メルマガ:月刊小説メールマガジン『君が好き!』
タイトル:月刊小説「君が好き!」メールマガジン  2001/7/1 増刊号  2001/07/01


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月刊小説メールマガジン         2001年7月1日 発行
『君が好き!』   増刊号vol.16
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 こんにちわ♪ 篠原です。
 いよいよ夏到来!ですね〜。ビールの美味しい季節になりました。篠原は自
他ともに認めるウワバミです(爆) 冷酒もいいですよねぇ〜。一度でいいか
ら、記憶が無くなるまでとことん飲んでみたいっす……。←かなり切実。

HP更新情報 http://kimigasuki.hoops.ne.jp/index.htm
★随時、HPは更新しております♪
★夏コミ 8月12日(日)東5 フ 03a 『君が好き!』
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増刊号 今月のラインナップ  
●愛の寸劇劇場 『ちょっと不思議な夫婦の話 〜情報は正確に編〜』
●『聖獣戦記』第7章 篠原美姫緒
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        『ちょっと不思議な夫婦の話 〜情報は正確に編〜』
                          by 瀬乃美智子

 某国情報部の腕利き情報部員にして十数名の部下をまとめる女課長の奥様、
さやか=ド=コンボイと、常識人のようでやっぱりちょっと変わってる(?)、
さやかに溺愛される夫、旦那様こと、武(たける)の熱々だけどちょっと不思
議な夫婦の話、はじまりはじまりです……。

「えっ? そんな事みんなに言っちゃったのか?」
「え? いけなかった??」
 自宅のリビングで夕食後の談話を楽しんでいた旦那様と奥様は、さやかのちょ
っとしたひと言でふと、会話が止まった。
 別になんのことはないのだ。先日旦那様がかくれんぼ(旦那様は単調な日常
生活に飽きてしまうと、かくれんぼと称して突然家出しちゃうのだ!詳しくは、
『かくれんぼ編』参照!)をした際に、旦那様は地下の洞窟に避難場所を持っ
ているらしいという世間話を部下たちにしたという話をしたのだ。
 さやかは何の気なしに言ったつもりだが、思いがけない旦那様のびっくり反
応に、今度はさやかのほうがびっくりしていた。
 旦那様は、ちょっと困ったなという具合に眉を寄せている。
 そんな旦那様の様子を見て、さやかもふと、閃(ひらめ)く。
(…そうよね。考えてみれば、旦那様が『あそこ』に逃げ込むのは、相手が手
ごわくてよっぽど追い詰められた時だけだもの。そんな大切な避難場所の事を、
味方とは言え、うっかりみんなに話しちゃった私が悪いんだわ…。)
 さやかは自分のミスに気付くと、素直に旦那様へと詫びようとした。
「旦那様、ごめんなさ……っ。」
「駄目じゃないか、さやか! 古い情報教えちゃあ!!」
「…え!?」
「確かに前は電気も何もなかったけど…。今は電気も使えるし、床もちゃんと
舗装したよ!」
「え、本当!? 知らなかった!」
「うん!」
 がんばったもん! とでもいうように、旦那様はえっへんと胸を張った。
「へえ〜! 電線引き込むの大変だったでしょう?」
「ああ、電線は引いてないよ? 線を引き込んじゃうと、どんなルートからあ
そこの存在がばれてしまうか分からないからね。自家発電だよ」
「力入ってるわね〜!」
 …いや、そこまでやらなくても……。所詮、臨時の避難所だろ??
「旦那様って、あそこに行く度に泥だらけで帰ってくるから、てっきり、暗い
洞穴を想像してたわ」
「ああ、あれね。いま、一部屋だけだと何かと不便なんで、増築してるんだよ。
行く度に少しずつ掘り 進めて、横穴製作中!」
「自力で掘ってるの!?」
「うん、俺掘るのは得意だから。…ほら、実家でずっと金(きん)掘るの手伝っ
てたからね」
「なるほどね〜!」
 旦那様の実家は金の採掘会社だ。その仕事を手伝っていた旦那様には、ちょっ
とした横穴を足すなど、お手の物なのだろう。
「爆弾で吹き飛ばしちゃえば一発で広げられるんだけどね〜! さすがに、爆
発音でばれちゃうだろうからさ、我慢してるんだ。まあ、急いでるわけじゃな
いし、少しずつ楽しみながら広げていくよ」
「そう、旦那様がそれでいいのなら、そうするといいわ」
 いや、だから臨時の……。
 じゃあ明日、早速部下の子たちにその話しておくわねとさやかが言うと、う
ん、頼んだよと、旦那様はにっこりとうなずいたのであった…。


