メルマガ:近現代史を考える
タイトル:近現代史を考える(12)  2002/12/10


12.ルーズヴェルトは戦争を欲し
   ていた




私は、このメールマガジンを、歴史
に詳しい人の為に書いては居ません。
むしろ、歴史について、関心は有る
が、知識が乏しい、或いは乏しいと
感じている方達を念頭に書いていま
す。


そこで、歴史(特に現代史)に詳し
い方達ではなく、殆ど基礎的な知識
も十分でない方達の為に基本的な事
からお話しますと、日本とアメリカ
は、1941年12月8日、日本の
真珠湾攻撃を切っ掛けに、本当の戦
争に突入しました。


「本当の戦争」と言ったのは、実は、
それ以前、日本と中華民国が中国大
陸で戦争をして居た時期、アメリカ
が中華民国に与えていた様々な軍事
的援助は、もしかすると、国際法上
は戦争行為と見なされるかも知れな
いからですが、それはさておき、日
本の真珠湾攻撃(1941年12月
8日)によって、日本とアメリカが、
全面戦争に突入した事は、明白です。


この攻撃は、日本がアメリカに対し
て行なった物ですから、その意味で
は、この戦争を始めたのは、日本で
す。しかし、それに至るまでの経緯
を調べれば調べる程、明らかに成る
事は、当時の日本政府が、最後の最
後まで、アメリカとの開戦を避けよ
うとして居た事と、それとは対照的
に、当時のアメリカ大統領フランク
リン・D・ルーズヴェルトは、日本
と戦争をしようとして、画策して居
たと言う事実です。


では、当時のアメリカ合衆国大統領
ルーズヴェルトが、何故、日本との
戦争を欲していたかと言えば、それ
は、彼(ルーズヴェルト大統領)が、
ドイツとの戦争をしたかったからで
す。ところが、アメリカ国民の大多
数は、ヨーロッパでの戦争にアメリ
カが参戦する事に大反対でした。で
すから、ルーズヴェルト大統領は、
そうした世論の反対によって、ドイ
ツとの戦争に参加したくとも、参加
出来ずに居たのです。


そこで、ルーズヴェルト大統領は、
先ず、ドイツの同盟国であった日本
を挑発し、日本にアメリカを攻撃さ
せ、それを口実に、日本とドイツに
対する戦争を始めたいと思い、日本
を挑発したと言うのが、今日、多く
の記録や証言から導かれる結論です。
これは、私がこれからお話しようと
している事の入り口に過ぎませんが、
先ず、この事から話を始めようと思
います。



現代史に詳しい方達は、そんな事は
知って居る、と言われるに違い有り
ません。しかしながら、上で述べた
通り、私は、知識の乏しい方に歴史
の真実を知ってもらいたいが故にこ
のメールマガジンを書いています。
ですから、先ずは、この様なの基本
的な事からお話しする事をお許し頂
きたいと思います。


            (続く)







2002年12月11日(火)











           西岡昌紀

http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=roosevelt

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