メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジン VOLUME 82】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2002/12/18


============================== 7,821発行
【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2002/12/18 第82号   
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 株式会社トランスワード
 http://www.transwd.com
 book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■

1. お知らせ
2. 受講生に聞きました【特別企画】
3. 最近の翻訳業界 
4. 翻訳しよう
5. パソコンしよう
6. リンクしよう

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1. お知らせ 
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■必ず仕事を依頼します!稼げる技術翻訳実践コース申込受付中!■

トランスワードは近々ガイドブックの翻訳を手がけることになりました。そこ
でこの度の「稼げる技術翻訳実践コース」の受講生のうち希望者に対して、課
外授業の位置付けとして当ガイドブックの和訳をお願いする予定です。(翻訳
料をお支払いします。)翻訳実務を体験する良い機会ですのでこのチャンスを
お見逃しなく!(申込期限:2002年12月27日)

なお通学講座は定員まであと1名となりました!通学希望の方はお早めに!

□開講日:2003年1月8日(水)19:00〜21:00
□受講料:100,000円(税別)
□受講期間:3ヶ月(全10回)

詳細はこちらから
http://www.transwd.com/school/k_tokubetsu.htm


■書籍版「翻訳しよう」予約受付中!■

部数に限りがあります。確実に入手するためにお早めにご予約ください。

ご希望の方は、メール本文に住所・氏名・電話番号をご記入の上、件名を「翻
訳しよう予約」としてbook@transwd.comへ送信してください。
予約された方には印刷が完了次第、発送します。予約後に住所が変わった場合
はお早めにご一報ください。

□発売日:2002年12月25日(予定)
□定価:2,000円(税込)
□総ページ数:約100ページ


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2. 受講生に聞きました「トランスワードの通信講座」 
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前回に引き続き、トランスワードスクールの卒業生による講座の魅力や感想を
ご紹介します。今回は、これまで2つのコースを受講後、新講座「稼げる技術
翻訳実践コース」に臨む恩田佐智子さん(札幌市在住)にお話を伺いました。

いよいよ「稼げる技術翻訳実践コース」の開講も間近に迫ってきました。まだ
受講を迷っている方、受講生の体験談を参考にしていただき、一緒に稼げる翻
訳者を目指しましょう!


■「ワンポイント翻訳レッスン」を読み、通信講座を受講

トランスワードを知ったのは今から2年程前、平成12年頃、メールマガジンを
通してです。ホームページの「ワンポイント翻訳レッスン」を読み、技術翻訳
に関するさまざまな事柄が丁寧に説明されていて、とても驚いたことを覚えて
います。それがきっかけで通信講座を受けようと決め、最初に「技術を学ぶ翻
訳者養成講座」を受講。次に「技術翻訳自動車コース」に進みました。

■教本は今でも翻訳の必需品

各コースとも課題はもちろんですが、教本が大変充実していると思います。
「翻訳技術編」「工業技術編」の2冊の教本は今でもパソコンの横に置き、翻
訳の必需品として活用しています。特に「技術翻訳自動車コース」の自動車に
関する教本のおかげで、自動車に関する知識がずいぶん増えました。

技術翻訳の場合、英語力はもちろんですが、翻訳する分野の知識を身につける
ことは欠かせません。翻訳する際、急に自動車に関する本を読んでもなかなか
理解できないものですが、トランスワードの教本は初心者にも分かりやすく書
いてあり、とても助かります。

■翻訳会社ならではの実践的な内容

トランスワードの講座は、課題が実際の仕事に促している点が一番の魅力。以
前、別の翻訳会社の通信講座を受けたことがあるのですが、課題がその講座の
ためだけにつくられた内容で、その後トライアルを受けても、勉強してきたこ
とと違いがありすぎて戸惑いました。

その点、トランスワードの場合は、課題が仕事に促している分だけ難しいので
すが、身につくものも多く、実際に仕事をする際も戸惑うことなくスムーズに
入ることができました。