「はぁ〜、そうだったんですか…。」
「ええ。情報部員たるもの、情報は正確にってことで、お詫びして訂正してく
るように旦那様に言われたの。納得? みんな」
「まぁ、納得というか…。相変わらずすごいですね、旦那様って」
 翌日、さやかから旦那様の究極の避難場所のお詫びと訂正を聞いたさやかの
部下たちは、ただただあきれかえ…っ、いや、感心していた。
「あれ? じゃあもしかして課長って、その避難場所には行った事がないんで
すか?」
「ええ、ないわよ?」
 へ〜、意外ですね〜〜! と部下の一人が言う。ラブラブの課長と旦那様の
こと、絶対一度くらいは旦那様にくっ付いて行った事があると思ったのに。
「あそこは旦那様が自分で探して、自分ひとりで作り上げた『秘密の隠れ家』
ですもの。いくら私が奥様だからって、勝手に行っていい場所じゃないわ。…
それに、旦那様にだって、たまには完全に一人になれる場所が必要だわ」
 ここらへんは課長の度量の深さだなと、部下たちは感心した。
しかし、そうなると気になるのは金銭面だ。
「まあ、穴を掘るのは自力だからいいとして、床を舗装したり、自家発電の装
置をつけたり…、結構費用も馬鹿にならないんじゃないんですか? デスクワー
ク職の情報部員の給料ではとても…。」
「ああ、それなら安心して!」
 部下の心配をよそに、奥様は明るい笑顔で答えた。
「隠れ家の改築費用なら、金(きん)を売ってまかなってるらしいから」
「ああ、あの金ですか」
 確か、旦那様はまだ実家の金採掘会社を手伝った頃、初めて自分の力で掘り
出した金を記念として、さやかと結婚したとき、実家から持ってきたのだった。
旦那様が売っているというのは、その記念の…。
「あらやだ! あれは旦那様の大事な宝物だから売らないわよ! 売ってるの
は別の金(きん)よ」
「別の…??」
 不思議そうにする部下を前に、奥様はにっこり微笑んで答えたのであった。
「隠れ家を増築しようと思って掘ってたら出てきちゃったらしいのよねぇ、金
が! …旦那様も、つくづく金に縁がある人よね〜!!」
「えええぇぇぇぇっ!!!」
 仰天の事実に、部下たちが思わず一斉に飛び上がる!
「金を掘り当てちゃったんですか!?」
「すごいじゃないですか!! 億万長者ですよ!!」
 突然のゴールドラッシュ(?)に沸き返る部下たち。しかし、そんな彼らに、
奥様は不思議そうに小首をかしげて尋ねた。
「別に、それで商売をしようなんで全然考えてないのよ? 折角旦那様が時間
をかけてコツコツ作り上げた隠れ家だもの。金が出たなんて言ったら、いろん
な人たちが殺到しちゃうじゃない。そんなことしたら、旦那様の大切な隠れ家
が台無しだわ」
「ええっ!? そんなもったいない!!」
「…それに……。私は行ったことないけど、旦那様が掘ってるところって自分
の土地じゃないだろうし。」
「あっ!」
「そうなると、所有権の問題とか、結構面倒臭いのよね〜〜!」
 言われてみればそうである。地下を掘っているとなると、多分人通りの多い
町の中などではなく、掘り出した土砂などを捨てやすい森林などが近くにある
広大な土地の中だろう。そうなると、土地の所有は国有地か、山持ちの大金持
ちの地主たちだろう。そこで金が出たとなれば、例え発見したのが旦那様だと
いっても、なかなか難しい問題になるに違いない。所有権問題どころか、下手
をすれば無断進入ということにされかねない。
「そうか〜! 難しい問題ですねぇ」
「こんにちは〜。」
「あっ、たけるさん!」
 奥様の説明にうんうんとうなづいていた部下たちの背後から、突然、聞きな
れた青年の声が響いてきた。振り返るとそこには、案の定、部室の入り口から
顔を出した旦那様がいた。
 どうぞ入って下さいと主任に導かれ、旦那様は嬉しそうに部室内へと入って
くる。多分、恒例の本部への養成所データーの報告に来たのだろう。膨大な量
のデーターをUPしている間に、ちょっと顔を出してみたらしい。
「聞きました! 金を掘り当てちゃったんですって〜??」
「うん。偶然ね」
