メルマガ:月刊小説メールマガジン『君が好き!』
タイトル:月刊小説メールマガジン 『君が好き!』  2000/08/01


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月刊小説メールマガジン         2000年8月1日 発行
『君が好き!』   増刊号vol.6
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こんにちは。『君が好き!』web担当の篠原です。
 日本全国、酷暑に見舞われていますね。もう暑くて暑くて、へばってます。
さてさて、いよいよコミケが始まります! 陵さんが入稿を済ませて、今回も
新刊が出ることになってほっと一息。そして、瀬乃ちゃんもコピー誌を出す予
定なので、新刊2冊とはりきっています!
 是非遊びに来て下さい! 無料配布本もありますよ。

▼小説の感想などゲストブックに一言お願いします。
それでは、増刊号行ってみよう!
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増刊号 今月のラインナップ  
●愛の寸劇劇場『ちょっと不思議な夫婦の話〜金塊編〜』瀬乃美智子
●『太陽の季節』最終話 陵 しお
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   『ちょっと不思議な夫婦の話〜金塊編〜』
                        b y 瀬乃美智子

 某国情報部の腕利き情報部員にして十数名の部下をまとめる女課長の奥様、
さやか=ド=コンボイと、常識人のようでやっぱりちょっと変わってる(?)、
妻に溺愛される夫、武(たける)の熱々だけとちょっと不思議な夫婦の話、は
じまりはじまりです……。
◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆
「いよいよ、取引が始まりますね」
 相手がいるのは道を挟んで反対側の平屋の倉庫。部下とさやかは、向かいの
ビルの五階部分から双眼鏡で、斜め下の倉庫内の様子を観察していた。倉庫の
入り口は締め切られているが、ここからだと丁度、開け放たれた大きめな天窓
から倉庫の中央部が丸見えなのである。極秘の商談で相手も警戒しているだろ
うが、真夏のこの季節、天窓が開けられていなけれぱ冷房施設のないあの倉庫
は蒸し風呂だ。相手も天窓の存在までは気にしないだろう。
 さやかが部下たちに、最後の確認をする。
「いい? 相手が書類を渡してきても、こちらが本物だと確認するまで踏み込
 んでは駄目よ」
「はい。下で待機している突入班にも、充分言い聞かせてあります」
 今日、さやか率いる情報部13課はオトリ捜査を決行していた。
 実は先日、情報部のデータ管理室から、所属している情報部員の個人データ
が流出するという事件が起こった。流出の原因、及ぴ、犯人はいまだ特定され
ていない。そんな所に、今回どこでどう手に入れたのか、その個人データを売
りたいというバイヤーの情報が流れた。それをキャッチした情報部は、素性を
偽りバイヤーヘと連絡を取り、本日、偽せ取引が結ばれる運びとなったのだっ
た。
 今回の取引は、本来テロリストや危険集団を相手とする13課の仕事ではな
いのだが、そのデータの中に彼女の部下たちのデータが含まれていた事により、
今回の出動となったのである。
 相手はその手の極秘データの売買を専門とするバイヤー、こちらはそれを買
いたがっている某国の諜報機関という事になっている。オトリ役の部下たちは、
金塊入りの木箱と共に、既に倉庫内で待機している。
「しっかし、何で支払いが現金じゃなくて金塊なんですかねえ?」
「さあ…? 捕まえたら聞いてみなさい」
 『支払いは金塊で」、……それがバイヤーの指定だった。今思えば、どこの
国の諜報機関だと聞かれて、金の産出量が世界一の某国の名前を上げたのがい
けなかっただろうか? いや、だとしたら、あの国だったら支払いは金塊でし
てもらおうという、バイヤーの発想の方が安直すぎるというものだ。
 部下の一人が、取引場所に積まれている五個の木箱を双眼鏡で眺め、ため息
をつく。
「しっかし、よくたった一日であれだけの量の金塊を用意出来ましたねえ」
「ばかだな、あの木箱全部が本物の金塊なわけがないだろ。一番上の箱だけ本
 物で、他はダミーの石が詰まってるんだ」
 主任の言葉に、な〜んだと部下が笑った。しかし主任は、木箱一箱分でも借
りるの大変なんだぞと睨みつけた。しかも今回の取引は急だったので、いつも
借りている所からは借りれず、急きょ、課長がどこからか調達してきてくれた
のだった。そういえば忙しさにかまけて借り出し先を聞かなかったが、課長は
どこからあれだけの金塊を借りて来たのだろう…??
「あの…課長、あの金塊どこから借りて来たんです?」
 主任が隣に立っているさやかに尋ねる。さやかはにっこり笑って答えた。
「ああ、あれはね――…。」
 しかし、次の瞬間、その言葉はバイヤーの出現により遮られてしまう。
「バイヤーです、課長! …おいおい、複数で来るなんて、聞いてないぞ!!」
