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============================== 7,874発行 【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語- 2002/06/20 第69号 =================================== 株式会社トランスワード http://www.transwd.com book@transwd.com =================================== 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。 =================================== ■もくじ■ 1. お知らせ 2. 最近の翻訳業界 3. 翻訳しよう 4. パソコンしよう 5. リンクしよう  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1. お知らせ ___________________________________ /// 大好評!プレゼント企画!締切迫る! /// トランスマガジンもおかげさまで3周年を迎えます。 そこでご好評いただいている翻訳教本・通信講座を格安でプレゼント! 6月末までのチャンスです。 ■翻訳教本3冊セット 定価¥9,000 ⇒ ¥3,000! 抽選で毎週3名様にご提供 注文フォームの最終欄に「記念企画応募」とご記入の上お申込ください。 ■通信講座「技術を学ぶ翻訳者養成講座」 定価¥120,000 ⇒ ¥60,000! 抽選で毎週1名様にご提供 スクール申込「技術を学ぶ翻訳者養成講座」にチェックを入れ最終欄に「記念 企画応募」とご記入の上お申込ください。 当選は商品の発送をもってかえさせていただきます。 ご応募はこちらから 翻訳教本 http://www.transwd.com/school/k_book.htm 通信講座「技術を学ぶ翻訳者養成講座」 http://www.transwd.com/school/k_yosei.htm  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2. 最近の翻訳業界(仲谷) ___________________________________ 学習の高原 英検1級にあと1歩なのになかなか合格しない。 TOEIC800点まではどうにかきたがそれ以上伸びない。どうしたらいいのでしょ うか?勉強の方法を変えたほうがいいでしょうか?といった質問をよく聞きま す。 このような状態を学習の高原と呼びます。努力は続けているのだが進歩が見ら れない状態です。多くの人はここであきらめてしまいます。 学習の高原とは新しく学ぶ情報量が忘れていく情報量とバランスがとれている 状態です。勉強をやめてしまえば忘れる量の方が多くなるので後退してしまい ます。苦しい状況です。 学習の高原を突破するにはこれまで以上の勉強をする必要があります。英語の 場合英検1級またはTOEIC950点くらいまではがむしゃらに勉強する必要があり ます。一旦このレベルに達すると英語が自然に使えるようになり、勉強を意識 しなくても毎日の生活に取り入れることができますので、よほど油断をしない 限り後退しません。 学習の高原にいる人はあと1歩で頂上につきますのであきらめずに頑張りましょ う。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 3. 翻訳しよう(荒井) ___________________________________ <連体修飾語について> We will cease business relationship with the firms that have already passed five years or more since the establishment and that have currently been carrying on a business within our objects. 私がいま翻訳しているものの一部です。これに類した構造の英文が、いくらで も出てきます。 つまり英語として全く普通のパターンです。 これを 「当社は、設立後5年以上の年月が経過した、当社の<事業>目的の範囲内にあ る事業を行っている企業との事業関係を停止する」 とするのは拙劣です。 本日のポイントは、「連体修飾語」がダブルで掛かっていること。 文法用語で恐縮ですが、修飾には大きく分けて「連体修飾(形容詞的な修飾) 」と「連用修飾(副詞的な修飾)」があります。日本語を処理する場合に、連 用修飾の方がずっと楽だという感想を、私は強くもっています。 例えば、仮にですが、 『監査役は、1)定例会議の終了後、2)2時間以内の間、3)本社事業所で、4)財務 状況を確認するため、5)然るべき係員の立会いの下、6)会社経理規則に則り、 7)無報酬で、会計帳簿を点検することができる』 と、修飾を連続させてみます。どうでしょうか。7つもくっつけて大仰なのです が、どれも連用修飾(もどき)であるため、日本語としての流れは自然という 気がします。 これに対して、連体修飾語を連結するのは、いかにも西洋語っぽくて難しいの です。 