■仕事をしてわかる講座の成果

実際に仕事をすると、改めて講座の成果を実感します。以前、バイクの取扱説
明書の翻訳を手がけた際、ページ数も多く最初は不安でした。ところが、講座
でいろいろなマニュアルを読んでいたので、翻訳していても、それほど抵抗を
感じないのです。

たとえば「似た文章を前に読んだことがある」と思ったり、初めて読む文章で
も自然にイメージがわいてきます。講座を受講しているときは気がつきません
でしたが、実際に仕事をして初めて、翻訳の力が身についていることを確信し
ました。

■ビデオで授業を体感

通信講座の場合、地方に住んでいても受講できるメリットがあります。さらに、
トランスワードの通信講座は、実際に通学講座の人が受けている授業をビデオ
で送ってもらえるのがいいですね。ビデオのおかげで、家にいながら実際の教
室での授業を受けられるわけです。やはり、直接先生の説明を聞くと内容がす
んなりと頭に入ってくるから不思議です。ビデオは本当に助かっています。 

■新講座でレベルアップ!

新しく始まる「稼げる技術翻訳実践コース」は、自分自身のレベルアップもも
ちろんですが、コースの内容がさらに実践的なので受講を決めました。たとえ
ば、「翻訳の進め方と翻訳後のチェック方法」「手に負えない文章・用語の対
処法」など、実際に仕事をする時に悩んだり、困ったりするに違いないポイン
トがすべて網羅されています。講座後半の「電子辞書の効率的使い方」「翻訳
メモリーの使い方(TRADOS、TRANSIT)」も、今後仕事をするうえで欠かせな
い内容ですし、以前から興味があったので、今からとても楽しみです。

■日々こつこつと

英語が好きで文章を書くことも好き、という実に単純な理由で翻訳の仕事を始
めましたが、翻訳は生涯続けていける仕事のひとつだと思います。先日、ノー
ベル化学賞を受賞した田中耕一さんが「毎日こつこつと地道にやっていけば、
必ず実を結ぶ」とコメントされていましたが、翻訳の勉強にも同じことがいえ
ると感じています。


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3. 最近の翻訳業界(仲谷) 
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オーストラリア語学留学

トランスワードではオーストラリアへの語学留学のお世話もしていますが、最
近問い合わせが増えています。ビジネスの国際化が進み、仕事の道具としての
英語力を高めたいと真剣に思う人が増えている表れでしょう。

また日本の大学や高校に進まず、海外留学を選ぶ人も増えつつあります。日本
の学校での英語教育に満足せず、英語圏で本格的に力を付けたいと思う人が多
くなっているようです。

留学にはメリットもデメリットもありますが、金銭的にいうと日本の大学に行
くより費用は安いようです。

これまでは日本の学校を出て日本の企業に就職するのが普通のコースでした
が、これからは海外で教育を受け、グローバル化した世界での活躍に備えるの
も良いかも知れません。


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4. 翻訳しよう(荒井)
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「京都、大阪、神戸」と並べてください。英語にすると、Kyoto, Osaka and 
Kobe です。この他にはまずあり得ないのではと思えるほど簡単です(なお、
列挙の終わり、andの前にはコンマを置きません)。では日本語では? これ
を「京都、大阪と神戸」だと思っている方が多いようなのです…

本日のテーマは「列挙」です。そして副テーマとして「日本語を考えるとき
に、英語の語法を基準にしないでください」ということを申し上げます。いつ
ものことですが。

ちなみに、口語(しゃべりコトバ)の場合だとどうなるでしょうか。「京都
と、大阪と、神戸(に行ってくるヨ)」。それぞれの後に、いちいち「と」を
つけます。これが一番普通です。

この形は、日本語のandの使い方として幼稚ではなく、むしろ厳密なニュアン
スが出ます(ただし、口語に限りますが)。翻訳者の中に、このことを認識し
ていない方がいました。