 確かにバイヤーは、四人の仲間らしい人間を従えていた。こちらのオトリ役
は二名、踏み込むための部員は八名、勝てぬ数ではないが…。
「お互いの品物の確認を始めました」
 双眼鏡で観察している部員が、状況を説明する。
 どうやら、金塊の方を先に確認する事となったらしい。
「やばい! やつら木箱全部開けようとしてます!!」
「なにっ!?」
 主任が焦りの声を上げる。本物は上の一箱だけで、あとの四箱はダミーなの
だ。それがばれれば、取引は失敗。オトリの部下たちも危ない!
 しかしオトリ役の部下たちも、中身を確認するのを嫌がれば反対に怪しまれ
てしまうと分かっているから、木箱を開けようとするバイヤーたちを止められ
ず、焦りの表情でその作業を見守っていた。
「全部開けられました!」
「万事休すかっ!?」
 しかし次の瞬間――…。バイヤーたちが箱から手にしたそれは、何故かこと
ごとく本物の金塊であった。バイヤーたちは満足げな笑みを浮かベ、持って来
たアタッシュケースから書類の東をオトリたちへと渡した。
 書類を確認した部下の手が、GOサインを出す。
「踏み込みなさいっ!!」
 さやかがその瞬間を見逃さず、倉庫の裏手に潜ませていた突入班へと無線で
指示を与える。突入、バイヤー逮捕、データ書類確保、作戦は見事に成功した
のだった…!
 作戦終了後。
 犯人の護送も終了し、さやかと主任たちは向かいのビルから倉庫へと移動し
ていた。
「全部本物の金塊だ…。」
 全ての木箱の中身を確認した主任は絶句していた。底まで全部本物だ。一体、
どれだけの金額になるんだ?
「あらあ…。」
 その隣で様子を何っていたさやかが、さすがにちょっとびっくりという表情
で口に手を当てている。
「本物は一箱だけでいいって言ったのに……。運ぶの大変だったでしょうねぇ」
 そういう問題じゃあない!
 主任が振り返ってさやかを問いただす。
「課長。一体これだけの金塊、どこから借りてきたんですか!?」
「ああ、それなら…。」
 さやかはにっこり微笑んで答えた。
「うちの旦那様よ」
『ええっ!?』
 その場にいた全員が驚きの声を上げた。
「何で武さんが??」
「あら、知らなかった? 彼の実家って、代々いくつもの金鉱脈の採掘権を持
 っていて、自分でも金の採掘会社を営んでいるその地方では『金塊王』って
 言われている大富豪なのよ? その金塊はね、彼が初めて自分で調査して捜
 し当てた新鉱脈から取れた金塊で、お父様から記念にって特別に貫った『思
 い出の品』なんですって!」
「ええっ?! 武さんってそんな大富豪のお坊ちゃまだったんですか!?」
「何でそんな人が、軍隊になんか入ってたんです」
 旦那様は情報部に入る前は軍にいたのだ。
「それがね、聞いてよっ!」
 さやかは思い出したかのようにクスクス笑いながら、部下たちに話した。
「ほら、旦那様ったら結構地味っていうか…、すっきりシンプルなものが好き
 でしょ?」
 しかし、彼の実家は『金塊王』と言われるだけあって金はふんだんにあり、
実家の屋敷中、金が使われた調度品で埋め尽くされていたのだった。金づくし
のまさにきらぴやかな世界――…。人がうらやむその豪勢な生活に、たった一
人なじめない人物がいた。…そう、そのきらびやかな世界で生まれ、育ったは
ずの愛息子、武である。どこをどう間違ったのか、彼はもっとシンプルで上品
な家具や調度を好んだのだ。
 子供の頃は我慢していた彼も、二十近くになり、父の仕事を手伝い自分の意
見も発言出来る立場になって、ある日、ついぽろりと言ってしまったのである。
『父さん、家具とか調度品の事なんだけど…。俺の部屋だけでも、もっと金の
 装飾品のない、木だけで作ったシンプルなものにしちゃだめかな?』
 そのひと言がいけなかった……。これまでその金(きん)を売った金でお前
は育ったんだろうが! それなのに、そのお前が金を毛嫌いするとは何事だ!
と、彼の父親は大激怒っ!!
「それで、怒ったお父様に軍隊に入れられちゃったのよね、彼」
「それでだったんですかっ!」
 確かに父親の気持ちも分かるが、『ケーキ屋の子供がかならずしも甘いもの
が好きとは限らない』という例え話もあるし…。人それぞれ好みっていうもの
があるんだから、自分の部屋ぐらい自由にさせてやれよ。
「旦那様じゃないけど、私もこの金塊にはちょっと困ってるのよねえ…。」
 さやかが本当に困っている感じで呟く。
 一体何が問題だというのだろうか? これだけの金塊があれば、本当に困っ
た事があったら売る事も出来るし、いい事づくめのはずだが…。
 さやかは、ふうっと軽くため息をついた。
「思い出の品だから手元に置きたいのは分かるけど、これだけの量の金塊とな
 ると家(うち)の床もいい加減抜けそう……。」
『銀行に預けろ――――っっ!!!』
 部員全員の全員の声が、空しく倉庫内へと響いた。
 どこぞの脱税した政治家じゃあるまいし、どこの世界に思い出の品だからっ
て数百キロの金塊を自宅に置いてる人間がいる! だから、金持ちの常識って
当てにならないんだ。―――武さんってやっぱり変わってる! この時ほど部
下たちがそれを思い知った事はなかったという……。
                           ≪続く≫

