メルマガ:MCP MAGAZINE!!
タイトル:【MCP MAGAZINE!!】vol.3 2000/7/5  2000/07/05



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■ ■■ ■■        ■■■  *** MCP MAGAZINE!***
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■   ■ ■■■ ■    ******** vol.3 2000/7/5 ********


 ゆみたです。
 ちょっとお知らせです。
 実は社内事情でこのマガジンを私が続けることができなくなりました。
 本当に申し訳ありません。
 初期で変わることは想像してなくて、読者の皆様には
 本当にご迷惑をおかけします。
 担当は「ぱてぃ」に替わります。
 内容も、今まではレクチャーするという形だったんですが
 ぱてぃが、これからMCPを取っていくという方向で行きます。
 来週までは私が担当しますので「OSI参照モデル」まで
 きっちりやりましょう。 
 

■ CONTENTS ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
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   ◆ 連載「簡単!即効TCP/IP!」
         1.1.(続き)
           1-1-1.ピアツーピア通信アーキテクチャ
           1.1.2.クライアント/サーバ通信アーキテクチャ
         1.2.  OSI参照モデル
   ◆ Q&A
   ◆ MCP用語集
   ◆ お知らせ
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【簡単!即効TCP/IP!】vol.2
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今号は先週のアーキテクチャの続きです。

1-1-1.ピアツーピア通信アーキテクチャ
・ピアとは?
 相手と互いに対等の立場であること。
・ピアツーピア通信アーキテクチャの基本概念
 ネットワーク上の全てのマシンが対等にリソースを持つこと。

ピアツーピア通信とは、相互でやり取りするPCが
同レベルのハードウェア及びソフトウェアを機能を持ち、
ネットワーク上の他のコンピュータや装置の機能を使わずに
全てのマシンが他のマシンとやり取りできる環境にあることを示します。

<長所>
・どのピアも許容できる範囲(リソースの許す限り)で互いに
 リソースを共有できること
・図1での例でいうと、ピア1でリソース、例えばプリンタが
 欠けていたにしても、ピア4のプリンタが使用できる、と言った具合。
<短所>
・どのピアも互いのリソースをある程度支配すること。
・プライバシーと生産性が低下する。
 要するにピア1がピア4に繋がっているプリンタを
 長時間使用したとします。
 そうすると、ピア4のリソースを支配しつづける。
 ピア4の作業に支障が出る。
 要はプリンタはピア4に繋がっているので他からプリンタ命令を
 出したとしても、ピア4のホストがいったんその命令を受けて
 改めてプリントすることになるのである。
・上記のように他からの命令でピア4のプロセッサを使用し
 作業している間、ピア4の処理能力は低下します。
<総括>
・ユーザーが数人しかいない小さいネットワークならOK。

【図1】
  ┏━━┓  ┏━━┓  ┏━━┓  ┏━━━━┓ ┏━━┓
  ┃ピア┃  ┃ピア┃  ┃ピア┃  ┃プリンタ┃─┃ピア┃
  ┃ 1 ┃  ┃ 2 ┃  ┃ 3 ┃  ┃    ┃ ┃ 4 ┃
  ┗━━┛  ┗━━┛  ┗━━┛  ┗━━━━┛ ┗━━┛
    │      │      │            │
├──┴─────┴─────┴────────────┴──┤
    │←アプリ→│←データ→│     │←プリンタ→│
   │ の共有 │ ファイル │     │  の共有 │
           の共有
【解説】
ピアツーピアのネットワークでは各ホスト(PC)間でリソースを共有する。
共有化の可能なリソースを持つホストが各自の資源を使ってリソースを共有する。
全体を管理する機能はない。
各ホストがネットワークで結ばれている利点だけを利用していることとなる。


1.1.2.クライアント/サーバ通信アーキテクチャ
ピアツーピアと違い、こちらはネットワークリソースを
集中管理するのが特徴です。

1台または数台のサーバがリソースを調達することで、
その他のコンピュータにサービスを提供するように設計されている。

リソースには下記にあげるものがある。
(いずれも接続されていることが条件)
・プリンタ
・ネットワークプリンタ
・ハードディスク
・アプリケーションプログラム
・データベース
・インターネット経由の電子メール等
 リモートサービスも含む。