「いいな〜! 結局金っていう奴は、お金持ちのところに転がり込むんすね」
 思わず古参の部下が愚痴る。
 さやかの実家は世界でも指折りの大財閥、旦那様の実家もその業界では屈指
の金採掘会社だ。部下たちが思わず愚痴りたくなるのも責められないだろう。
「見つからないように、気をつけてくださいね! …へたに地主にでも見つかっ
ちゃったら大変ですからね」
 さやかから話を聞いた部員たちは、早速旦那様をからかう。しかし、当の旦
那様は、平気そうな顔で答えた。
「それなら大丈夫だよ。地主さんは、僕よりもっとお金持ちだからね、金ごと
きじゃあ、うるさい事言わないよ」
「え? そうなの??」
 これはさやかも初耳だったらしく、興味津々といった様子で旦那様の言葉を
待つ。
「なんて言っても、山一つそっくり自分の家の庭に納まるほどの大邸宅に住む
お金持ちさんだからね。いい人だよ、地主さん!」
「自分ちの庭に山一つですか…。そりゃあ、すごいお金持ちですね」
 いや、昔の日本には山をいくつも持ってる地主さんなんて結構いたよ? …な
んてことはさておき、人様のうちの庭を掘って隠れ家作っちゃう旦那様もどう
かと…(笑)。っていうか、庭を掘っていることは地主さん公認らしい。
「土地が広いといっても、さすがはお金持ち!警備は厳重だしね、あそこなら
僕も心置きなく、隠れ家作りに専念できるよ」
 いや、そこまで警備が厳重なら、いっそのことそのお宅にお世話になった方
が簡単なんじゃあ? 旦那様?? …明らかに、隠れ家を作るために趣味で逃
げてるだろう、君!!
「そこの奥さんが作ってくれるスコーンがまた、美味しいんだ〜!行く度に、
差し入れが待ちどおしくて…。」
「っっ??」
 そこまでうんうんと微笑みながら旦那様の話を聞いていた奥様の動きがぴた
りと止まる。
 おおっ! 自分の奥様の前で他の奥さんをそこまで誉めまくるとは、旦那様
もなかなか大胆な!!
「…なんと言っても、世界でも指よりの大金持ちだからね。やっぱり器が違う
よ〜!」
「…旦那…さま…??」
 さやかは少し呆然とした表情で、旦那様の顔を見上げた。
 その額には、心なしか冷や汗が浮かんでいるようであった。
「旦那様、まさか…っ。」
 さやかの豹変ぶりに、他の部員たちも我に返る。やばい!ちょっとからかい
すぎたか!!
「…たっ、たけるさん、もうそのぐらいにしたとい方が…!!」
「旦那様、ちょっと待ってよ。まさかあなた…。」
「ん?」
 他の部員たちの慌てぶりも、さやかの狼狽振りももろともせず、旦那様はさ
やかの呼び掛けに、にっこりと笑みをたたえて見下ろした。
 さやかは思わずゴクリとつばを飲み込んで尋ねる。
「まさか、旦那様が掘ってる大金持ちの家の庭って……、うち(奥様の実家)
の庭じゃないわよねぇ??」
「ええっ!?」
 必死に旦那様を止めにかかっていた部下たちが、さやかの思わぬひと言に、
全員振り返る!
「あははははっ…!」
「武さん??」
 突然みんなの間をすり抜け部室の出口までたどり着いた旦那様は、最後にさ
やかに振り返ってしてやったりという感じで言い放った。
「お義母さんのレーズンスコーン最高―――っ!」
「やっぱりーーー!!」
 奥様の絶叫を聞いた旦那様は、あははははっ!!と笑いながら、満足そうに
廊下の向こうへと姿を消して行った。
 さやかは、そんな旦那様の姿に、追いかける気力も無く、ガクリとその場に
その場に座り込んだ。
「やられましたね、課長…。」
 主任の言葉に、さやかはさらにガクリと首を折る。
 普通、自分の奥さんに黙って、奥さんの実家の庭に隠れ家作ったりするか!?
 …っていうか、実家の皆さんも、なんで娘に内緒にしてるんだか!(笑)
「うぇ〜ん! 私でさえ、ほとんど旦那様を実家に連れてってないのに、いつ
の間にそんなに仲良くなってたのよ!! 旦那様の馬鹿―――!! 今夜は、
お仕置きなんだから〜!!!」
 さやかのむなしい抵抗が、その他呆然とした部員の立ち尽くす部室の中、む
なしく響き渡ったのだあった……。