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        『太陽の季節』最終話       陵 しお


 一つは有栖の拳銃の音。もう一つのは近藤の拳銃の音だろう。
 西崎はただならぬ予感がして、吸い始めたばかりのタバコを地面に落として
踏みつけて消す。
 と、数台の覆面パトカーが到着した。
「と、特捜?!」
 スーツ姿でびしっと決めた、いかにも”キャリア”である、というような男
達が出てくる。
 その中に一際目立つ、赤いスーツに身を包んだいかにも”やり手”という女
性が西崎に声を掛けた。
「有明南署の西崎くんね。この度はご苦労さま。私は特捜のテロ対本部長横山
です。あれ、有栖は?」
「あ、さっき倉庫で銃声が…」
 特捜の捜査員たちに脇を抱えられながら、有栖は倉庫の中から出てきた。
「打たれたのか!」
 と、西崎は有栖に駆け寄った。左腕から出血し、白いワイシャツが赤く染まっ
ている。
「ああ、かすり傷だ。近藤は自殺しようとしやがった」
 有栖の後から、がっくりと肩を落としてうなだれている近藤が出てきた。
西崎と目があったが、近藤は何も言わずにパトカーに乗り込む。
 有栖が倉庫に入ったとき、近藤は持っていた拳銃をこめかみにあて、自殺し
ようとしていた。有栖は近藤の手を狙った。はずみで近藤は引き金を引いてし
まい、流れ弾が有栖の左腕に突き刺さった。
 それでも、有栖は逃げようとする近藤を追い、手錠をかけたのである。
 有栖は応急処置が済むと、
「さて、もう一仕事」と、笑って言う。
「有栖、病院に行けよ!」
「なにいってんだよ! 犯人はまだ有明南にいるぜ」
「お、おい!」
 西崎の制止も聞かずに、有栖は黒のローレルのエンジンをかけた。
「有栖!」
 テロ対本部長の横山が、有栖を呼び止める。
「これを着ていきなさい!」
 有栖のズボンに合う、ジャケットをほおりなげた。
「ありがとうございます」
 長袖のジャケットを着れば、ワイシャツについた血は見えなくなる。
「ここは特捜に任せて、犠牲者がでないうちに早く行きなさい。」
 有栖は一礼すると車に乗ろうとする、が運転席には西崎が座っていた。
「おまえは、助手席。事故られたらたまったもんじゃないからな」
 黒のローレルは、来た道路をまた戻っていった。