<主な長所>
リソース調達のかなりの部分をサーバが負担してくれること。
クライアントはそれぞれのユーザーをサポートするだけである。

個々のコンピュータリソースを開放するだけでなく、
プログラムも個々のコンピュータにインストールする代わりに
サーバにインストールして更新するため、
ソフトウェアのインストールについても便宜を図ることになる。

一番の特徴は、ネットワーク制御の中心として
効率よくプライバシーを守りセキュリティを維持することが出来る。

【図2】
          ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ┏━━━━┓  ┃  ┏━━━┓   ┏━━━┓   ┏━━━┓  ┃
  ┃    ┃  ┃  ┃クライ┃   ┃クライ┃   ┃クライ┃  ┃
  ┃サーバー┃  ┃  ┃アント┃   ┃アント┃   ┃アント┃  ┃
  ┃    ┃  ┃  ┃   ┃   ┃   ┃   ┃   ┃  ┃
  ┗━━━━┛  ┃  ┗━━━┛   ┗━━━┛   ┗━━━┛  ┃
     │      ┃     │         │       │    ┃
├───┴────╂────┴───────┴───────┴───┤┃
 サービスの提供 ←───────────────── サービスの利用 ┃
 ┏━━━━━┓ ┃                         ┃
 ┃・ファイル┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┃・プリント┃
 ┃・メール ┃
 ┃・その他 ┃
 ┗━━━━━┛
【解説】
クライアント/サーバアーキテクチャの基本的な考え方は、
サーバがサービスを提供して、クライアントがサービスを利用する。


まだちょっとあるんですが、その後は臨時号で説明します。


【次回予定】
今回の続きとOSI参照モデルの一端を臨時号でやります。
すいません。
今回は全部やれなかったんで、来週前に1度配信します。
(多分7/7(金)か7/10(月)あたりになります)
よろしくお願いします。


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Q&A
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読者からの質問です。
ありがとうございます(^^)

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NT4.0のテストは,今年中で終わってしまうと思いますが,
その後NT4.0のMCP保持者は,どうなってしまうのでしょうか?
NT4.0のMCPは,無効になってしまうのでしょうか?
もしも,無効になってしまうのならば,
取得しても意味がないのでないでしょうか?
もしも,私がMCSEを取得したいのならば,
Win2000の勉強をしたほうが良いでしょうか?
実際,NT4.0なら結構わかっているつもりなので,
できれば4.0で受験したいのですが。
どうしたらよいでしょうか?
アドバイスお願いします。
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上記に関する疑問はみなさんあると思います。
これについての知識として2点。
1.現在4.0でのネットワークが主流で
 2000でネットワークを組んでる企業が少ないこと。
2.4.0と2000の概念的な大きな違い。

これを踏まえた上で、質問にお答えしたいと思います。
ただし、あくまで私の個人的な意見ですので
参考にする程度でお願いしますね。

4.0の保持者はそのまま生きます。
無効になることはありません。
4.0でのネットワーク技術を持ち、尚且つ2000を保持している
というのが理想です。
それと「取得しても意味がない」というのは違います。
取得するまでの過程として、努力を認められますし
4.0と2000を保持しているというのはどんなパターンの
サポートにも対応できるという強みがあります。
また「4.0でのこの処理方法が、2000ではこうやる」といった
双方対応したヘルプが出来るというのも強いですね。
現在のシステム管理者はほとんど4.0ですから
それをわかった上でサポートできるのは大きいです。

という風に感じますがいかがでしょう?
また質問お待ちしております。

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MCP用語集
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本来は「1日1用語」としてマガジン発足だったのですが
ぱてぃが「まだ無理〜!」との事だったので
ここでやっていくことになりました。
ぱてぃ担当になった際、ここでやっていきます。


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お知らせ
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なし。




以上で今号は終了です。
質問等ありましたらどしどしメールをいただければ幸いです。  


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