NHKの放送などでは、「京都、大阪、そして神戸(から中継いたします)」の
形がよく聞かれます。「そして」に代えて「それから、さらに(は)」なども
使うようです。これは口語としてもかなり改まった形で、むしろ書き言葉を読
んでいるのに近いものです。「そして」の位置に「および」を使うと、契約な
どの文体になります。「および」の語を契約以外の場で使うのはかなり不自然
ですから、気をつけてください。

書き言葉で一番普通なのは、「京都や大阪、神戸など(が有名です)」の形で
す。「や、など」の形は便利で使いやすいので、試してください。なぜ便利だ
か分りますか。「や」はandと違い、列挙の初めに置きます。「や」で列挙の
始まりを、「など」で列挙の終わりを明示できるので、前後が複雑で長いよう
なときに便利です。ただ厳密にいうと、「や、など」は「挙げた以外のものも
ありえる」のニュアンスが少し出ます。このニュアンスが出ても出なくても、
実際上は重大な問題ではないことが多いのですが(この点については、以前に
書きました)、それがいやなら「京都や大阪、神戸(が有名です)」となるで
しょう。

さらに、「や」は少し幼稚な響きがするということがあるので、「や」をや
め、「(当社は)京都を始め、大阪、京都(に工場を置いております)」など
とすることもできます。これはやや大げさで、また、この中で第一のもの(京
都)が一番重要だという気持ちが出ます。そして、最後に「(当社は)京都、
大阪、神戸(に工場を置いております)」の形に至ります。つまり、andに相
当するものは何も使わず、読点(、)だけで列挙を表すのです。実際には、こ
れがシンプルで、一番よく使われる形でしょう。日本語ではandを使わないの
です。

ご参考のために実例を掲げます(新聞、雑誌、商品パンフから)。
「義務の観念、忠誠心、勤勉さといった"二次的美徳"につけこまれた…」
「テレビを見る時間が平均2時間25分、雑誌・マンガが18分、本が8分だった」
「会員は首都圏を中心に三重や大阪、和歌山、広島、長崎など、北海道から沖
縄まにまで及ぶ」
「フランス、イタリア、イングランドと、いくつのものチームが敗れていきま
した」
「米国人の精神と感情は野球、バスケットボール、アメリカンフットボールと
ともにある」
「まず新聞、テレビ、週刊誌に登場する」
「学校の授業は、できない子、自信のない子に合わせている」
「AAA、BBB、CCC、DDDは商標です」
「料金、取扱地域、申込み方法などは、予告なしに変更することがございま
す」


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5. パソコンしよう(蔵本)
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電子辞書ブラウザ

翻訳しているとき、一つの辞書の意味や用例だけでは満足できず、複数の辞書
で調べることがあると思います。その都度辞書を引き直すのは効率的ではあり
ません。

そのような時に役立つのが電子辞書ブラウザです。

電子辞書ブラウザは、検索窓に単語を入力し検索すると、複数の辞書の検索結
果を一瞬にして表示します。また検索方法も前方一致・後方一致・条件検索な
ど指定できます。

トランスワードで使用している電子辞書ブラウザは「Jamming」です。数ある
電子辞書ブラウザの中で最も多くの電子辞書規格に対応しています。

Jammingはシェアウェア(¥3,000)で下記URLよりダウンロードできます。

一度お試しあれ。紙の辞書は引けなくなりますよ!

Jamming詳細はこちらから
http://www.bekkoame.ne.jp/~asato/jamming.html


稼げる技術翻訳実践コースでは電子辞書の効率的な使い方も指導します。通学
講座は少人数制につき、定員まであと1名!お申込みはお早めに!

稼げる技術翻訳実践コースはこちらから
http://www.transwd.com/school/k_tokubetsu.htm


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6.リンクしよう  
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[ニシキプリント] http://www.nishiki-p.co.jp/

ニシキプリントは、究極の高品質・短納期・低価格を追求する広島の印刷会
社。DTPはもちろん、オンデマンド印刷、アナログ印刷まで幅広く手がけ、
価格・品質とも最適な印刷物を提案します。毎月1回、メルマガも配信。
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