「課長と西崎君、それに近さんどこいったのかしら」
 署内を探したが、三人はどこにもいない。
 津山はコーヒーを入れる。
「あ、ありがとうございます」
 パソコンに熱中する、前田にそっと差し出した。
「ほんとに、もう課長ったらどこいったんでしょうね。ゴンさんと村山さん、
帰っちゃいましたし」
 橋本涼子も書類を整理しながら、有栖らの帰りを待っている。
 捜査一係の室内の窓はすべて開け放たれていた。
「暑い……クーラーいれちゃいましょうか」
「課長の指示を守らないと、怒られ……」
 前田は言葉を吐きながら、いすからずりおちるようにしてそのまま眠ってし
まった。
「敏ちゃん!」
「前田さん!」
 涼子と津山は駆け寄る。
「津山さん、やっぱりあなただったのね!」
「なんのこと?」
「とぼけないで。警察の内部情報を蜥蜴(とかげ)に流していたでしょう」
「なんであたしが」
「じゃあ、なんでコーヒーに睡眠薬なんて入れたのよ!」
 そのとき、有栖と西崎が戻って来た。
「つ、津山女史が犯人?」と西崎は困惑する。
「涼子、コーヒー鑑識へ。で、津山さん。なんで前田を眠らせたんですか?」
 津山はなんのことだかわからない、といった調子だ。
「ちょ、ちょっと待ってよ! なんかあんたたち勘違いしていない?」
「勘違いじゃありませんよ。近藤刑事がすべて白状しました」
 明らかに津山の顔色は変わった。
「俺は蜥蜴からとっても嫌われてましたからね。ここの課長になって困ったで
しょう。もしかして、時間がないのでパソコンを使って、太平洋の密航船と連
絡取るつもりだったんじゃないですか? 失敗したって。今頃自衛隊と海上保
安庁が拿捕しにいってますよ」
 津山は大声で笑い出した。
「あーおかしい。私があなたを騙すつもりで、私が騙されたってわけね」
 そして津山は開き直った。
「そうよ。蜥蜴は高麗国から核爆弾を手に入れた。だけど、年々、特捜のテロ
対は厳しくなって、どうやって日本に運びこもうか困ってたのよ。」
 とにかく、テロ対の目を別の所に向ける必要があった。それには大きいテロ
事件のようなものを起こさなければならない。すべての世間と警察の目がそち
らに向いたときに、密かに運び込む予定であった。
 計画は一年がかりで練られていた。
 しかし――…。
「予定外の人事よ。あなたが有明南に来るなんて思ってもみなかった」
 警視庁も手を拱いたわけじゃない。なかなかつかめない証拠にいらだってい
たテロ対の女本部長は、実行直前に有栖を送り込んだのである。
「でも、証拠、ないんじゃない? それに礼状もないし捕まえられないわよ」
「証拠ならあるわ!」
 そう叫んだのは涼子である。
「私もここに来る前に、特捜にいたのよ。まあもっともお茶くみ専門だったけ
ど」
 刑事試験に合格したばかりの涼子を先発として、有明南に送り込んでいた。
津山と近藤の行動に目を光らせていたのである。
「携帯から掲示板に書き込み、したんですね」
 あの捜査会議の最中、後の席をいいことに、携帯でインターネットをしてい
たのである。
「文字打ち込むのって、結構時間かかるんですよね。それに文字コードも使え
ないし。」
 と、有栖はパソコンを軽く叩いた。
「敏くんやってくれました。彼、ハッカーの才能あるんじゃないか」
 捜査会議の前に、資料を渡して調べてもらったというのだ。
「すべては、このディスクに入っているさ」
 と、パソコンからフロッピーディスクを取り出してみせた。
 かくして、事件は解決したのである。

 その後、空調操作室のエアコンの冷却水から微量の青酸カリが検出された。
近藤が「自分がやった」と自白している。冷却水に青酸カリを入れる際に、シ
ョートして、電源が落ちたのだ。
 有栖の傷は大したことはなく、全治二週間と診断された。その間は有給休暇
を取ることにした。
「あ、そうだジャケット、クリーニングに出しといてくれた? 天保」
 一緒に住んでいる妹に、身の回りの世話をしてもらっている。
「ねえ、有栖。ジャケットのポケットにこんな手紙入っていたんだけど」
 と、差し出したのは、口紅でついたキスマーク付きのメッセージカード。
『この間、うちに忘れていったわよ。たのしかったわ』
 有栖の顔色は変わった。
 後から天保が睨んでいる。
「ちちち、違う! これ、このジャケット、夢路のうちに忘れっていったんだ
よ! ほんとだって!」
 じゃあ、なんで本部長はジャケットを持っていたんだ?
 大方、水晶の入れ知恵か?
「ん、もう! あんまり危ないことしないでよね!」
「うぎゃあ!!!」
 仕返しとばかり、天保に傷口を叩かれて、飛び上がる有栖であった。

                              おわり

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 モザイク的あとがき
 みなさん、ご無沙汰しております。そして、今回から購読されました皆々様!
モザイクリーダーの恭彬(やすたか)といいます。よろしくお願いいたします。
この『君が好き!』メールマガジンは、本号毎月15日、増刊号毎月1日でお
届けしています、小説マガジンです。
 バックナンバーは、HPにて公開しております! そちらをご覧下さい!
また、感想・要望・お友達を大募集しています。気軽に掲示板やメールを下さ
い。
(な、なんか恭彬、まじめでないかい!?:悠輔談)
(一回飛ばされているから、ちょっと必死なのよ:沙明談)
 あ、それから、15日の本号はサーバーが盆休みのため、発送が17日と遅
くなりまーす。
(コミケ当日だし:マイン談)
 そして、コミケレポートをお届けします! 楽しみにしてください!
それでは、次回本号にて、必ずお会いしましょう!
(やっぱり、かなり焦ってるね:ナナカ談)
(絶対載せてもらえることを祈ってますよ。:メラル談)

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 月刊小説「君が好き!」メールマガジン  2000/8/1 増刊号
 発行責任者 :篠原美姫緒  kimigasuki@1-emishop.com
 Webページ:http://kimigasuki.hoops.ne.jp/
 発行システム:『まぐまぐ』『melma!』『Mailux.com』『E-Magazine』
 マガジンID:0000025584 m00012567 ms00000142  loveyou
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