「当社は、設立後5年以上の年月が経過した、当社の目的の範囲内にある事業を 行っている企業との事業関係を停止する」 では、「経過した」で一旦息をつき、そこから「企業」に跳べという点が無理 です。「経過した当社」と取られたり、あるいは「当社は、経過した」が一区 切りのようにも見えます。 解決方法としては、関係代名詞の役割りをうまく表すような日本語にすればよ いわけです。 「当社は、設立後5年以上の年月が経過した企業のうち<の中でも>、当社の目 的の範囲内にある事業を行っているものとの事業関係を停止する」。 また、法律や契約のような堅い文書では、片方の修飾をカッコ書きにすること がよくあります。原文にカッコがないと、訳文でもカッコなしに済ませようと 努力する翻訳者がいますが、そうした努力は無用です。 特に、新しい法律にはカッコ書きの表現がよく使われています。六法をご覧に なってください。 「当社は、設立後5年以上の年月が経過した企業(当社の目的の範囲内にある事 業を行っているものに限る)との事業関係を停止する」 最初にもどって、 「設立後5年以上の年月が経過し、当社の目的の範囲内にある事業を行っている 企業との事業関係を、当社は停止する」 と変形すれば、意味の誤解は防げます。 でも「…を、…は」と語順がやや倒錯している感じです。これを変形します。 言い換えると、英語の関係代名詞(つまり連体修飾)を連用修飾のように変形 してしまうのです。 「設立後5年以上の年月が経過した企業が、当社の目的の範囲内にある事業を行 っている場合には、当社はその企業との事業関係を停止する」。 少し、動きのある日本語になります。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 4. パソコンしよう(西田) ___________________________________ 当社では trans@transwd.com に届くすべてのメールを社員全員が受信できる ようにメールアカウントを設定しています。 これは社員全員が業務全体の流れを把握するのと同時に、メールの見落としを 防止するためでもあります。 このようにメールを複数のパソコンや場所で受信するにはメールアカウントの 設定変更をすればいいのです。 Outlook Expressの場合、メニューバーから[ツール]→[アカウント]→設定変 更したい「アカウント」を選択して、→[プロパティー]→[詳細設定]を選択し ます。ここの「サーバーにコピーを置く」にチェックを入れます。 一度受信したメールはメールサーバーから受信メールのデータが削除されてし まいます。「サーバーにコピーを置く」にしておけば、サーバー上には、まだ メールのデータが残っているので、全く同じメールを複数のパソコンで受信で きるわけです。 次に「サーバーから指定日以後に削除する」にチェックをいれて、指定日数を 入力します 。指定日数は5日前後がよいでしょう。長すぎるとデータがたまり サーバーの負担になります。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 5.リンクしよう ___________________________________ [がんす村] http://www.gansu.jp/ 「西の軽井沢」と呼ばれる広島県・吉和村の特産品を扱うホームページ。 この夏新登場!広島が発祥といわれる「激辛・広島つけ麺」は一度食べたらク セになるおいしさ!とがんす村・村長この夏のイチオシ商品。 他にも本物の紅葉を使って1枚1枚丁寧に揚げた「もみじのてんぷら」や吉和 名産のわさびの漬物類など、素朴な手作り特産品を紹介。 [Her Story] http://www.herstory.co.jp/ ひとりひとりは弱いけれど集まればパワーになる。 結婚していても、子供が いても、自分らしく仕事がしたいと思う仲間が集まり、今では60,000名に。広 島に本部をおきマーケティングに力を入れ、女性ならではの気配りを提供する 会社のホームページ。多種多様のメルマガも発行。 −■発行■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | |株式会社 トランスワード | 〒732-0823 広島市南区猿猴橋町1-8スミヒロビル5F | Tel:082-506-3233 Fax:082-506-3234 | URL: http://www.transwd.com | e-mail: book@transwd.com | −■配信解除■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | |配信解除等は、登録した配信サイトでお願いします。 | |代表的な配信サイト | まぐまぐ http://www.mag2.com/ | −■お問い合わせ・投稿先■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | | book@transwd.com | −■免責事項■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | |掲載情報により生じたいかなる事象も当方では責任を負いかねますので、ご |了承ください。配信解除は読者様において手続きください。当方では解除手 |続きの代行は請け負っておりません。どうしてもわからない時は、メールで |ご相談ください。 | |