油利権を確保するため、ブッシュ政権はイラク攻撃をどうしても行う必要があるのだろう。

---| OPC:米国の極秘テロ組織 |-------------------------------
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特別レポート「OPC:米国の極秘テロ組織」(600円)の販売が開始されました。
【内容】
第2次世界大戦後、アメリカには要人暗殺やクーデターを一手に引き受ける極秘チームが存在した。OPCである。1950年10月にCIAの中に潜り込むが、その後も破壊活動、秘密工作をOPC人脈は続けた。英国のある学者に言わせると、CIAはこうした人脈が隠れ蓑に使ってきたにすぎない。この特別レポートを読まずにアメリカの戦後史を語ることはできない。

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