 旦那様談。
「だって、さやかに初めて実家に連れてって貰った時、丁度いい感じの洞窟発
見しちゃったんだもん♪ いい感じの穴があったら掘りたくなるのは、金堀職
人の習性でしょ〜!」

                             《続く》

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      『聖獣戦記』            篠原美姫緒

 毅彦は、カレリニオとユイを交互に見比べた。
「まさか、おまえ、『鍵』ではあるまいな」
「あ、そういえば、ユイもそんなことを……」
「そうよ! 私は聖獣よ! あなたのその鳳凰と戦うわ!」
 カレリニオの言葉を遮るように、ユイは叫んだ。
 毅彦は、怪しい笑みを浮かべながら、ユイに言った。
「フッフッフッ。なるほど。この人間が魔法陣の鍵なのか。」
 鳳凰はコーンっと高い声で鳴くと、毅彦の肩へと舞い降りた。
『さっさと、この聖獣も喰っちまおうぜ』
 声が頭の中に響く。性能のよい、ヘッドホンで聞いたような感じだ。
「まぁ、まて。この聖獣は使えるかもしれぬ」
『ふん、どうだか』
 声の主は、毅彦の鳳凰であった。
『鍵にくっついている腰巾着か〜。ほんとうにこの男は、鍵なのか?』
 鳳凰の鋭い目線が、カレリニオに突き刺さった。
 ユイはうなだれるようにして、座り込んでしまった。
「もうだめだ、もはやここまで……!」
 頭を抱えすすり泣く。
「ユイ……?」
 その瞬間、ユイとカレリニオは鳳凰の炎に包まれ、消えていった。
   …毅彦と共に……
 空へと消えてゆく黄金の炎を、ハインは消え行く命の中で見ていた。
「くぅっ!!」
 血を吐きながら、凍りついた人間の死体へと、這いずっていく。
 ハインは庵を出たあと、すぐに、鳳凰と対峙した。鳳凰は空から、ハインの
心臓目掛けて、鋭いくちばしを突き刺した。ハインも負けずに角で鳳凰を突き
刺そうとした、が、地面は凍りである。勢いあまって、ハインは転倒した。横
たわったハインを容赦なく、くちばしが刺した。
『べぇっ!! なんだこの一角獣、病気持ちじゃねぇか!』
 鳳凰はハインの上を数回、旋回すると、そのまま立ち去ってしまった。
 はぁはぁはぁはぁ
 ハインの息は荒い。傷口からは血が流れ出ており、足の先やしっぽ、たてが
みは、すでに氷ついていた。
「うううっ!!」
 ハインは、ようやく一つの人間の死体へと、たどり着いた。
「………!!」
 ハインは死体を見て驚いた。オーカス将軍である。
「聖獣の匂いがすると思ってきてみれば……」
 ハインは角を使って、オーカスを覆っていた氷を砕いた。オーカスの顔は苦
痛な表情を浮かべていた。
「奴を止められるのは、今はあなたしかいないでしょう。敵(かたき)を救う
ことになるとは…」
 ハインは苦笑いをし、ぐったりとした。最後の力を振り絞るようにして、オー
カスの口にそっと自分の角を差し込む。
「ユイ様、不本意ですが、これも聖獣たちのため。カレリニオ、ユイ様をたの
みました。どうか、どうか……!」
 ハインの身体から光が溢れだし、オーカスを包み込んだ。それに反比例する
ようにして、ハインの体は角に溶け込んで消えていく。
 ハインは、自分の命と引き換えに、宿敵である、オーカスを蘇生させようと
しているのだ。
 蘇生術は禁忌とされ、自分の命と引き換えに、相手を生き返らせるという大
技であった。オーカスですら、使うことをためらい、その技の真実さえも、明
らかにされていなかった。
「私の力があれば、あなた(オーカス)はさらに、進化するでしょう。人間か
ら人間への命の橋渡しではなく、聖獣から人間へ命を送るのです。もしかした
ら、あなた自身が聖獣となってしまうかもしれま…せ…ん……。ゆ…い…さ…
ま………」
 ハインの姿が消え、オーカスを包んでいた光も消えた。
 苦痛に満ちていたオーカスの表情が和らいだ。凍り付いていた身体に血が巡
り出し、手や足がぴくぴく動き出す。
 しゅ〜しゅ〜
 身体からゆげを出しながら、オーカスは復活した。
 寝転がったまま、顔にかかっていた髪の毛をかきあげる。
「俺は……。生きているのか……? ん?」
 オーカスは頭にしこりを感じた。先のとがったこぶのようなものが頭にある。
 なんだ?
 彼は起き上がりあたりを見回した。
 吹雪はやんでいるが、毅彦と戦って敗れたはずの北の大地である。
 貫かれた胸は傷口がふさがり、しかし痕が残っている。
「生きている!?」
 オーカスは、自分の中に眠っている聖獣の存在にいまだ気づいていなかった。
                              

                              《続く》
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 あとがき
 ふも〜。瀬乃ちゃんの夫婦のおばかぶりに拍車がかかってますねぇ〜。
篠原は、このおとぼけぶりがたのしみで(笑)
 さ〜て、気合いれて夏コミがんばろう〜♪

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 月刊小説「君が好き!」メールマガジン  2001/7/1 増刊号
 発行責任者 :篠原美姫緒  kimigasuki@1-emishop.com
 Webページ:http://kimigasuki.hoops.ne.jp/
 発行システム:『まぐまぐ』『melma!』『Mailux.com』『E-Magazine』
 マガジンID:0000025584 m00012567 ms00000142  loveyou
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